エラ張りの原因は?骨格や脂肪など原因別に施術を解説
2025.07.07

    エラ張りの原因は?骨格や脂肪など原因別に施術を解説

    横顔や写真で気になるエラの張り。エラを指す「咬筋(こうきん)」は、加齢とともに少しずつ発達・肥大していくといわれています。この記事では、エラ張りの原因を見分けるセルフチェック方法から予防方法、原因に応じて有効な施術まで幅広く解説します。

    シャープな輪郭を手に入れたい方は要チェックです。

    エラ張りとは?特徴や与える印象

    エラとは、左右の頬からあごにかけて膨らんでいる「咬筋(こうきん)」と呼ばれる筋肉で、耳の下からあごにかけてのフェイスラインの一部を形成しています。
    加齢とともに、咬筋が収縮した状態で固定されることによってエラが張ったように見えやすく、ゴツゴツとした印象になりがちです。さらに、年齢とともに頬のボリュームが減ってこけてくると、相対的にエラがより目立ちやすくなります。

    若々しい卵型のフェイスラインから四角く変化することで、老けた印象を与えたり、顔が大きく見えたりします。

    エラ張りの原因

    エラが張る原因は、主に後天的な要因と先天的な要因があります。

    後天的な筋肉の発達によるエラ張り

    歯ぎしりや食いしばりの日常の癖によって、咬筋が過剰に発達することがあります。一度発達すると筋肉の緊張が解けにくく、エラ張りによる輪郭の変化が目立ちます。

    先天的な骨格によるエラ張り

    先天的な骨格で、もともとエラが張っている方もなかにはいます。この場合は咬筋ではなく、下顎角という骨が外側に張り出しているためです。

    先天的な骨格によるエラ張りを解消するには、外科的な手術が必要になります。

    脂肪でエラが張って見えるケース

    厳密にいうとエラ張りではありませんが、輪郭まわりの脂肪によってエラが張って見える場合もあります。特に、輪郭まわりは脂肪がつきやすい箇所であり、エラ張りと勘違いする方もいるようです。

    エラ張りの見分け方・セルフチェック方法

    エラ張りの原因が「筋肉」「骨格」「脂肪」のどれにあたるのか、見た目だけでは判断できません。そんなときは、以下のセルフチェック方法を試してみましょう。

    • 「イ」の形で口を開けます。
    • そのまま奥歯でグッと噛み締めます。
    • エラ部分に膨らみを感じる場合は「筋肉」、変化がない場合は「骨格」の可能性が考えられます。

    噛みしめた際、鏡で見てわかるほどエラが膨らむなら、咬筋の発達によるエラ張りが疑われます。一方、特に変化が見られない場合は、骨格によるものかもしれません。

    また、リラックスした状態でエラ部分の皮膚をつまみ、4mm以上の厚みがあれば、脂肪が原因でエラが張って見えているケースも考えられます。

    ただし、これらはあくまで目安です。正確な診断を希望する場合は、美容クリニックで診てもらうことをおすすめします。

    エラ張りの対策や悪化を防ぐ方法

    筋肉によるエラ張りの場合は、筋肉の緊張をほぐしたり、原因となる日常生活の癖を見直したりすることで、一定の改善が見込めます。
    また、脂肪が原因でエラが張って見えるケースでは、シンプルですが運動や食生活の改善によって顔まわりの脂肪を減らすことが有効です。

    なお、前述のとおり、骨格によるエラ張りは外科的な手術を要するため、医療機関に相談することをおすすめします。

    ここでは、筋肉によるエラ張りに効果的な対策や予防法をご紹介します。

    フェイシャルマッサージでほぐす

    筋肉の発達や咬筋の肥大化は、マッサージをおこなうと緊張がほぐれ、エラ張りを抑えられる場合があります。

    咬筋周辺を、円を描くように優しくマッサージするとよいでしょう。咬筋は、エラ部分に縦に伸びる筋肉のため、上から下に移動させてマッサージすると効果的とされています。マッサージでむくみも取れるため、小顔効果も期待できます。マッサージの際は、オイルやクリームを使うと、肌への負担が軽減されるのでおすすめです。

