2026.05.23

毛穴の詰まりの原因は?何度取っても繰り返す理由と正しいケア

角栓を取ってもしばらくすると元に戻ってしまう。特に30代以降は、ホルモンバランスの変化で皮脂の分泌が乱れやすく、若いころとは異なる毛穴悩みを感じやすくなる時期です。

 

毛穴の詰まりは、皮脂・古い角質・落としきれない汚れが重なって起こるため、原因が残ったままでは何度でも再発します。

 

本記事では、毛穴が詰まる3つの原因、詰まりやすい方の特徴、白い角栓と黒い角栓の違い、部位ごとの傾向、そして繰り返してしまう理由と正しいケアまで解説します。

 

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毛穴の詰まりの正体は「角栓」

 

毛穴の詰まりの正体は、角栓と呼ばれる小さな塊です。角栓は、毛穴から分泌された皮脂と、剥がれ落ちるはずだった古い角質が混ざり合って固まったものを指します。

 

成分役割対応するケア
皮脂(油分)角質どうしを固める「糊」の役割クレンジング、洗顔
古い角質(たんぱく質)角栓の「芯」となる硬い部分酵素洗顔、ピーリング

 

角栓の芯はたんぱく質でできているため、皮脂を洗い流すだけでは崩れません。ここが、毛穴の詰まりがなかなか解消しない理由の入り口です。

 

毛穴の詰まりが起こる3つの原因

 

角栓ができる背景には、次の3つの要因があります。

 

原因何が起きているか出やすい部位
皮脂の過剰分泌角栓の材料が常に供給される鼻・小鼻・Tゾーン
落としきれない汚れメイクや日焼け止めが皮脂と混ざり合う頬
ターンオーバーの乱れ古い角質が厚くなり毛穴を塞ぐ顎・顔全体

 

中心となるのは皮脂の過剰分泌です。ここにほかの原因が加わることで、角栓は硬く大きく育っていきます。

 

皮脂が過剰に分泌されている

 

皮脂腺から出た皮脂は、通常なら毛穴を通って肌表面へ排出されます。ところが分泌量が多いと排出が追いつかず、毛穴の中に皮脂が溜まりやすくなります。分泌量は気温やホルモンバランスの影響を受けて変動し、とくにおでこから鼻にかけてのTゾーンは皮脂腺が多いため、角栓ができやすい部位です。

 

一方で、毛穴の詰まりは皮脂の多さだけでなく、乾燥が関係することもあります。肌の水分が不足すると角層の状態が乱れ、毛穴の詰まりが目立ちやすくなる場合があります。「表面はカサつくのに毛穴は詰まる」という方は、皮脂を落としすぎるケアをしていないか見直してみましょう。

 

メイクや日焼け止めが落としきれていない

 

クレンジングで落としきれなかったメイクや日焼け止めが毛穴の中に残ると、皮脂や古い角質と混ざり合い、角栓の一部になることがあります。

 

とくに注意したいのが、毛穴を埋めるタイプの下地や密着力の高いファンデーション、ウォータープルーフの日焼け止めです。「きちんと洗っているのに詰まる」という方は、洗う回数や強さではなく、アイテムの選び方を見直してみましょう。

 

ターンオーバーが乱れて角質が厚くなる

 

ターンオーバーとは、肌の細胞が生まれ変わる仕組みです。このサイクルが乱れると、剥がれるはずの古い角質が肌表面に留まります。角質が厚くなると毛穴の出口が狭まり、内側の皮脂が排出されにくくなります。角栓が形成されるのはこの段階です。

 

では、何がサイクルを乱すのでしょうか。睡眠不足や不規則な生活、栄養の偏り、ストレスなどが代表的です。肌をこする習慣や保湿不足も、バリア機能を損なう要因になります。

 

【補足】毛穴が「開いて」見える場合は原因が異なります

 

頬などで毛穴が涙型に伸びて見える場合は、詰まりではなく「たるみ毛穴」かもしれません。加齢で肌のハリが低下すると毛穴の開口部が広がり、そこに汚れが入り込みやすくなるため、詰まりと重なって見えることもあります。

 

ただし、広がった毛穴そのものは洗浄や角質ケアでは元に戻りません。詰まりのケアを続けても変化が乏しい場合は、開きの側にも目を向けてみてください。

 

関連記事:毛穴の開き(開き毛穴)はどうすれば治る?部位別の原因や本気の肌質改善アプローチをご紹介!

