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フェイスラインのたるみの原因と予防策は?おすすめの改善方法も紹介
「輪郭のもたつきが気になる」「顔が四角くなってきた」。そんなフェイスラインの変化を感じていませんか?フェイスラインのたるみは加齢だけでなく、複数の要因が重なって生じることもあります。
本記事では、たるみの主な原因や日常生活でできる予防法、セルフケアや美容医療による具体的な改善方法まで詳しく解説します。
フェイスラインがたるむメカニズム
フェイスラインのたるみは、皮膚・筋肉・脂肪・骨といった肌内部の組織が劣化することによって引き起こされます。 その原因は加齢によるものと考えられがちですが、実際には複数の要因が重なって進行するケースも少なくありません。
皮膚組織のゆるみ
年齢にともなって、徐々に皮膚組織にゆるみが生じてきます。特に肌の真皮層にあるコラーゲン組織が減少すると、ハリや弾力が失われてしまいます。 真皮層の約70%がコラーゲンで構成されており、加齢によってこのコラーゲンが減少することで、皮下組織のゆるみが生じるのが原因です。
さらにコラーゲンは加齢だけではなく、紫外線によるダメージを受けて減少する場合があります。紫外線は真皮層にまで届き、コラーゲンの生成機能を低下させるおそれがあります。こうした紫外線による肌ダメージは「光老化」と呼ばれ、シミ・しわ・たるみの原因になります。
筋力低下による脂肪の下垂
加齢により筋力や靭帯が衰えると、顔の脂肪を支えきれなくなり、たるみが生じます。 顔には30以上もの表情筋があり、これらが皮膚や皮下組織を支える重要な役割を担っています。また、靭帯は皮膚や表情筋を骨に繋ぎ止め、脂肪を支える構造の一部です。
しかし、加齢によって筋肉や靭帯が弱まると、それらの支えが効かなくなり、脂肪や皮膚が重力に従って下垂していきます。その結果、顔全体のたるみが進行し、フェイスラインの崩れにつながってしまいます。
口周りの骨の萎縮と後退
組織を支える土台の役割も果たす骨は、年齢にともなって骨密度が減少し始めます。若年層と比べると骨は萎縮し、後退していくため、組織のバランスが崩れてたるみが加速する原因となります。
特に上あごや下あごの骨の萎縮や後退により、下顔面のフェイスラインが乱れてきます。30代以降に骨の萎縮が進行するケースが多い傾向にありますが、その進行の程度は個人差があります。
輪郭周りのむくみや脂肪の増加
輪郭周りのむくみや脂肪のつき具合によって、フェイスラインがぼやけたり、首の境界線がなくなることで、たるみが生じる場合があります。
運動不足や冷えなどで、血流やリンパの流れが滞ると、むくみが生じやすくなります。また、皮下脂肪が付きすぎると組織を支えきれず、結果としてたるみを生じさせてしまうおそれがあります。むくみや脂肪は、主に生活習慣などが原因で生じるため、年齢に限らず注意が必要です。
【セルフチェック】フェイスラインのたるみ具合
フェイスラインは、卵型が理想的とされています。 以下のようなフェイスラインのたるみの特徴がないか、チェックしてみましょう。
- 輪郭が四角く、ホームベース型に見える
- 輪郭がゴツゴツとひょうたん型に見える
- 口周りのもたつきが目立つ
- ほうれい線やマリオネットラインがある
- 顔のむくみが気になる
- 二重あごが気になる
- 顔と首の境界線が曖昧に見える
いくつかの項目が当てはまった方は、なるべく早めの対策をおすすめします。
フェイスラインのたるみを防ぐ方法
加齢によるフェイスラインのたるみを避けることは難しいですが、早めにケアを始めることで、将来のたるみ予防や進行の悪化を防ぐことにつながります。
紫外線ダメージや筋力低下は、適切なセルフケアで対処が可能です。
表情筋トレーニングや顔マッサージ
顔には多くの表情筋がありますが、日常生活であまり使われていません。意識的に動かすことで筋力低下を防ぎ、たるみの予防につながります。
