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口元のしわをなくす方法|原因・種類別のしわ取り治療4選
「老け見え」に直結しやすいのが、口元に現れるしわ。笑顔や会話の際に目立ちやすく、年齢を重ねるごとに深くなっていくため、多くの方が気にしているポイントです。
本記事では、口元のしわの原因や種類、セルフケア方法やしわを根本から予防・改善する美容医療まで詳しく解説します。
口元のしわの種類と原因
口元のしわには、部位や原因に応じて種類があります。代表的なのが縦じわ・梅干しじわ・ほうれい線・マリオネットラインです。
それぞれのしわの特徴や原因について解説します。
鼻下の縦じわ
鼻の下にできる縦じわは、日常的な口の動きによって刻まれる「表情じわ」の一種です。特に、口周りを囲む「口輪筋(こうりんきん)」が収縮を繰り返すことで、癖のようにしわが定着してしまうケースが多く見られます。
また、縦じわや細かい小じわは加齢だけでなく、皮膚の乾燥によっても目立ちやすくなります。口元はもともと皮脂分泌が少なくダメージを受けやすいため、保湿ケアの不足も大きな要因といえるでしょう。
梅干しじわ
梅干しのように、あごに細かく刻まれるしわを「梅干しじわ」と呼びます。口をすぼめたときに浮き出るのが特徴で、口輪筋の緊張や、歯並び・骨格によって現れやすい場合があります。
また、無意識の食いしばりや表情の癖なども、梅干しじわの悪化につながる要因です。あご周辺の筋肉が過度に緊張し続けることで、皮膚に凹凸ができ、ボコつきのある形状が定着してしまうことがあります。
ほうれい線
鼻の脇から口元に向かって伸びる深い線が「ほうれい線」です。しわというよりも「たるみ」による溝が主な原因で、重力や組織の劣化によって頬の皮膚や脂肪が下垂することで現れます。ほうれい線は、鼻唇溝(びしんこう)とも称されます。
原因となる頬のたるみは、肌のハリや弾力を支える「コラーゲン」や「エラスチン」の減少が関係しており、これらの成分は加齢とともに減少します。また、紫外線によるダメージも肌の弾力を低下させ、ほうれい線が深くなる原因になります。
マリオネットライン
口角からあごに向かって斜めに下がる線が「マリオネットライン」です このしわは、加齢による肌や筋肉のたるみ、さらに顔の脂肪のつき方によって形成されやすくなります。特に、40代以降から目立ち始める傾向があります。口角の筋力が低下したり、フェイスラインに脂肪がつくことで重力に引っ張られ、ラインが定着してしまうのが特徴です。
口元のしわのケア・予防方法
口元のしわの予防には、保湿や紫外線対策が基本となります。 特に、縦じわや小じわなどは普段のセルフケアで改善できる余地があります。
保湿ケアで乾燥を防ぐ
皮脂腺が少ない口元は乾燥しやすいため、毎日の丁寧な保湿ケアが欠かせません。口周りは頬や額と比べて凹凸が多く、化粧水や乳液などが塗りムラになりやすい部位です。塗り残しのないよう、まんべんなく塗布することを意識しましょう。
洗顔後は、化粧水・美容液・クリーム(または乳液)の順にしっかりと保湿をおこない、肌のうるおいを保ちます。乾燥が気になる方は、クリームを重ねて塗ったり、口元専用のパックを取り入れたりするなど、集中ケアをおこなうのも効果的です。
毎日日焼け止めを塗る
紫外線は真皮層のコラーゲンやエラスチンを減少させ、肌の乾燥を招き、老化を進める要因となります。
保湿ケアと同様に、口周りは日焼け止めの塗りムラが生じやすいため、口元は意識的に塗ることが大切です。日中はこまめな塗り直しで、UV効果が持続します。外出時は日焼け止めだけでなく、帽子や日傘の活用で、紫外線からのダメージをさらに防ぐことができます。毎日の紫外線対策が、将来のしわ予防につながります。
口元のしわに表情筋エクササイズは効果がある?
口元のしわ対策に「表情筋エクササイズ」が紹介されることがありますが、劇的な予防効果や改善は期待できないとされています。特にしわに関しては、間違った方法でおこなうと、かえって新たな表情じわを定着させてしまうリスクがあります。
過度な刺激や不自然な動きは、肌に負担となり、しわを悪化させる原因になりかねません。ある程度の予防効果が期待できる場合もありますが、劇的にしわを改善したり、根本的なしわの解消は難しいのが実情です。
そのため、口元のしわ対策として表情筋を鍛える場合は注意が必要であり、根本から予防・改善したい場合は、美容医療がより効果的な手段の1つとなります。
根本的に改善する4つのしわ取り治療

