顔のたるみ改善のリフトアップ施術特集!原因やケア方法も解説
2025.07.07

    顔のたるみ改善のリフトアップ施術特集!原因やケア方法も解説

    30代頃から気になる方が増えてくる「顔のたるみ」。気になりだしたら、早めに予防や対策を考えるのがおすすめです。

    この記事では、顔のたるみの原因やセルフケア方法、原因や悩み別のおすすめリフトアップ治療をご紹介します。

    顔がたるむ原因やメカニズム

    顔がたるむと、フェイスラインや口元のもたつき、ほうれい線を生じさせ、老けた印象や疲れた印象を与えます。

    適切な対処をするためにも、まずはたるみの原因やメカニズムを正しく理解しておきましょう。

    加齢で下がった下垂脂肪

    顔のたるみは、加齢による組織の劣化、重力などで脂肪が下に垂れてしまう「下垂脂肪」が最も大きな原因です。

    年齢を重ねると、皮膚・皮下脂肪・筋肉・靭帯・骨といった肌の土台となる構造に変化が生じます。さらに、脂肪や骨のボリュームロスで皮膚余りが生じ、脂肪が垂れ下がりやすくなります。特に、目元・頬・口元・フェイスラインに、たるみやもたつきが生じることが多いでしょう。

    肌を老化させる乾燥や紫外線

    顔のたるみは、加齢だけでなく、乾燥や紫外線などの外的要因によっても進行します。スキンケアを怠って乾燥した肌は、ハリや弾力が低下し、たるみを引き起こしやすくなります。

    また、紫外線ダメージによってコラーゲンの生成機能が低下すると、肌が乾燥しやすくなり「光老化」が進行します。これもたるみを招く要因の1つです。

    不適切なスキンケアや不十分な紫外線対策は、顔のたるみを加速させる要因となるため、日頃のケアが重要です。

    不規則な生活習慣

    睡眠不足・偏った食生活・ストレスなどで肌のターンオーバーが乱れ、肌の老化を加速させます。生活習慣が乱れていると肌の修復機能が十分に働かず、健康な肌状態を維持できません。

    結果として老化の進行を早め、たるみの原因を引き起こす一因となります。

    自宅でできる顔のたるみケアや対策

    日頃からケアや対策をおこなうことで、一定のたるみ予防の効果が期待できます。自宅で気軽にできる、基本的なたるみケアをご紹介します。

    保湿効果の高いスキンケア製品を使う

    肌の乾燥によるたるみを防ぐために、毎日適切な保湿ケアをおこないましょう。洗顔後は、化粧水、美容液、乳液(クリーム)の順に肌に塗布するのが基本となります。乾燥が気になる季節は、スペシャルケアとして週に数回シートマスクで集中保湿するのもよいでしょう。

    スキンケア製品選びの際は、保湿効果の高いヒアルロン酸やレチノールなどの成分を含んだ美容液や乳液がおすすめです。

    紫外線対策を徹底する

    紫外線にはUV-A、UV-B、UV-Cの3種類があり、肌ダメージを与えるのはUV-AとUV-Bです。特にたるみに影響するのはUV-Bで、じわじわとコラーゲンやエラスチンにダメージを与えます。

    紫外線による肌のダメージを避けるため、紫外線対策は毎日おこなうのが理想です。夏場や外出時だけの方も多いですが、紫外線は1年中降り注いでいます。季節に限らず、毎日日焼け止めを塗るのが望ましいでしょう。

    顔のマッサージを取り入れる

    顔をマッサージすることで、たるみが解消される場合もあります。顔全体の血行が良くなり、顔の一時的なむくみも解消されるでしょう。

    入浴中やスキンケア後に、クリームやオイルを使って優しくマッサージすることが大切です。輪郭に沿って引き上げるようにおこなうことで、たるみ予防やむくみ解消につながります。

    ただし、間違った方法で強くこすり過ぎると逆効果となるため、注意が必要です。

    生活習慣を改善する

    生活習慣の改善だけで劇的な改善は難しいですが、日々の積み重ねが肌にも表れます。

    年齢とともに、肌の弾力に必要なコラーゲンは減少するため、食事からも肌の健康を保つ栄養を補うとよいでしょう。さらに、糖質や脂質の摂り過ぎは避け、魚や野菜も積極的に摂り、バランスのよい食事を摂ることが重要です。