 

毛穴が詰まりやすい方の特徴

 

同じケアをしていても、詰まりやすさには差が出ます。次の項目に当てはまるほど、角栓ができやすい状態と考えてよいでしょう。

 

肌質・体質

  • Tゾーンがテカりやすく、日中に脂浮きしやすい
  • 生理前になると小鼻や顎がザラつく
  • 表面はカサつくのに、毛穴のポツポツは気になる

スキンケアの習慣

  • 落ちにくいベースメイクを毎日使っている
  • ベタつくのが苦手で、保湿を控えめにしている
  • 洗浄力の強い洗顔料を朝晩使っている

生活習慣

  • 睡眠時間が不足している、または就寝時間が不規則
  • 食事の内容が偏りがちで、生活リズムが不規則

 

「肌質・体質」の項目が多い方は皮脂、「スキンケアの習慣」の項目が多い方は汚れの残り、「生活習慣」の項目が多い方はターンオーバーの乱れが関係している可能性があります。

 

 

白い角栓・黒い角栓の違い

 

詰まっているものは、どちらも同じ角栓です。見え方が違うのは、毛穴の出口に露出した部分が酸化しているかどうかによります。

 

タイプ状態対応するケア
白い角栓表面が酸化していない状態クレンジングと洗顔の見直し、保湿
黒い角栓露出した部分が酸化して見える状態ビタミンCケア、酵素洗顔

 

ここでは、白い角栓・黒い角栓の違い、それぞれの特徴について解説します。

 

白い角栓|表面が酸化していない状態

 

洗顔後に白くふやけて見えるポツポツは、表面が酸化していない状態の角栓です。洗浄と保湿を見直すことで目立ちにくくなる可能性があります。ただし無理に押し出すと周囲の皮膚を傷つけるため、指や器具で圧をかけるのは避けましょう。

 

黒い角栓|露出した部分が酸化して見える状態

 

毛穴の出口に露出した角栓の先端が空気に触れ、酸化して黒く見える状態です。いわゆる黒ずみ毛穴、いちご鼻と呼ばれます。すべての角栓が黒くなるわけではなく、露出の程度や部位によって見え方は変わります。酸化した部分は通常の洗顔では落ちにくいため、早めのケアを心がけましょう。

 

関連記事:【いちご鼻の治し方】毛穴が黒ずむ原因は?正しいケアと悪化させるNG行動

 

白い角栓が取れない・固いのはなぜ?

 

「取ろうとしても取れない」「触ると硬い」という角栓は、いくつかの状態が考えられます。

 

ひとつは、芯であるたんぱく質が水分を失って硬くなっているケース。角栓は時間が経つほど固まるため、長く留まっているものほど取れにくくなります。

 

もうひとつは、毛穴周囲の角質が厚くなり出口が狭まっているケースです。角栓より先に出口が塞がっているため、表面から力を加えても外へは出てきません。

 

いずれも、力で取り除こうとするほど肌を傷めます。保湿と定期的な角質ケアで、排出されやすい状態に整えていくのが近道です。

 

部位別に見る毛穴の詰まり

 

同じ詰まりでも、部位によって主な原因が変わります。気になる場所に合わせてケアを選びましょう。

 

【皮脂】鼻・小鼻

顔の中で最も皮脂腺が多く、角栓ができやすい部位です。凹凸があるためクレンジングが行き渡りにくく、洗い残しも生じやすくなります。

 

さらに、毛穴の出口に露出した角栓の先端が酸化すると、黒ずみとして目立ちやすくなります。

【汚れの残り】頬

頬はもともと皮脂分泌がそれほど多くありません。それでも詰まりが目立つ場合は、メイクの残りが関係していることが多いと考えられます。頬の詰まりが気になるときは、洗浄の強さより、メイクとクレンジングの相性を見直してみてください。

【ターンオーバー】顎・顔全体

顎は表情の動きが大きく、無意識に手で触れることも多い部位です。摩擦の刺激で角質が厚くなりやすく、すすぎ残しも起こりやすくなります。顔全体にザラつきが広がっている場合は、ターンオーバーの乱れが背景にあるかもしれません。

背中・二の腕など体の毛穴

顔以外の毛穴が詰まることもあります。仕組みは同じですが、体では衣類の蒸れや摩擦、ムダ毛処理の刺激で角質が厚くなることが加わります。

 

なお、二の腕や太ももにざらざらした小さなブツブツが広がっている場合、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)という体質的なものかもしれません。角栓の詰まりとは異なるため、気になるときは医療機関で相談してみましょう。

