症例写真（No.290420）

筋肉の動きをなくすことを目的とせず、シワを完全に消すことを目的とせず、動きもシワも多少残して柔らかくボトックスを効かせることも可能です。ボトックスを打つと笑えなくなるのでは？表情が不自然になるのでは？とボトックス注射に恐怖心を抱いている方は少なくありませんが、どのような仕上がりを希望されているか事前に診察時にお伝えいただければ対応いたします。

顔全体の表情筋のバランスを拝見させていただきながら表情を調整するためのボトックスの使い方を私はこだわっており、ご本人様の意向を最大限に尊重します。

こちらは52歳女性。シワが少しでも良くなればと思うが、ボトックス注射への漠然とした怖さはあるとのことでした。目尻のシワは気になっているが表情を柔らかく見せたいので残したい気持ちもある、と。
初めてのボトックスを受けていただく際には、ナチュラルボトックスを行いました。ナチュラルボトックスでは、担当医が顔全体の表情ジワのバランスを調整するようにボトックスを注射します。効き目が強すぎず顔のバランスを保ちながら自然にシワを軽減するボトックスメニューです。目尻だけシワが消えるのは不自然ですのでね、表情筋のバランスを見ながら、多少のシワを残しつつ目尻・額・眉間に少しずつ軽めにボトックスを効かせました。大変満足いただきました。

さて、ナチュラルボトックスをキッカケにボトックスへの抵抗感が一切なくなったモニター様。ナチュラルボトックスが効果キレてきて再来院なさった今回はボトックスを前回よりももう少ししっかり効かせてみてもよいかも、と仰せ。西川先生に全て任せます、という事でしたので、今回は目尻については投与量を少しだけ増やして目尻ボトックスを効かせました。（アラガンボトックスの通常メニューでの対応です。）

ビフォーアフター共に思い切り笑顔を作っていただいています。ボトックスを受けることでシワを気にせず笑えるようになりますし、ボトックスは実は自然な美しい笑顔をつくる武器となり得る、それを伝えられたかと思います。シワ感改善に加えて、笑った時に目が小さく潰れすぎずに目力も維持できていますね。笑った時に眉尻が下がらないので、溌刺とした笑顔の印象にもなります。