症例写真（No.306215）

お孫さんもいらっしゃるという64歳のお客様。整形手術は嫌だけれども、いつまでも若くて綺麗なお婆ちゃまではいたい…そのような御要望にお応えすべく、機器系治療と注射治療のみで治療プランを組みました。

自然な上品な仕上がりで、でも確実に若返り効果がある、そのような治療こそが美容皮膚科医としての腕の見せどころです。

さて、今回は、まずウルセラという高密度焦点式超音波(HIFU：High Intensity Focused Ultrasound)を照射し、眼周囲＋頬＋フェイスライン＋顎下を引き締めました。その際に、ベビースキン水玉リフティングを併用いただき、老化して鈍化した細胞の動きに高密度の振動エネルギーを与えて肌に弾力を持たせる工夫をしています。
これらの機器治療でタルミの引き締め治療を施行した後に、特にシワの症状が強かった首に対してはプロファイロも実施。これは皮膚のコラーゲン・エラスチン生成などを促すヒアルロン酸製剤です。タルミは顔から首に繋がっていますので、首もとを治療することで、より確実な若返り効果を狙っていきます。糸リフトは行わず、機器系治療だけ行なってリフトアップ効果を確実に出す、それも出来るんですよ

ここまでで肌の根本的な引き締め&若返りをしっかり行いまして、次に表面的なパーツごとのシワ微調整を行なっていきます。
額に女優注射、目の下にSBCプレミアムPRP、法令線にヒアルロン酸、眉間・鼻根・バニーにボトックスを行いました。但し、こういったシワの調整は、私としては、腹八分目でとめます。

イメージとして
＊「弛んだヨレヨレの肌なのに表面のシワだけない」→これは不自然
＊「ハリがあってモチモチした肌で、シワは適度に残っている」→健康的な美しい歳の重ねかたと言われる
この違いですね。上品な若返り治療を心がけております。