 

 

毛穴詰まりを繰り返す理由

 

角栓を取り除いても、皮脂や古い角質がたまりやすい状態が続いていれば、同じ場所に再び角栓ができることがあります。つまり、角栓を取るだけでは根本的な原因への対策にはなりません。

 

また、無理に押し出したり、剥がすタイプの毛穴パックを頻繁に使ったりすると、毛穴周辺の皮膚に負担がかかる場合があります。

 

繰り返しを防ぐには、角栓を取ることだけに頼らず、皮脂を落としすぎない・汚れを残さない・古い角質をためないといった日々のケアを続けることが大切です。

 

毛穴の詰まりを改善する正しいケア

 

毛穴の詰まりを繰り返さないためには、角栓を無理に取り除くのではなく、皮脂や古い角質をためにくい状態に整えることが大切です。ここでは、クレンジング・洗顔、保湿、角質ケアなど、毎日のケアで意識したいポイントを紹介します。

 

クレンジング・洗顔で汚れをやさしく落とす

 

まずはメイクの濃さに合わせたクレンジングを選び、肌をこすらずに汚れを浮かせることを意識しましょう。

 

メイクの濃さおすすめのタイプ
しっかりオイル、バーム
標準的ジェル、クリーム
ナチュラルミルク、ローション

 

クレンジングは指の滑りがよくなる程度の量を手に取り、皮脂の多い部位から順に馴染ませます。洗顔はたっぷりの泡を転がすようにおこない、ぬるま湯で洗顔料が残らないようすすぎましょう。

 

このときの湯温は人肌程度が目安です。熱すぎるお湯は必要な皮脂まで奪い、乾燥を招いてしまいます。

 

洗顔後はすぐに保湿する

 

洗顔直後の肌は水分が逃げやすい状態です。時間を置かずに化粧水で水分を補い、乳液やクリームでうるおいを閉じ込めましょう。ベタつきが苦手な方は軽い使用感のアイテムで構いません。保湿を控えることの方が、詰まりにとってはリスクになります。

 

ビタミンCや角質ケアで黒ずみを防ぐ

 

角栓の酸化による黒ずみが気になる場合は、ビタミンC誘導体を配合したスキンケアを検討してみましょう。あわせて酵素洗顔やピーリングで古い角質をケアすると、毛穴の出口が塞がりにくくなります。頻度は製品の指定に従い、肌の状態を見ながら調整してください。

 

睡眠と食事で肌の土台を整える

 

肌の状態を保つうえで、睡眠は欠かせません。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、成人は6時間以上を目安に睡眠時間を確保することが推奨されています。必要な時間には個人差があるため、日中の眠気なども目安に調整しましょう。

 

睡眠とあわせて、食事のバランスを整えることも大切です。特定の食品に偏らず、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどを含む食事を意識してみてください。

 

スキンケアだけで変化が乏しいときは、睡眠や食事を含めて生活習慣を見直してみましょう。

 

 

毛穴の詰まりを悪化させるNG行動

 

毛穴の詰まりが気になると、つい角栓を押し出したり、洗浄力の強いケアを取り入れたりしたくなるものです。

 

しかし、こうしたケアを繰り返すと肌に負担がかかり、かえって毛穴の詰まりや黒ずみが目立ちやすくなることがあります。

 

白い角栓を無理やり押し出す

 

指先や器具で角栓を押し出す行為は、肌に大きな負担をかけます。周囲の組織が傷ついて炎症を起こすと毛穴が変形し、かえって角栓が溜まりやすい形になってしまいます。色素沈着を起こしたり、細菌が入ってニキビへ進むこともあるでしょう。

 

一時的にきれいになっても、次に詰まるまでの時間はむしろ短くなります。

 

毛穴パックを頻繁に使う

 

貼って剥がすタイプのパックは、角栓が目に見えて取れるため、つい頻繁に使いたくなることがあります。ただし、使いすぎると健康な角質まで一緒に剥ぎ取ってしまう点には注意が必要です。

 

乾燥や刺激を感じやすくなることもあるため、使用する場合は製品に記載された頻度を守り、使用後はしっかりと保湿しましょう。

 

洗顔やスクラブでこすりすぎる

 

ザラつきを落とそうとして、スクラブ剤や洗顔ブラシで強くこするのは避けましょう。

 

摩擦を繰り返すと肌への負担となり、乾燥や刺激を感じやすくなることがあります。洗顔はたっぷりの泡で肌を包み込むようにおこない、できるだけ摩擦を抑えることが大切です。

