症例写真（No.352586）

顎の骨格が小さいのに歯の大きさは平均的な場合、相対的に歯が大きく見えがちです。
顔全体のバランスで見たときに歯が目立つ印象を与えることがあります。
歯が顎に収まりきらずに前に突出したり、重なり合って並んだりすると個々の歯が大きく強調されて見えることがあります。

【歯が収まらない場合にありがちな症例】
・叢生(そうせい)/乱ぐい歯
顎のスペースが足りないため、歯が正常な位置に並びきれずに、ねじれたり、重なり合ったりして生えてきます。これが「乱ぐい歯」と呼ばれる状態で、歯軸が本来あるべき方向からずれてしまいます。
・八重歯
特に犬歯は他の歯が生え揃った後に最後に生えてくることが多いため、顎のスペースが不足していると歯列から飛び出す形で生えてくることがあります。これも歯軸のずれの一種です。
・開咬(かいこう)や交叉咬合(こうさこうごう)
歯が正常に噛み合わない状態になることもあります。顎が小さいことによって歯が前方に傾斜したり、特定の歯が内側や外側に傾いたりすることで、開咬(奥歯は噛み合うが前歯が噛み合わない)や交叉咬合(上下の歯の噛み合わせが一部ずれる)といった不正咬合を引き起こす可能性があります。

まとめると、顎が小さいことは『歯並び』や『噛み合わせ』に様々な影響を及ぼす可能性があり、その結果として歯が大きく見えたり歯軸がずれたりすることがあります。

顎が小さいことによる歯並びの乱れや歯軸のずれに対して、セラミック治療(セラミック矯正)は一つの選択肢です。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正ではできなかった『歯の大きさを変えること』がセラミック治療では可能です。

セラミック治療は単に歯をきれいにするだけでなくあなたの『人生をより豊かにする投資』となると言えるでしょう。
気になった方はぜひ一度、ご来院いただき最適な治療プランをご提案させてください。