根本的にしわ予防や改善がしたい方は、美容医療も検討してみるとよいでしょう。ひとことに美容医療といっても、しわの種類や部位によって有効な治療は異なります。ここでは、口元の代表的な4種類のしわを予防・改善する治療をご紹介します。
しわ予防におすすめの治療
将来のしわ予防、しわの悪化を防ぐためのおすすめ治療をご紹介します。 美容医療が初めての方でも受けやすいため、基本的なセルフケアとともに、取り入れてみましょう。
縦じわや小じわに:SBCトキシルスレッド
SBCトキシルスレッドは、しわ改善と肌育を同時に叶えるショッピングスレッド(美容針)です。使用する糸には、表情じわを和らげるボツリヌス由来成分と、肌再生を促す女優注射®成分(PDRN)が配合されています。
極細の溶ける糸を肌に挿入することで、皮膚を引き締めながら、内側からハリと弾力を高める効果が期待できます。特に口元のしわに有効で、口横の小じわやたるみを改善し、自然に口角が上がる「口角挙上」の効果も期待できます。さらに、極細の糸や針を使用するため痛みは少なく、施術時間も短いため手軽に受けられるのも特長です。

施術の説明:ボツリヌス由来成分とPDRN(ポリデキシオヌクレオチド)配合の糸を使用し、皮膚の引き締め・表情じわの緩和を実現します。
施術の副作用(リスク):傷・疼痛・腫れ・内出血・ひきつれ・神経障害を生じる可能性があります。
施術の価格:4本 29,800円
梅干しじわに:ボトックス注射(アラガン)
ボトックス注射は、表情を動かす筋肉の動きを抑えることでしわ予防や改善ができる治療です。
しわが気になる眉間やおでこ、あごなどに注射することで筋肉の過剰な動きを緩和し、しわが定着するのを防ぎます。効果の持続期間は3〜4ヵ月程度です。
定期的に受けることで、しわが目立たなくなり、将来のしわ予防にもつながります。
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施術の説明:神経からアセチルコリンが出るのを抑え、筋肉の過剰な動きをやわらげることにより、しわを軽減します。
施術の副作用(リスク):疼痛・腫れ・内出血・アレルギー・表情に違和感を生じる可能性があります。
施術の価格:8,000円~33,000円
根本的なしわ改善におすすめの治療
ほうれい線やマリオネットラインのように、比較的深く目立ちやすいしわには、患部に直接アプローチできるヒアルロン酸注射や、肌の内側からたるみを引き上げる高周波治療が効果的です。
ほうれい線に:ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射は、気になる部分に注入してボリュームを与え、しわの凹みやくぼみをなだらかに整える治療法です。 特にほうれい線のような、深く刻まれたピンポイントのしわに対して有効とされています。
また、単に凹みを埋めるだけでなく、顔全体を引き上げて立体感やメリハリを与えたいときにも、フィラーリフトとして活用されます。
施術直後からしわの改善効果を実感しやすく、即効性のある点も魅力です。効果の持続期間は使用する製剤によって異なりますが、おおよそ12〜18ヵ月程度とされています。

施術の説明:ヒアルロン酸を気になる部位に注入し、隆起させることで、シワやハリを改善する方法です。注射で注入するだけという、安全性と手軽さを兼ね備えた施術です。
施術の副作用(リスク):疼痛・腫れ・内出血・血管閉塞・アレルギー・感染・硬結を生じる可能性があります。
施術の価格:57,200円
マリオネットラインに:DENSITY(デンシティ)
DENSITY(デンシティ)は、高周波(RF)を肌の深層部に照射することで、たるみを改善する最新のリフトアップ治療です。
効果の異なる2種類の高周波を同時に当てることで、たるみだけでなく小じわの改善も期待できます。
肌のたるみによって生じるほうれい線やマリオネットラインの改善に有効な治療で、効果は4〜6ヵ月程度持続します。
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施術の説明:お肌のたるみやシワを高出力な6.78MHzのRF(高周波)を皮膚深部に照射をして、改善をすることができる最新リフトアップマシン治療です。
施術の副作用(リスク):発赤・熱感・痒み・痛み・乾燥を生じる可能性があります。
施術の価格:59,800円~108,000円
湘南の美容医療で、口元の印象を若々しく!
口元のしわは、原因や部位によって種類が異なり、それぞれに適したケアや治療が必要です。乾燥が主な原因となる縦じわや小じわであれば、日々の丁寧な保湿や紫外線対策によって改善が期待できるケースもあります。
一方で、深く刻まれたしわや、ほうれい線・マリオネットラインといった大じわには、美容医療による治療が有効な選択肢となります。
湘南美容クリニックでは、豊富な若返り治療メニューをご用意しており、お一人おひとりのお悩みに合わせた最適な施術をご提案可能です。「セルフケアでは限界を感じる」「より確実な効果を求めたい」とお考えの方は、美容医療の活用をぜひご検討ください。