クマ取り注射とは?種類やメリット・デメリット、気になるダウンタイムについて解説
老け見えの原因となる目の下のクマは、クマ取りの手術で改善が期待できます。しかし、目元にメスを入れることに抵抗がある方も少なくないでしょう。そこで選択肢となるのが「クマ取り注射」です。
本記事では、クマ取り注射の種類やメリット・デメリット、ダウンタイムについて詳しく解説します。
クマ取り注射とは?
クマ取り注射とは、目の下のクマやくぼみに薬剤を注入し、肌のハリやボリュームを与えてクマを目立たなくする施術です。メスを使用せず注射で完結するため、ダウンタイムが少なく、手術に抵抗がある方に選ばれやすいといえます。
特に次のような方に適しています。
- 目の下のクマを手軽に改善したい方
- 目元のハリを取り戻したい方
- 若々しい目元になりたい方
- ダウンタイムを抑えたい方
- メスを入れるクマ取りに抵抗がある方
クマ取り注射の種類
クマ取り注射といっても、使用する製剤や作用するメカニズムは様々です。コラーゲンを直接補うものや、肌の自己再生力を引き出すもの、自身の脂肪を活用するものなど、それぞれに特徴があります。
ここでは、代表的なクマ取り注射の種類について紹介します。
ベビーコラーゲン
ベビーコラーゲンは、ヒト胎盤由来のコラーゲンを目元に注入するクマ取り注射です。加齢で失われたコラーゲンの再生を促し、目の下の影クマを改善します。製剤が肌になじみやすい色味であるため、目元の薄い皮膚に注入しても透けにくく、自然な仕上がりが期待できます。クマだけでなく、目まわりの細かいしわにも効果が期待でき、目元全体の若返りが目指せるクマ取り注射です。
デューコラーゲン
デューコラーゲンは、SPF基準で飼育された豚由来の高純度コラーゲン製剤「Deusaderm(デューサダーム)」を使用するクマ取り注射です。加齢で特に減少しやすいⅠ型コラーゲンを補い、目の下のしぼみに自然な厚みとやわらかいボリュームをプラスします。
製剤には麻酔成分のリドカインが含まれており、注入時の痛みが軽減される設計となっています。目の下のクマに加えて、頬やこめかみのこけ、ほうれい線が気になる方にも向いています。
>湘南美容クリニックのデューコラーゲンの詳細はこちらヒアルロン酸
目の下のくぼみによってできる「影クマ」に対しては、状態によってヒアルロン酸注入が検討されることがあります。ジェル状のヒアルロン酸を目の下のくぼみに注入し、影によるクマを目立ちにくくする効果が期待できます。
なかでも粒子が小さくやわらかいヒアルロン酸製剤である「RHA1」は目元の注入に適しており、細かいしわの改善にも効果が期待できます。
ナチュラル脂肪注射ナノリッチ(成長因子・ナノリッチファット)
ナチュラル脂肪注射ナノリッチは、自身の太ももから採取した脂肪から、繊維組織を除去して抽出した良質な極小脂肪を目の下に注入する施術です。自身の脂肪を使うためアレルギー反応が少なく、脂肪が定着することで長期間の持続性が期待できるのが、他のクマ取り注射との違いです。
幹細胞が含まれていることから、ボリュームを補うだけでなく肌組織そのものの再生・若返りも期待できます。目の下のクマに加えて、血管の透け感や小じわ、色味の改善を目指したい場合にもご検討いただけます。
リジュラン注射
リジュラン注射は、サーモン(鮭)から抽出されたポリヌクレオチド(PN)を有効成分とする注射で、細胞の再生を促す肌育注射のひとつです。なかでも、目元に適した「リジュランi」は、皮膚の薄い目の際近くまで細かく注入でき、ハリを取り戻して小じわを改善します。また、クマ取り注射としても用いられ、特に血行不良が原因の青クマの改善に効果が期待できます。
クマ取り注射のメリット
クマ取りの治療にはいくつか種類がありますが、それぞれ異なる特徴やメリット・デメリットがあります。以下では、クマ取り注射の場合の主なメリットを紹介します。
幅広いタイプのクマにアプローチできる
クマには主に、青クマ・茶クマ・赤クマ・黒クマの4つのタイプがあります。クマ取り注射は製剤や注入法などによって、クマの種類に合わせた治療法があり、幅広いクマの種類へのアプローチが期待できます。
なかでもナチュラル脂肪注射ナノリッチは、青クマ・赤クマやふくらみとくぼみが混在する黒クマなど、幅広いタイプに対応できる施術として選ばれています。
ただし、重度の黒クマは注射だけでは改善が難しい場合があり、外科的なクマ取り治療の併用が推奨される場合があります。
自然な仕上がりが期待できる
ベビーコラーゲンやデューコラーゲン、リジュラン注射のように、肌の内側から再生を促すタイプのクマ取り注射は、自然な仕上がりが期待できます。注入量や部位を細かく調整し、不自然なふくらみや形の急な変化が起こりにくく、目元の状態に合わせた治療が可能です。