表情筋トレーニングとして代表的なのが「あいうえお運動」です。口を大きく動かして発音し、それぞれ5秒間キープします。1セット5回を目安に取り組んでみましょう。
また、たるみやすいあご下の筋肉は、舌を動かすことで鍛えられます。舌を上あごの硬口蓋(こうこうがい)と呼ばれる硬い部分に思い切り押し当てると、あご下の筋肉を引き締められ、二重あごや横顔がスッキリした印象になります。 ただし、小顔ローラーなどで皮膚を強く引っ張るのは逆効果です。むくみ解消には軽い指圧マッサージが有効ですが、やりすぎは避けましょう。
毎日の丁寧なスキンケア
スキンケアを怠ると肌荒れや乾燥につながります。特に乾燥によって、肌のハリや弾力が失われ、たるみやしわができやすくなります。 肌の乾燥を防ぐためにも、毎日の丁寧なスキンケアが欠かせません。クレンジング、洗顔、保湿などの基本的なケアを毎日続けることで、肌を健康的に保ち、たるみ予防につながります。
特に、乾燥しやすい季節や環境にいる場合は、クリームや乳液だけでなく、フェイスマスクなどの集中ケアを取り入れるとよいでしょう。
肌の老化を防ぐ紫外線対策
紫外線のダメージが蓄積されると、シミ・しわ・たるみなどの「光老化」が進行します。夏や長時間の外出時だけ日焼け止めを塗るという方もいますが、紫外線は1年中降り注いでいるため、毎日の紫外線対策が必要です。日差しが比較的弱い時期だとしても、日焼け止めや帽子などの紫外線対策が推奨されます。
スキンケアとともに、紫外線対策を毎日の習慣として取り入れましょう。
生活習慣の見直し
食事・睡眠・適度な運動が肌や細胞の老化を防ぎ、結果としてたるみ予防につながります。 体内の老化を加速させるAGEsを多く含む、ジャンクフードやスナックは控えたほうがよいでしょう。肌荒れの原因にもなります。
また、質のよい睡眠は、肌のターンオーバーを促します。適度な運動で血行を改善することも重要です。十分な睡眠と運動習慣を身につけましょう。
すでにフェイスラインにたるみが生じている場合

すでにたるみが生じている場合は、地道な表情筋トレーニングや毎日のスキンケアだけでは限界があります。肌内部で生じている、皮膚・筋肉・脂肪・骨といった加齢による変化は、表面的なケアだけで改善が難しいのです。
年齢やたるみ具合によっては、肌内部までアプローチできる美容医療も選択肢になります。美容医療といっても、切開をともなわない手軽に受けられるたるみ治療も数多くあります。痛みやダウンタイムが少ないため、初めての方でも安心です。
セルフケアで思うような効果が得られない場合は、医療の力を借りることも検討してみましょう。
湘南美容クリニックおすすめのフェイスラインのたるみ治療
湘南美容クリニックでは、フェイスラインのたるみ改善ができるさまざまな治療をご提供しています。なかでも、リフトアップや輪郭形成ができる人気の治療をご紹介します。
レーザーによる治療
レーザーや高周波を用いて、肌の内部からリフトアップさせ、たるみを改善する治療があります。メスや注射を使用せず、身体に負担が少ないため、美容医療が初めての方も手軽に受けられます。
レーザー治療では医療ハイフ、高周波治療ではデンシティやサーマクールが代表的です。
ウルトラリフトプラスHIFU
医療ハイフは、HIFU(高密度焦点式超音波)を用いた切らないたるみ治療です。
当院のウルトラリフトプラスHIFUは、超音波の熱エネルギーを皮膚の異なる3層にトリプル照射し、内側から皮膚組織を引き締めます。タイトニングやリフトアップ効果だけでなく、一時的な熱ダメージによる創傷治癒が促され、コラーゲンの生成が促進されます。これにより、肌のハリやツヤも向上する効果も期待できます。

施術の説明:ピンポイントで熱ダメージを与えたコラーゲンが縮むことで、たるみを改善する治療です。
施術の副作用(リスク):発赤・熱感・痒み・痛み・乾燥を生じる可能性があります。
施術の価格:22,000円~68,400円
DENSITY(デンシティ)
