シリーズ 若返りの匠 Vol.10 シリーズ 若返りの匠 Vol.10

Vol.10

第10回

湘南美容クリニック 医師
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酒井佳子さん(33歳・会社員)

シリーズ 若返りの匠 Vol.10

不揃いの二重瞼、眼瞼下垂、目の下のクマ。
目元のスペシャリストが「可愛い目元」を再現!

執刀医:
新橋銀座口院 医師

手術に寄せる期待が増加傾向に

中高年の方々のお悩みの多くは圧倒的に若返りについてです。特に気軽にできるボトックスやヒアルロン酸を使った若返り施術をご希望される方が多い傾向でしたが、最近では多少ダウンタイムの時間が取れる方が増えているようでして、糸リフトの人気が上がっています。
相変わらず低侵襲医療(手術・検査などに伴う痛みや発熱、出血などをできるだけ少なくする医療)のHIFU(ハイフ:高密度焦点式超音波による治療法)系や、高周波系の若返りの機械の施術は人気が衰えずにあります。私が研修医のときには「そろそろ手術の需要は終わりだね」と言われていたのですが、また「切る施術」の人気も上がってきている傾向にあります。おそらく「切らない施術」では改善に限界があるものがあるという理解が進み、手術を選択される方が多くなったと思われます。

経験が技術を支える

私は一般外科医として勤めていたときもありましたが、医学部の6年生のときから美容外科医になると決めていました。その理由は、一般外科医の場合、執刀医を筆頭としたチームで診療に取り組むことが自分の性分と合わないと感じていたからです。美容外科医の場合は、お客様のお悩みやご要望に寄り添い、看護師たちと協力して進めるやり方の方が自分が納得いくからです。
私は特に目の周りの若返り手術を得意としていると同時に、大変な魅力を感じています。目の構造というのは、1度や2度の手術だけではなかなか理解しにくいものです。数多くの経験を積むことによって「このお客様にはこれぐらい固定をした方がいい」とか、「もっと脂肪を取ったほうがいい」など、ケース・バイ・ケースでの対応力が上がり、過去の記憶という引き出しから知見を総動員することでお客様のご要望を再現することができるのです。そして、手術後にお客様が喜んでくださる姿を拝見することがなによりもうれしいのです。

今回先生に施術してもらったのは…
酒井佳子さん
(33歳・会社員)

今回美容整形を受けようと思ったきっかけは?

片方が二重で片方が一重と目のバランスの左右差など目周りのことと、 顔・フェイスラインが年齢と共にたるんで老けて見えてしまうのが悩みでした。普段は仕事が忙しいこともあり、なかなかケアも出来ていなかったので、短時間で若返りたいと思ったのがきっかけでした。

クリニックの雰囲気はいかがでしたか?

美容医療のクリニックは初めてだったんですが、待合室も広く明るくて綺麗なクリニックでした。
カウンセラーさん皆さんお綺麗で優しくて親しみやすい方でしたし、看護師さんも凄いテキパキ動かれていて、初めての施術でとても不安だったのですが、皆さん優しくて安心して施術を受けることが出来ました。

眼瞼下垂の症状が出ており、さらに左右不揃いだった二重を、耐久性が格段に高い「クイックコスメティーク・ダブルNeo」でパッチリとした目に。
さらに「SBCデカ目術」で上眼瞼挙筋という筋肉がしっかり開くように補強し、まぶたの裏(結膜)側から糸をCPFと瞼板に通して結び付ける「下眼瞼下制法(たれ目術)」を施してつり目の印象を和らげる。
また、目の下がたるんで凹みができてクマになっている部分は、「目の下の切らないクマ・たるみ(ふくらみ)取り」によって余分な脂肪を取り除き、凹み部分には「SBCリッチフェイス法」で自分自身の脂肪を注入し、なめらかで綺麗な目元を実現。