また、施術後すぐに大きな変化が出るのではなく、コラーゲン生成などに時間をかけてクマを解消するため、自然な仕上がりを目指せます。
施術時間が短い
脂肪注入を除くヒアルロン酸やベビーコラーゲンなどの注入系のクマ取り注射は、施術時間が短い手軽に受けやすい点が魅力です。施術時間は数分〜10分程度で完了するものがほとんどで、麻酔も基本的には不要となります。
メスを使う外科的なクマ取りは施術時間が長く、まとまった時間が取れない方には難しい場合もあります。クマ取り注射であれば、仕事帰りやお出かけ前のスキマ時間などに手軽に受けやすいといえます。
ダウンタイムが短い
切開がともなうクマ取り治療の場合、ダウンタイムが長くなりがちです。仕事にすぐ復帰したい、長い休みが取れない方は、治療に踏み出せない方も少なくありません。
しかし、注射のみ完結するクマ取り注射の場合、ダウンタイムは数日程度で落ち着くことがほとんどです。メイクでカバーもできます。日常生活への影響を最小限に抑えながら治療できる点は、クマ取り注射ならではの大きなメリットといえます。
クマ取り注射のデメリット
クマ取り注射は手軽さやダウンタイムの短さなどが魅力の一方で、知っておきたいデメリットもあります。以下では、クマ取り注射の主なデメリットを紹介します。
痛みを感じる場合がある
クマ取り注射は、極細の針を使用するものの、針を刺す瞬間や薬剤を注入する際にチクチクとした痛みが生じます。特に目元は皮膚が薄く神経も多く通っている繊細な部位のため、人によっては痛みを感じやすい部位です。
基本的に麻酔なしでも受けられる施術ですが、目元に注射することへの抵抗感が強い方や痛みに弱い方は、麻酔オプションを検討すると良いでしょう。麻酔クリームや麻酔テープを使用することで、施術中の痛みを緩和できます。
ダウンタイムがある
切開が伴う手術に比べるとダウンタイムは短いですが、ゼロではありません。注入時に針が毛細血管に触れることで、数日〜1週間ほど内出血や赤みが出ることがあります。なかでも目元は皮膚が薄く、毛細血管も多いため、他の部位と比べて内出血が起きやすい傾向があります。
定期的なメンテナンスが必要になる
クマ取り注射は、身体に吸収される安全な成分を使用しているため、効果の持続性には限りがあります。一度の施術で半永久的な効果があるわけではないため、定期的なメンテナンスが必要です。
各クマ取り注射の効果の持続期間はそれぞれ異なります。ただし、ナチュラル脂肪注射ナノリッチのように自身の脂肪を用いる脂肪注入の場合は、一度組織に定着すれば、長期間の効果の持続が期待できます。
医師の技術によって仕上がりが左右されやすい
目元は皮膚が非常に薄く、繊細な部位です。クマ取り注射では、注入する深さや量が少しでもズレると、「しこりになる」「ボコボコと凹凸ができる」「入れすぎてパンパンになる」といったリスクが生じる可能性があります。
例えば、ヒアルロン酸を浅い層に注入しすぎると、青白く透けて見える「チンダル現象」が起こることがあります。また、注入量やデザインのバランスが適切でないと、不自然なふくらみや左右差が出てしまうケースもあります。仕上がりの良し悪しは、医師の技術力に左右されるといっても過言ではありません。
クマ取り注射で起こりうるダウンタイム
クマ取り注射のダウンタイムは少ないとはいえ、注射特有の腫れや内出血などが生じる場合があります。ここでは、クマ取り注射で起こりうる症状と、ダウンタイム中の過ごし方について解説します。
ダウンタイムの例
クマ取り注射はメスを使う手術と異なり、多くの症状は数日〜1週間程度で自然に落ち着くことがほとんどです。翌日から仕事に行けるケースも多いため、周囲にも気付かれにくいでしょう。
主なダウンタイムの症状は、以下の通りです。
- 内出血:注射の針が細い血管に触れることで、目元に青紫〜黄色の内出血が出ることがあります。多くの場合、コンシーラーやファンデーションで隠せる程度で、1〜2週間ほどで自然に消失します。
- 腫れ・むくみ:注入直後は目元に軽い腫れやむくみが出る場合があります。通常は数日で落ち着きます。
- 赤み:針を刺した部位を中心に、軽い赤みが出ることがあります。施術当日〜翌日にはほぼ目立たなくなるケースが大半です。
- しこり感:注入部位に一時的なしこり感が出ることがありますが、時間の経過とともになじんでいきます。
なお、脂肪注入の場合は脂肪の採取部分(太もも)のダウンタイムもあります。効果が長く続きやすい一方、目元の内出血や腫れなどは、他のクマ取り注射よりも長くなる傾向にあります。