    ただし、効果は一時的な場合もあることを理解しておきましょう。

    マウスピースで歯ぎしりを治す

    歯ぎしりの習慣が積み重なると、咬筋が過度に発達し、肥大しやすくなります。歯ぎしりは主に就寝中に起こるため、眠っている間にマウスピースを装着することで、筋肉への負担を軽減し、症状を緩和できます。

    また、食いしばりの癖も同様にエラ張りの一因となることがあります。噛み合わせの悪さにより物理的に食いしばりが起きている場合は、歯科矯正を検討するのも1つの方法です。

    エラ張りの原因別のおすすめ美容医療

    地道なマッサージやマウスピースは、変化を実感するまで時間がかかります。さらに、期待どおりの効果が得られないケースもあります。

    即効性と効果を求める場合は、美容医療が有効です。原因別におすすめの施術を症例とともにご紹介します。

    咬筋の発達によるエラ張りに:エラボトックス注射

    エラボトックス注射は、咬筋に直接ボトックスを注入することで、筋肉の動きを和らげ、エラを目立たなくさせる施術です。

    注入後3〜7日程度で、筋肉の動きに違和感を覚え始め、1ヵ月経過すると、筋肉の縮小作用の効果を実感できます。効果は個人差がありますが、3〜4ヵ月程度持続します。

    エラボトックスの症例写真
    施術名:エラボトックス
    施術の説明:エラの筋肉に注射し、筋肉の動きを多少麻痺させることにより筋肉を細くする治療です。
    施術の副作用(リスク):疼痛・腫れ・内出血・アレルギー・表情に違和感を生じる可能性があります。
    施術の価格:8,800円~18,000円

    フェイスラインの脂肪に:新・脂肪溶解リニアHIFU

    輪郭まわりの脂肪によってエラ張りに見える場合は、美容医療で脂肪を取り除くのも1つの方法です。メスを使う施術は心配という方には「新・脂肪溶解リニアHIFU」がおすすめです。

    「新・脂肪溶解リニアHIFU」は、フェイスラインの脂肪に特化した痩身施術です。58度前後の熱エネルギーを線状に照射することで、熱を広範囲に伝え、脂肪細胞を溶解します。注射・メス・麻酔が不要で痛みが少なく、手軽に受けやすいといえます。

    「新・脂肪溶解リニアHIFU」1回180ショットで、25,000円(税込)です。2週間に1回の頻度で、3回受けることが推奨されています。

    注入後3〜7日程度で、筋肉の動きに違和感を覚え始め、1ヵ月経過すると、筋肉の縮小作用の効果を実感できます。効果は個人差がありますが、3〜4ヵ月程度持続します。

    脂肪溶解HIFUの症例写真
    施術名:新・脂肪溶解リニアハイフ
    施術の説明:焦点式超音波エネルギーを応用することで、これまでのアプローチでは難しかった脂肪溶解を可能にし、メスを使わず、薬剤も打たずできる脂肪溶解施術。
    施術の副作用(リスク):発赤・硬結・知覚鈍麻・熱傷を生じる可能性があります。
    施術の価格:25,000円~69,300円

    エラ張りの原因に応じた施術の選択が重要

    咬筋の発達によるエラ張りは、マッサージや生活習慣の見直しである程度の予防は可能ですが、目に見える変化や即効性はあまり期待できません。また、エラ張りの原因は、筋肉・骨格・脂肪など複数の要素が絡んでいることも多く、自己判断が難しい場合があります。

    原因に合った適切なケアや施術を受けるためにも、まずはカウンセリングで医師に相談するのがおすすめです。湘南美容クリニックでは、医師がエラや輪郭の状態を丁寧に診断し、最適な施術を提案いたします。若々しい自然な卵型のフェイスラインを目指したい方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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