エラ

顔が大きく見える原因の一つである、エラの筋肉の発達しすぎを改善するため、「ボトックス(アラガン)」を注入することで筋肉の動きを抑えて小顔をつくる。

頬・あご下

脂肪量が多い頬とあご下は、皮下脂肪が90%まで除去が可能な「ベイザー脂肪吸引」を施す。術後の痛みや内出血、腫れやむくみも最小限で、皮膚の引き締め効果もある。

ゴルゴライン・ほうれい線

顔の脂肪量が多く、たるみが生じて出来たゴルゴラインとほうれい線には、自分自身の脂肪を注入する「SBCリッチフェイス法」で肌にハリとボリュームを持たせて解消する。自分の脂肪を利用するので異物反応はなく、幹細胞が含まれていることで、肌質の改善にも繋がる。

頬・フェイスライン

最後の仕上げとして「シークレットリフト」(左右各10本)を行い、全体を引き上げる。糸が吸収されるまでの期間は約1年半と、持続力も格段にUPしており、ダウンタイムも短い。糸が溶けるとコラーゲンが生成されるので肌の潤い効果もある。

施術POINT

酒井さんの施術を行ううえで、ポイントはどこでしたか?

酒井さんは、ご年齢はお若かったので「若返りしたい」という強いご希望はないと思ったのですが、ご年齢の割には「見た目の年齢が上に見える」というのが全体的なお悩みでした。また、左右不揃いの二重瞼を改善させ、メイク時間を短縮できるようなパッチリとした目にしたいということでした。 そこで、目元の可愛らしさをつくりだし、頬から下の部分はほっそりと小顔をつくることで若返りを実現させようと思いました。

まず気になった、左右の二重瞼の幅がまったく違うという点ですが、たるみは気になるほどなかったので、クイックコスメティーク・ダブルNeoで左側の二重の幅に合わせて右側をつくり、きれいな二重をつくり出しました。左側も食い込みが浅かったので、しっかりと補強しています。

また、右目の開きが少し悪く、左目にも若干の眼瞼下垂があったので、本格的な手術ではないですけれども、上眼瞼挙筋という筋肉がしっかり開くように補強して少し大きく見せるという「デカ目術」を行いました。

さらに、目の形的に「つり目」の印象がありましたので、目尻切開して外側方向に大きさを作り出してその印象をなくす「下眼瞼下制法(たれ目術)」を行い、腱板とCPFと呼ばれる膜状の組織部分を縫い込んで、しっかりと下眼瞼が下がるように手術をしています。それによって、大きさと形をつくりました。 目の下は、加齢による凹みと、その上部にある脂肪の影響でクマができていたので、「目の下の切らないクマ・たるみ(ふくらみ)取り」によって脂肪を取り除き、凹み部分に「SBCリッチフェイス法」でご自身の脂肪を注入しました。

目の周り以外では、ご年齢の割にはたるみが始まっており、お顔の脂肪量が多いために下がってきている状態でした。 そこで、まず「ベイザー脂肪吸引」で小顔を目指しつつ、「シークレットリフト」(左右各10本)でこめかみの方にぐっと引き上げてリフトアップさせつつ、たるみを改善してさらにエラには「ボトックス(アラガン)」を施して小顔にするという施術を行いました。

先生がお客様をカウンセリングするときに心がけていることはなんですか?

中高年の方の中には、最初から「ボトックス」や「ヒアルロン酸」などをご希望されて来院される方も多いのですが、その治療だけでは今の症状は治らないことが多々あります。そのことをわかっていただけないと治療に進めないことがあるので、若返りに対してお客様が少しでも医学的な知識を持っていただけるように気をつけています。
と同時に、お客様が何を一番求めているのかということを伺い、それに対して絶対否定はぜずに可能な方法を模索し、不可能なことははっきりとできないと言い、そのときは代案を出すなど、お客様のご意思を完全否定しないようにしています。
このような対応を行うためにも、親身になりお客様の心に届くようなカウンセリングを心がけています。

若返りたい女性へのメッセージをお願いします。

若返りでお悩みの方、特に私は目周りが得意です。お悩みの方はカウンセリングを無料で行っていますので、ぜひクリニックにいらしてください。よろしくお願いします。