症例写真（No.353686）

本日ご紹介する症例の患者様は60歳代半ばの女性、上下のまぶたのたるみを改善したい、とのご希望でした。

約20年前に他院にて埋没法二重術をお受けになられていました。

カウンセリングの結果、上まぶたに対しては眉下リフト（眉下切開）、下まぶたに関しては切開ハムラ法を行うこととなりました。

術前→術後6ヵ月です。

上まぶたは眉下切開により主に目尻側のタルミが取れ、まぶたが軽くなっています。

傷跡は現段階でほぼ見えないレベルで分かりませんし、今後更に目立たなくなります。

まぶたが開けやすくなったことで額の力（反射的前頭筋収縮）が抜け、眉毛の位置が降りて目と眉が近くなっています。

私に関してはほぼ全例で眼輪筋の部分切除を行っており、一般的に行われている皮膚のみ切除する方法と比べ、目の開きやすさに関する改善効果が高く、持続性も強いと考えております。

（皮膚のみ切除するフェイスリフトとSMASの処理を行ったフェイスリフトでは、後者の方が改善効果および持続性が高まるのと同じ原理です）

下まぶたは目袋の強い状態から涙袋も強調され、大きく若返っています。

muscle suspensionという眼輪筋の吊り上げ処理を行いますがこれは術後の外反予防であるとともに、私に関しては眼輪筋弁を広い範囲で?離し挙上しており、軽いミッドフェイスリフト効果も兼ねています。

眉下切開とハムラ法の組み合わせにより、目元は10歳以上は若返ったと思います。

同時に行う場合はダウンタイムが大変ではありますが…　別々に行うのか同時に行うのかは患者様に選択して頂くことになります。

ご参考になりましたら幸いです。