    また、肌は睡眠時に修復・再生されます。健康的な肌をキープするためにも、7時間以上の十分な睡眠時間を確保し、夜ふかしは避け、不規則な生活習慣を見直しましょう。

    セルフケアだけで顔のたるみの根本改善は難しい


    乾燥や紫外線、生活習慣の乱れといった要因に対して、セルフケアによるたるみ対策はある程度の効果が期待できます。しかし、たるみの根本的な原因である「下垂脂肪」の改善には限界があります。すでに脂肪が垂れ下がり、ボリュームの減少によってたるみが現れている場合、セルフケアだけでは改善は困難です。セルフケアの効果は、あくまでたるみの進行を遅らせたり、予防するにとどまります。

    口元のもたつき、輪郭のぼやけ、ほうれい線が目立ってきた方は、医療の力を借りるのが得策です。美容医療なら、たるみの原因や肌の状態、年齢などに合わせて、適切な根本治療が受けられます。

    本気でたるみを改善したい方に!おすすめのリフトアップ治療

    たるみのお悩みや原因によって、適した治療法は異なります。
    例えば、垂れた脂肪によるたるみには糸リフト、ボリュームロスによるたるみにはヒアルロン酸注射が最適です。皮膚のたるみを予防、引き締めるのであれば、サーマクールなどの高周波治療がおすすめです。

    また、医師とのカウンセリング次第で、患者さまに合った治療の組み合わせをご提案し、より高い効果を発揮できることもあります。いくつかの治療を組み合わせることで、顔の「一部だけ若くなる」ような違和感なく、自然な若々しさが手に入ります。

    以下にたるみを根本改善、予防するおすすめの美容医療をご紹介します。

    下垂した脂肪を引き上げる「糸リフト」

    糸リフトは、コグ(棘)が付いた糸を皮下に挿入し、たるみの原因となる下垂脂肪を直接持ち上げ、高い位置に再配置するリフトアップ治療です。
    施術に用いる糸は、医療用の溶ける糸のため、異物として残ることはありません。糸を挿入することで周辺組織が刺激され、コラーゲン生成を促し、美肌効果も期待できます。さらに、一時的に傷ついた組織を修復する過程で、タイトニングが起こり、長期的なたるみ予防も期待できます。

    糸リフトの価格は、「プリマリフト」6本で52,800円(税込)です。糸リフトの種類や本数は、お悩みや理想に合わせて医師が適切にご提案します。

    糸リフトの症例写真
    施術名:シークレットリフト
    施術の説明:柔らかく柔軟性のあるリフティング用スレッドを肌に挿入し、たるみを引き上げる施術です。
    施術の副作用(リスク):傷・疼痛・腫れ・内出血・ひきつれ・神経障害を生じる可能性があります。
    施術の価格:25,600円~475,920円

    萎縮した脂肪や骨を補う「ヒアルロン酸注射(フィラーリフト)」

    加齢によって脂肪や骨が減って、皮膚が余りたるんでしまった場合、ヒアルロン酸注射で補うことでたるみがリフトアップされ、メリハリのある印象になります。

    ヒアルロン酸は、凹みや溝に注入するだけでなく、頬に高さを出したり、あごにボリュームを持たせることで、立体的な輪郭や顔の土台を再構築することが可能です。注入治療は基本的に麻酔が不要で、ダウンタイムもほとんどありません。

    費用の目安としては、「ジュビダームビスタ ウルトラプラスXC」1本(1.0cc)あたり34,800円(税込)です。年齢やたるみの状態に応じて、適切なヒアルロン酸の種類や注入量を医師が判断し、提案します。

    なお、表情筋の収縮が強い部位にはボトックス注射を併用することで、より自然な仕上がりが期待できます。さらに、糸リフトで引き上げることで、総合的なたるみ改善が期待できるため、ヒアルロン酸・ボトックス注射・糸リフトの複合治療もおすすめです。