 

 

セルフケアで取れない毛穴詰まりの解消法

 

どれほど努力しても変化が見られない場合、角栓が深部で固着しているか、毛穴自体の構造に問題があるサインかもしれません。

 

ここでは、セルフケアで取れない毛穴詰まりの解消法を紹介します。

 

改善しにくい?毛穴詰まりのセルフチェック

 

まずはセルフケアを続けるべきか、美容医療に頼るべきかを見極めるためのチェックリストを確認してみましょう。

 

  • 適切なケアを続けてもザラつきが変わらない
  • 毛穴の形が「縦長」に変形している
  • 毛穴の周りが赤く、炎症を起こしている
  • 無理な押し出しで「毛穴の縁」が傷ついている
  • 肌表面が硬く「角質肥厚」を起こしている

 

上記の項目に当てはまる場合は、セルフケアだけでは改善が難しい毛穴詰まりの状態かもしれません。

 

無理に角栓を押し出したり、洗顔を強めたりすると肌に負担がかかるため、毛穴の状態を医師に相談することも選択肢のひとつです。

 

毛穴悩みにアプローチする美容医療

 

美容医療では、セルフケアで改善しにくい毛穴の開きや凹凸感に、肌状態に合わせてアプローチできます。

 

たとえば、RF(高周波)マイクロニードル施術であるシルファームXは、毛穴の開きやキメの乱れが気になる方に適した施術です。

 

極細針から高周波エネルギーを照射することで、肌を引き締めながら、毛穴が目立ちにくいなめらかな肌が目指せます。

 

 

 

一方で、よりダイレクトに肌の凹凸やクレーター状の毛穴を改善したい方には、ダーマペン4もおすすめです。

 

肌本来の持つ力を引き出すことで、毛穴の気になるザラつきや凹凸感にアプローチし、手触りの改善が期待できます。

 

 

 

毛穴の詰まりに関するよくある質問

 

毛穴の詰まりを治す方法はありますか?

角栓を取り除くだけでは、同じ場所に再びできることがあります。皮脂や古い角質をためにくくし、汚れをきちんと落とすケアを続けることが大切です。

 

メイクに合ったクレンジングを選ぶ、洗顔後に保湿する、肌の状態に合わせて角質ケアを取り入れるなど、日々のケアを見直してみましょう。それでも変化が乏しい場合は、毛穴の開きなど別の要因が重なっている可能性もあるため、医師に相談するのも一つの方法です。

 

毛穴詰まりを1日で解消する方法はありますか?

 

1日で完全に解消するのは難しいでしょう。急いで取り除こうとすると肌に負担がかかり、かえって詰まりやすい状態を招くことがあります。

 

イベント前などで急ぎたい場合は、ピーリングなどの施術という選択肢もあります。肌の状態によって適否が変わるため、医師に相談してみてください。

 

 

毛穴詰まりにオイルクレンジングは使ってもいいですか?

 

オイルクレンジングを使用しても問題ありません。油性のメイクとなじみやすいため、しっかりメイクを落としたい場合にも適しています。

 

ただし、肌質やメイクの濃さによって適したクレンジングは異なります。製品の使用方法に従い、こすらずになじませ、十分に洗い流しましょう。

 

毛穴詰まりを放置するとどうなりますか?

 

毛穴の詰まりが続くと、角栓が目立ちやすくなったり、毛穴の開きが気になったりすることがあります。

 

また、毛穴が詰まった状態はニキビにつながる場合もあります。赤みや腫れなどの炎症がある場合は、無理に触らず医療機関へ相談しましょう。

 

まとめ

 

毛穴の詰まりは、皮脂・古い角質・落としきれない汚れの3つが重なって起こります。

 

角栓を取り除くだけでは、原因が残っている限り同じ場所に再びできてしまいます。クレンジングの見直し、洗顔後すぐの保湿、定期的な角質ケア、そして睡眠と食事。この積み重ねが繰り返しを断つ近道です。

 

一方で、深部で固まった角栓や開いてしまった毛穴を、セルフケアだけで整えるのは簡単ではありません。変化を感じにくい場合は、医師に状態を確認してもらうのも一つの方法です。

 

湘南美容クリニックでは、毛穴の状態や肌質を一人ひとり確認したうえで、適した方法をご提案しています。まずはご自身の肌を知る機会として、無料カウンセリングをご利用ください。

 

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