症例写真（No.350927）

八重歯を「可愛い」と感じる人は多くいらっしゃいますね！
特に日本では、チャームポイントとして捉えられることが多いです。
しかし、いくつかのデメリットがあります。

・歯磨きがしにくいため虫歯・歯周病のリスクが上がる
八重歯は他の歯よりも外側に位置したりデコボコしているため、歯ブラシが届きにくく食べカスが詰まりやすい傾向があります。
これにより、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
特に、八重歯とその奥の歯の間の清掃が難しいことが多いです。
・口内炎ができやすい
前に突き出ている八重歯が、頬の内側や唇に当たりやすく、口内炎や傷ができやすくなることがあります。
・将来的な歯並びの悪化の可能性
八重歯があるということは、顎のスペースが足りずに歯が正しい位置に生えきれていない「叢生（そうせい）」と呼ばれる状態であることが多いです。
放置すると、他の歯並びにも影響を与え、全体的に歯並びが悪化する可能性があります。
・咀嚼（そしゃく）機能への影響
本来、犬歯は食べ物を噛み切る重要な役割を担っていますが八重歯として正常な位置にない場合、この機能が十分に果たせないことがあります。
左右の噛み合わせのバランスが悪くなる可能性も指摘されています。

上記デメリットを考えたときに今回のセラミック治療で、高い位置に生えていた八重歯を抜歯し歯列矯正を行いました。
【治療本数】6本(1本抜歯)