症例写真（No.46674）

術前。右乳癌術後7年目。再発兆候なし。今回、部分切除後の乳房再建を希望され、わたくし佐藤のところにいらして下さいました。乳房全摘術後の場合、ティッシュエキスパンダーという皮膚を伸ばす人工物を入れ、数ヵ月後にシリコンに入れ替えるという手術が確立されていますが、乳癌部分切除（乳房温存術）の場合は確立されたものが無いの現状です。背中の方の筋肉を引っ張ってきてそれで穴埋めするというやり方や、お腹の脂肪と皮膚をもってきてマイクロスコープで血管を縫合して再建するという手術もありますがいずれも手術浸襲が大きく、傷も大きくなってしまいます。今回、湘南美容外科で頻繁に行われているリッチバスト術の応用で乳房の欠損している所を穴埋めする手術をさせていただきました。