安全性を最優先に判断する理由|美容医療は健康の上に成り立つものだと考えています
2026.8.8


美容医療は健康という土台の上に成り立つ医療です。私はどれだけ綺麗になるとしても、健康を犠牲にする手術は行いません。術前・術中・術後まで安全性を最優先に考える、脂肪吸引エキスパートドクターの小野聡真の診療哲学をご紹介します。
美容医療は「健康」という土台の上に成り立つものだと考えています。
QUESTION 01
綺麗になることと健康でいること。その両方があって初めて美容医療です。
受けなくても、多くの場合は健康に生活できます。
それでも、「もっと自信を持ちたい」「もっと綺麗になりたい」「人生を前向きにしたい」という思いで、美容医療を選ばれる方がいます。
だからこそ私は、美容医療は「健康」という土台の上に成り立つものだと考えています。
どれだけ綺麗になっても、その代わりに健康を損なってしまっては、本当の意味でお客様を幸せにしたとは言えません。
仕上がりはもちろん大切です。
しかし、それ以上に大切なのは、お客様が健康な状態で笑顔になれることです。
私が仕上がりと同じくらい、安全性を最優先に考える理由はそこにあります。
QUESTION 02
安全のために手術をお断りすることもあります。
以前、太ももの脂肪吸引をご希望のお客様が、近いうちに飛行機へ搭乗する予定にもかかわらず、同日にふくらはぎの脂肪吸引も希望されたことがありました。
売上だけを考えれば、そのまま手術を行うこともできたかもしれません。
しかし、大きな脂肪吸引の直後に飛行機へ搭乗すると、気圧の変化によって腫れや内出血が悪化し、感染などのリスクも高まる可能性があります。
私は安全性を最優先に考え、複合手術だけでなく、その日の太ももの脂肪吸引自体もお断りしました。
美容医療は、受けなくても基本的には健康に生活できる医療です。
さらに綺麗になり、自分に自信を持ち、人生をより豊かにするために受ける医療だからこそ、健康を犠牲にしてまで行うものではないと考えています。
そのため私は、売上や手術件数ではなく、お客様の安全を最優先に判断します。
手術を行うことだけが医師の仕事ではありません。
安全のために「今回は手術をしない」という判断をすることも、医師として大切な責任だと考えています。
QUESTION 03
手術は始まる前から始まっています。術前評価も手術の一部です。
私はカウンセリングの段階で、服用しているお薬やサプリメント、既往歴、血液検査の結果、体重、BMI、血圧などを確認し、本当に安全に手術を受けられる状態かどうかを判断しています。
脂肪吸引の範囲によっては、低用量ピルの休薬をご相談することがあります。
また、EPA・DHAなど出血に影響する可能性があるサプリメントについても、必要に応じて中止をご案内しています。
ワーファリンやDOACなどの抗凝固薬を服用されている場合は、ご自身の判断で中止するのではなく、処方している担当医とも相談しながら慎重に判断します。
検査結果やお身体の状態によって、安全が十分に確保できないと判断した場合は、手術を延期したり、お断りすることもあります。
私にとって術前評価は、手術前の確認作業ではありません。
安全な手術を行うための、大切な手術の一部だと考えています。
QUESTION 04
手術中も安全性を最優先にしています。出血をできる限り抑えるための積み重ね。
止血作用のあるチュメセント液を十分に浸透させ、効果がしっかり発揮されるまで待ってから吸引を開始します。
ベイザーも、長く当てれば良いわけではありません。部位や脂肪の状態に合わせて、適切な出力と適切な時間で使用します。
さらに、部位ごとに専用の吸引管を使い分け、これまで積み重ねてきた経験から、出血しにくい吸引層と吸引方法を選択しています。
どれだけ綺麗に仕上げる技術があっても、安全性が損なわれてしまっては意味がありません。
だから私は、見た目だけではなく、お客様のお身体への負担をできる限り少なくすることも、技術の一つだと考えています。
もちろん、万が一、動脈性の出血が疑われる場合や、バイタルサインが安定しない場合、安全域を超える吸引量になると判断した場合には、安全を最優先に手術を中止します。
最後まで手術をやり切ることよりも、安全に終えることの方が大切だからです。
QUESTION 05
手術が終わっても私の診療は終わりません。ダウンタイムの不安まで支えたい。
それは、私自身が患者として美容医療を受けたとき、ダウンタイム中の不安や孤独を経験したからです。
「この腫れは大丈夫なのかな」
「この痛みは普通なのかな」
その不安を私自身も経験したからこそ、お客様にはできる限り安心して回復期間を過ごしていただきたいと思っています。
私が対応できる時間は、できる限り直接ご相談にお答えしています。
睡眠中など対応できない時間帯は、コールセンターが対応し、必要があれば私へ連絡が入る体制を整えています。
また、術後にどこまでが正常な経過なのかをご理解いただけるよう、術後動画もお渡ししています。
さらに、万が一何かあったときにすぐ対応できるよう、私はクリニックから徒歩圏内に住むことを決めています。
手術が終わった瞬間がゴールではありません。
お客様が安心して日常生活へ戻れるまで責任を持つことも、医師として大切な役割だと考えています。
QUESTION 06
私が目指しているのは「安全だから任せられる医師」です。
しかし、医療行為である以上、リスクをゼロと断言できる医師はいません。
だから私は、「事故がないから安心してください」とは考えていません。
本当に大切なのは、事故を起こさないために何を考え、何を準備し、どのような判断を積み重ねているかです。
安全が守れないのであれば、手術をお断りすることもあります。
途中で危険だと判断すれば、手術を中止することもあります。
手術が終わった後も、お客様が安心できるよう最後まで寄り添います。
どれだけ綺麗になったとしても、健康を損なってしまっては意味がありません。
美容医療は、健康という土台の上に成り立つものです。
だから私はこれからも、仕上がりと同じくらい、安全性を最優先に判断し続けます。
監修医師紹介
湘南美容グループ統括院長