ダウンタイム時の過ごし方
施術後、目元はデリケートな状態にあります。内出血や腫れを長引かせないために、以下のポイントを押さえておきましょう。
① 血行が良くなる行為は避ける
施術当日は、激しい運動・サウナ・長時間の入浴・飲酒など、血行が促進される行為を避けましょう。内出血や腫れが悪化する可能性があります。ただし3日以降は、湯船に浸かったり軽く運動をしたりして代謝を上げることで、治りを早められることもあります。
② 目元をこすらない・マッサージしない
施術後の目元を強くこすったり、マッサージを行ったりすることは控えてください。注入した薬剤が分散し、仕上がりに影響が出る可能性があります。
③ 腫れが気になる場合は軽く冷やす
施術後48〜72時間は、清潔なタオルで包んだ保冷剤などを使い、目元を軽く冷やすと症状の緩和に繋がります。1回15〜20分程度が目安です。
④ メイクは翌日から(または数時間後から)
メイクは施術の種類によって異なりますが、当日〜翌日から可能なケースが多くなっています。内出血が気になる場合は、コンシーラーで自然にカバーできます。
⑤ 保湿ケアと紫外線対策
施術後の肌の乾燥や紫外線は、色素沈着の原因や回復を遅らせる要因となりえます。肌の保湿と日焼け止めの使用が必須となります。
クマ取り注射のダウンタイムや注射に抵抗がある時には
クマ取り注射に興味はあるものの「自然な仕上がりになるのか」という点に不安に感じる方もいるかもしれません。特にヒアルロン酸のように物理的にボリュームを補充する施術は即効性がありますが、チンダル現象やしこりが不安要素となる場合があります。
このような不安がある方には、肌細胞そのものを活性化させて内側からハリを引き出すリジュラン注射なども選択肢の一つです。時間とともに肌質が整っていくため、急な変化が出にくく、自然な仕上がりを目指せるのが魅力です。
また、注射による施術に抵抗があるという方は、マイクロニードルRFを用いた「モフィウス8」も選択肢です。専用の機器を用いて皮膚の深部に高周波エネルギーを届けることで、目元の引き締めやたるみ改善が期待できます。切開手術や注射には抵抗があるという方に適しています。
なお、クマの種類によって最適な治療法は異なります。ご自身のクマにはどの治療が適しているのか、カウンセリングで医師に見極めてもらいましょう。

施術の説明:ポリヌクレオチドを有効成分とし、肌の根本部分から若返り・お肌の自己再生を促す注射です。
施術の副作用(リスク):疼痛・腫れ・内出血・血管閉塞・アレルギー・感染・硬結を生じる可能性があります。
施術の価格:30,350円

施術の説明:RFを皮膚内に照射することで、目元のたるみ・しわ改善・肌のハリ・眼窩脂肪のタイトニングに効果を発揮します。
施術の副作用(リスク):疼痛・発赤・火傷・色素沈着・白斑・肝斑増悪・ざ瘡悪化・内出血・熱感・硬結の可能性があります。治療効果を実感いただくのに複数回生じる可能性もございます。
施術の価格:78,000円~135,000円
クマ取り注射に関するQ&A
クマ取り注射に関する、よくあるご質問にお答えします。効果の持続期間や施術時の痛みなど、気になる疑問をまとめましたので、参考としてご覧ください。
Q. クマ取り注射の効果はどれくらい続く?
A. 製剤の種類によって異なります。ヒアルロン酸の場合は半年〜1年程度が目安です。
湘南美容クリニックのリジュラン注射は、2〜3週間おきに3〜4回の施術を受けることで肌の土台を整え、その後は半年〜1年に1回程度のメンテナンスで良い状態をキープしやすくなります。
Q. クマ取り注射は痛い?
A. 目元は皮膚が薄いため、注射の際にチクッとした痛みが生じやすい傾向にあります。痛みが不安な方は、麻酔で痛みを抑えることが可能です。
湘南美容クリニックのリジュラン注射では、痛みが不安な方にも配慮した施術を心がけております。オプションで笑気麻酔や麻酔テープ・クリームを使用できる他、極細のナノニードルで痛みを最小限に抑える工夫をしています。
まとめ
クマ取り注射は、メスを使わずにクマにアプローチできる施術です。製剤や注入法は様々あり、クマの原因や状態によって適した方法は異なるため、ご自身に合った治療を見極めることが大切です。
湘南美容クリニックでは、ベビーコラーゲン、デューコラーゲン、リジュラン注射など、幅広いクマ取り注射の選択肢があり、薬剤を使わないモフィウス8も取り扱っています。どの治療法が良いのかわからないという方は、まずはお気軽に医師にご相談ください。クマの種類や肌状態に応じて、お一人おひとりに最適な治療法を医師がご提案いたします。