DENSITYは、たるみ改善と肌質改善が同時に叶う、高周波を用いた最新リフトアップ治療です。効果の異なる2種類の高周波を同時に照射することで、引き締め効果の持続性だけでなく、たるみ改善の即時効果も実現します。
ウルトラリフトプラスHIFUと併用すると、さらなるたるみ改善効果を実感できます。
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施術の説明:お肌のたるみやシワを高出力な6.78MHzのRF(高周波)を皮膚深部に照射をして、改善をすることができる最新リフトアップマシン治療です。
施術の副作用(リスク):発赤・熱感・痒み・痛み・乾燥を生じる可能性があります。
施術の価格:59,800円~108,000円
サーマクールFLX/CPT
サーマクールは、高周波の熱を用いたたるみ治療です。高周波を照射することで、コラーゲンの組織が収縮し、肌の引き締め効果と輪郭形成効果が期待できます。収縮したコラーゲン繊維が修復する過程で、新しいコラーゲンが増生され、肌の弾力性も向上します。
照射の際には、表面を冷却しながらおこなうためやけどの心配がなく、同時に振動を伝えることで痛みを感じにくい仕様になっています。

施術の説明:肌のたるみを引き締めるリフトアップ効果以外にも、ニキビ跡や皮脂腺の縮小などに効果的です。
施術の副作用(リスク):発赤・熱感・痒み・痛み・乾燥を生じる可能性があります。
施術の価格:158,000円~258,000円
糸リフトによる治療
糸リフトは、医療用の溶ける糸を皮下に挿入し、皮下組織に引っかけて直接たるみを持ち上げる治療です。重力や加齢によって下がった脂肪を持ち上げ、高い位置に再配置します。物理的にリフトアップさせる治療のため、術後から効果や変化を実感できます。フェイスラインのもたつきを解消し、スッキリした輪郭に整えられます。
挿入する糸の種類や本数は、お顔のたるみ具合やお悩みに合わせて、医師が適切にご案内します。

施術の説明:弾力性のある溶ける糸を挿入する糸のリフトアップ(スレッドリフト)です。
施術の副作用(リスク):だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・皮膚が凹む・糸を固定した部分が膨らむ・触れる・違和感・異物感・突っ張り感・引きつり感を感じるなどを生じることがあります。
施術の価格:29,600円~528,000円
施術の説明:柔らかく柔軟性のあるリフティング用スレッドを肌に挿入し、たるみを引き上げる施術です。
施術の副作用(リスク):傷・疼痛・腫れ・内出血・ひきつれ・神経障害を生じる可能性があります。
施術の価格:25,600円~475,920円
施術の説明:弾力性のある溶ける糸を挿入する糸のリフトアップ(スレッドリフト)です。
施術の副作用(リスク):だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・皮膚が凹む・糸を固定した部分が膨らむ・触れる・違和感・異物感・突っ張り感・引きつり感を感じるなどを生じることがあります。
施術の価格:18,400円~456,000円
フェイスラインがたるんできたと感じたら美容医療も選択肢
フェイスラインのたるみは、加齢だけでなく紫外線や肌の乾燥など複数の要因が重なって生じているケースが少なくありません。スキンケアや表情筋トレーニングなどの日々の積み重ねによって、たるみの進行を抑えられる場合があります。
ただし、すでにたるみが目立つ場合は、美容医療を検討したほうがよいでしょう。たるみの程度や年齢、ご要望は人それぞれ異なるため、適切な治療を見つけるためにも、まずはカウンセリングを受けてみるのがおすすめです。
湘南美容クリニックでは、フェイスラインのたるみをはじめ、豊富な若返り治療を取り扱っています。医師がお悩みをお伺いし、患者さまの状態に合わせて適切な治療をご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。