二の腕脂肪吸引後のボトックスは効果的?筋肉を熟知する脂肪吸引エキスパートドクター小野聡真が徹底解説


脂肪吸引で脂肪を減らし、ボトックスで筋肉へアプローチ。筋肉×解剖学知識を生かした二の腕デザイン
「二の腕の脂肪吸引をしたけどもっと細くしたい!」「脂肪吸引後にボトックスを打つと、さらに華奢になれる?」
そんなお悩み次の選択肢としておすすめするのが、”二の腕のボトックス”です。
今回は、僕が二の腕ボトックスでどの筋肉を優先しているのか、そして脂肪吸引後のどのタイミングで注射しているのかを詳しく解説します。
僕は昔、パワーリフティングで国体の最終予選まで出場した経験があり、筋肉を大きくするために「どの筋肉がどの動作で働き・どのように鍛えれば発達するのか」自分自身の身体を使って学んできました。
かつて筋肉を大きくするために追求してきた知識が、今は筋肉を細くするための施術に生きています。
二の腕脂肪吸引後にボトックスをおすすめする理由|筋肉のプロを目指した経験から考える二の腕デザイン
01
二の腕が太い原因は脂肪だけじゃない!脂肪吸引後もさらに細くできる理由
①骨:二の腕の土台
二の腕の中心には上腕骨があり、骨格によって腕の形は変わりますが美容医療で上腕骨そのものを細くすることは現実的ではありません。
②皮膚:滑らかさやたるみに影響
皮膚は二の腕の表面を覆う組織。比較的薄いため、通常は二の腕の太さを決める主な原因にはなりにくいです。
ただし皮膚の余りやたるみは腕の見た目に大きく影響するため、皮膚の状態や、脂肪を減らした後の収縮まで考える必要があります。
③脂肪:脂肪吸引で直接減らせる部分
まずアプローチしやすいのが脂肪。脂肪吸引では、皮下脂肪を直接減らすことができます。
さらに、脂肪吸引で除去した脂肪細胞は基本的に元の数には戻りにくいため、体重が大きく変わらなければ、細くなったラインを長期的に維持することが期待できます。だからこそ、二の腕を細くしたい方には、まず脂肪の量を評価することが重要だと考えています。
④筋肉:脂肪吸引では減らせない部分
そして、今回の主役が筋肉です。
二の腕には上腕三頭筋や上腕二頭筋、肩には三角筋などがあり、脂肪吸引で皮下脂肪を減らしても、筋肉そのもののボリュームは変わりません。
そこで登場するのが、二の腕ボトックス。ボトックスは筋肉の働きを一時的に弱めることで、時間をかけて筋肉のボリュームを減らすことを目指す治療です。
つまり、脂肪吸引は「脂肪を減らす治療」。ボトックスは「筋肉を細くするための治療」。
アプローチする組織が違うからこそ、脂肪吸引後にもボトックスを検討する意味があります。
02
パワーリフティング国体最終予選まで出場!筋肉を鍛えてきた僕が考える二の腕ボトックスの打ち分け
①上腕三頭筋:二の腕ボトックスの第一候補
僕が二の腕ボトックスで最初に考えるのが、上腕三頭筋(二の腕の後ろ側にある大きな筋肉)です。
二の腕の太さに大きく関わっているため、筋肉が発達している方は、上腕三頭筋にアプローチすることで見た目の変化が期待でき、二の腕を細くするために、僕が最も優先して評価する筋肉です。
②三角筋:正面から見た肩幅を細くしたい方
次に考えるのが三角筋(肩の外側を覆う筋肉)で、正面から見たときの肩の横幅に関わります。
脂肪吸引で二の腕が細くなっても、肩の筋肉が発達していると、正面から見たときに肩周りがしっかりして見えることがあります。
ボトックスの作用によって肩が上がりにくくなる可能性があるため、僕は上腕三頭筋の次に考えることが多いです。
③上腕二頭筋:さらに細さを追求したい方に検討
最後が上腕二頭筋(二の腕の前側にある筋肉)です。
肘を曲げる動作に関わり、買い物袋を持ち上げたり、荷物を身体へ引き寄せたりするときにも使われ、日常生活で使う機会が多い筋肉です。
そのため、上腕二頭筋にボトックスを打つと、日常生活で筋力低下を感じる可能性があります。
上腕三頭筋を第一候補に、三角筋を第二候補として考え、必要に応じて上腕二頭筋まで検討する。
僕が二の腕ボトックスを考えるときの基本的な優先順位。大切なのは、単純に筋肉を弱くすることではなく、どの筋肉が腕の太さに影響しているのかを見極めることです。
03
脂肪吸引後は筋肉を狙って正確に打ちやすい!二の腕ボトックスは術後1週間〜1か月頃
二の腕の筋肉の上には皮下脂肪があり、皮下脂肪が厚い場合には皮膚の表面から筋肉までの距離が長くなります。
一方、脂肪吸引後は筋肉までの距離が短く、筋肉の位置や形をより直接的に捉えやすくなり、狙った筋肉へより正確に注射しやすいと感じています。
これは脂肪吸引とボトックスの両方を行っている僕が、臨床で実感している利点の一つです。
僕が実際の診療で行うことが多いのは、脂肪吸引後1週間〜1か月頃。
脂肪吸引後の経過を確認しながら、二の腕の筋肉の状態や希望する細さに合わせて注射を検討し、さらに華奢な二の腕を目指すことができます。
ただし脂肪吸引後の腫れや傷の状態には個人差があるため、実際の注射時期は診察で判断します。
また、ボトックスは注射した瞬間に筋肉が細くなるわけではなく、筋肉の働きが弱まった後、時間をかけてボリュームが変化していきます。
脂肪吸引と異なり、ボトックスの作用は一時的なため、必要に応じて再注射を検討することもあります。
脂肪が原因なら脂肪吸引。筋肉が原因ならボトックス。そして両方が原因なら、それぞれにアプローチする。
かつてパワーリフティングで筋肉を大きくするために追求してきた経験が、今は筋肉を細くするためのデザインに生きています。
少し不思議な話ですが、当時の経験が今の施術につながっていることを嬉しく思っています。
【施術情報・リスク】
二の腕脂肪吸引
施術内容:二の腕の皮下脂肪を吸引し、腕のボリュームやラインを整える手術。
主なリスク:疼痛、腫れ、内出血、むくみ、拘縮、しびれ、凹凸、左右差、感染、血腫など。
二の腕ボトックス
施術内容:ボツリヌストキシン製剤を筋肉に注射し、筋肉の働きを一時的に弱め、ボリュームの減少を目指す施術。
主なリスク:疼痛、腫れ、内出血、筋力低下、左右差、周囲の筋肉への作用、アレルギーなど。
※施術の適応、注入部位、注入量、施術時期は診察によって判断します。
※料金・製剤名・未承認医薬品に関する情報は、SBC公式の最新情報を確認して掲載してください。
執筆・監修 小野聡真
湘南美容クリニック 新宿本院
SBC脂肪吸引エキスパートドクター