    ヒアルロン酸の症例写真
    施術名:ヒアルロン酸
    施術の説明:ヒアルロン酸を気になる部位に注入し、シワやハリ・肌質を改善する方法です。注射で注入するだけという、安全性と手軽さを兼ね備えた施術です。
    施術の副作用(リスク):疼痛・腫れ・内出血・血管閉塞・アレルギー・感染・硬結を生じる可能性があります。
    施術の価格:18,330円~81,270円

    高周波による引き締め治療「サーマクール」

    サーマクールは、高周波(RF)の熱を用いて皮下組織の繊維隔壁を収縮させ、肌を引き締めるたるみ治療です。特に、輪郭形成やたるみ予防として用いられます。また、収縮したコラーゲンの創傷治癒の過程でコラーゲンが増生し、美肌効果も期待できます。

    照射時の高周波による熱さは、冷却ガスによって抑えられるため、熱による損傷の心配がなく安心です。また、照射時に発生する振動によって感じる痛みや熱を軽減しており、麻酔不要で手軽に受けられる治療です。

    サーマクールの価格は、「サーマクールCPT」400ショット1回で、88,400円(税込)です。また、糸リフトの「脂肪の引き上げ」とサーマクールの「皮膚の引き締め」を併用する組み合わせが効果が高く、人気の併用治療です。

    サーマクールの症例写真
    施術名:サーマクールCPT/FLX
    施術の説明:肌のたるみを引き締めるリフトアップ効果以外にも、ニキビ跡や皮脂腺の縮小などに効果的です。
    施術の副作用(リスク):発赤・熱感・痒み・痛み・乾燥を生じる可能性があります。
    施術の価格:88,400円~258,000円

    超音波で肌を引き締める「ウルトラリフトプラスHIFU」

    ウルトラリフトプラスHIFUは、超音波の熱エネルギーを異なる皮膚の3層にトリプル照射することで、たるみを引き締める治療です。高密度の超音波を深層のSMAS筋膜まで照射するため、内側から組織をギュッと引き締しめます
    さらに一時的な熱ダメージによって、創傷治癒が起こり、コラーゲン生成も促されるため、肌のハリ回復や美肌効果もあります。

    ウルトラリフトプラスHIFUの価格は、全顔650ショットで28,800円(税込)です。リーズナブルで手軽なので継続して受けやすいのも魅力の一つです。

    サーマクールと同様に、糸リフトとの併用もおすすめです。

    HIFUの症例写真
    施術名:ウルトラリフトプラスHIFU
    施術の説明:ピンポイントで熱ダメージを与えたコラーゲンが縮むことで、たるみを改善する治療です。
    施術の副作用(リスク):発赤・熱感・痒み・痛み・乾燥を生じる可能性があります。
    施術の価格:22,000円~68,400円

    たるみ改善治療のダウンタイムや注意点

    ダウンタイムの長さや副作用などは、各治療によって異なります。

    ヒアルロン酸注射のような注入治療は、術中にチクっとした痛みはありますが、メスや麻酔が不要で、ダウンタイムもほとんどありません。
    レーザー治療のサーマクールやHIFUも同様に、多少の赤みが生じる場合もありますが、ほぼダウンタイムはないといえます。

    ただし、効果の持続期間はそれぞれ異なり、定期的な施術を受けることが推奨です。

    糸リフトは局所麻酔と笑気麻酔を使用して糸を挿入します。しかし麻酔後は、術中の痛みをほぼ感じません。ダウンタイムは比較的少なめですが、腫れや痛みは、術後2日〜2週間程度続きます。内出血は1〜2週間程度で、針跡は数日〜1週間程度が目安です。

    溶ける糸リフトは、最終的に体内に吸収されるため、定期的な施術が推奨されます。

    顔のたるみを根本改善するなら美容医療がおすすめ

    顔のたるみは、加齢によって脂肪が垂れ下がる「下垂脂肪」が大きな要因です。この下垂脂肪に対し、セルフケアだけで食い止めようとしても、思ったような効果は期待できません。だからこそ、根本原因までアプローチできる美容医療で、かしこくエイジングケアすることが大切です。

    美容医療といっても種類はさまざま。たるみの程度や原因、患者さまの要望によって、適切な治療は異なるため、まずはカウンセリングを受けてみるのがよいでしょう。あなたにとって最適な治療を、医師がご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。

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