まぶたのたるみはボトックス注射で改善できる可能性があります
ボトックス注射は、まぶたのたるみ改善のために使用されることもあります。
一般に、ボトックス注射というと表情しわの改善を連想される方が多いのではないでしょうか。
しかし、ボトックス注射はまぶたのたるみ改善にも効果が期待できるため、一考する価値があると言えるでしょう。
ただ、まぶたのたるみにボトックス注射が向いている場合とそうでない場合があるため、治療を検討する際は、まずカウンセリングを受けてみることをおすすめします。
目次
筋肉の動きに起因するまぶたのたるみに効果が期待できます
まぶたがたるむ原因はいくつか考えられます。
その中でも、筋肉の動きの影響でまぶたがたるんでいる場合、ボトックス注射による改善効果が期待できます。
ボトックス注射についてすでにご存じの方は多いと思いますが、改めて説明しましょう。
ボトックスとは、ボツリヌス菌から抽出されるタンパク質の一種です。
神経伝達物質であるアセチルコリンの分泌阻害を起こすため、筋肉に注射すると一時的に麻痺を生じさせます。
つまり、「筋肉を動かすように」という命令が、神経を通って伝わりにくくなるため、筋肉がリラックスした状態になるのです。
まぶたがたるむ原因が筋肉の動きに関係している場合、その筋肉にボトックス注射を施してリラックスさせれば、たるみ改善を図ることができます。
まぶたをたるませてしまう筋肉には、目を閉じさせる働きのある眼輪筋が挙げられます。
この筋肉にボトックス注射を施すと、目の周りの筋肉の緊張がほぐれ、まぶたのたるみが改善される可能性があります。
尚、まぶたのたるみの原因を自分で突き止めるのは難しいことです。
ボトックス注射が効く可能性があるのかどうかについて判断するためにも、まずはカウンセリングに足を運んでみることが大切でしょう。
皮下の浅い部分に注入するとリフトアップ効果が期待できます
ボトックス注射は、筋肉ではなく皮膚の浅いとろに少しずつ注入することにより、皮膚を引き締めたりたるみを解消したりする効果が期待できます。
そのため、たるんだまぶたの皮下に注入することにより、まぶたのたるみを解消できる可能性があります。
ボトックス注射によるまぶたのたるみ改善の利点は、切開による体への負担がないことです。
まぶたにメスを入れないので、腫れにくく、ダウンタイムもほとんど必要ありません。
施術直後から効果が実感できるのもメリットです。
さらに、小じわ改善効果や皮膚の表面が滑らかになる効果も期待できるという特徴があります。
デメリットを挙げるとすれば、効果持続期間が短めなことでしょう。
ケースによって異なりますが、一般的に、ボックス注射によるたるみ改善効果が続くのは半年~1年といわれています。
長期の効果を期待する場合、定期的に施術を受ける必要があるでしょう。
目元整形が向いていると判断される場合もあります
まぶたのたるみの種類や状態によっては、ボトックス注射では効果が実感できないことがあります。
たとえば、まぶたのたるみがかなり進行してしまっている場合、ボトックス注射の引き締め効果だけではたるみ改善ができないことがあるでしょう。
このような場合には、ボトックス注射だけでなく、たるみ取りの施術といった目元整形が必要になる可能性が高いです。
そのため、たるみの原因を見極めること、ボトックス注射が功を奏するのか的確に判断することが必要になってきます。
こうした判断を自分で行うのは困難なので、一度カウンセリングを受け、専門家に相談してみるのがいいでしょう。
また、目元整形を利用する事によって、まぶたのたるみを解消するだけでなく、これまでコンプレックスであったまぶたの形を改善することも場合によっては可能です。
目や顔の表情のことで何か気になっていることがあるなら、一度カウンセリング時に相談してみましょう。
(まとめ)まぶたのたるみにボトックスが効くの?
ボトックス注射というと、表情筋の影響によるしわの改善を真っ先に連想される方が多いでしょう。
しかし、ボトックス注射は、その症状のケースによって、まぶたのたるみに効果を発揮することもあるのです。
まぶたを閉じるときに働く眼輪筋が緊張していると、まぶたがたるみやすくなります。
これによるまぶたのたるみは、ボトックス注射で改善する可能性があります。
ボトックスは一時的に筋肉をリラックスさせる作用があり、眼輪筋の緊張をほぐすよう働きかけます。
筋肉ではなく、皮膚の浅いところにボトックス注射を行うと、お肌の引き締め効果やたるみ解消効果を期待できます。
ボトックス注射の効果持続期間は半年~1年といわれているため、効果を長続きさせるためには定期的に再注入を行う必要があります。
たるみが大きい場合、ボトックス注射によるたるみ改善効果を実感できないことがあります。
そのような場合、同時にたるみを除去する施術が必要になるかもしれません。
このような判断を自分で行うのは難しいため、カウンセリングを受けてみるとよいでしょう。