眉下リフトにおける眼輪筋弁リフトの効果
2025.6.11
自由が丘院 院長ジェントル滝澤が、
4月→日本形成外科学会総会
5月→日本美容外科学会総会(JSAS)
それぞれ学会発表を行いました。
その際に発表した内容を、今回こちらの記事で
簡単にご紹介いたします♪
眉下リフト
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当院においても年間薬400件~500件程度の眉下リフトの手術を行っております。
大変優れた手術ですがいくつか課題もあります。
眉下リフトの課題
課題 01
目と眉の距離が近い方では、あまり皮膚が切除できないので、リフトアップ効果が難しいです。

また、時として術後に眉毛が下がりすぎてしまうこと
時として傷跡が目立ってしまうことがあります。
課題を解決するため、様々な工夫を先人たちが行ってまいりました
工夫 01
眼輪筋弁リフト
ですが現在日本ではあまり一般的にはまだ普及しておりません。
具体的には旧来は寄付切除後にそのまま手をつけなかった眼輪筋弁に加工を加え、ギュッと上部にリフトアップして固定をします。
その後通常通りに皮膚を縫い閉じます。

この1手間を加えますとまぶたが表面と内部ダブルでリフトアップされるというような工夫です。
眼輪筋弁リフトの効果
実際のところ… 01
また持続力も高まる印象でしたが、実際のところの効果が不明でした。

そこで今回眼輪筋弁リフトを加えると旧来の割下リフトと比較して、
どのような効果があるかということをデータを取ってまとめさせていただきました。
例1 01
眼輪筋弁リフトを行う際に眉毛の下の部分の操作を行いますので、術後に眉毛の位置が変化しすぎないかどうかということを、データを取って検証いたしました。
例えばこの方は旧来の眉者リフトを行った患者様です。

そしてこの方は眼輪筋弁リフトを併用して眉下リフトを行った患者様です。

旧来治療を行った16のモニター様と、眼輪筋弁リフトを併用した16のモニター様の比較の結果です。

どちらの治療を受けたモニター様も、術後に目と眉の距離は約1mm~1.5mm近くなるというような結果が出ております。
つまり眼輪筋弁リフトを行ってもより目と眉の距離が近くなってしまうということはありませんでした。
また目のたるみには左右差がある場合もございます。
その差が大きい場合、たるみが強い側の目にだけ眼輪筋弁リフトを併用して手術を行いました。

この方の場合は右目だけ眼輪筋弁リフトを行い、右と左の目と前の距離を比較線としました。
やはり目と眉の距離は術前術後で変化しますが、眼輪筋リフトを行っても行わなくても、変化の差っていうところはあまり差が出ませんでした。
では眼輪筋弁リフトを行うと見た目の変化はどのように変化するでしょうか。
この方は64歳のモニター様です

両側で8mm皮膚切除後にたるみの強い右側のみを行って、手術を行いました。
術後には左目と比較して、元々タルミが強かった右目の目尻側リフトアップ効果がより大きくなっております。
また傷跡もより早い時期に綺麗に目立たなくなりました。
モニター様ご本人の評価としても、たるみが強かった右側の方が最終的には目の形は気に入ってるというような評価をいただきました。
つまりモニター様、医師両方の目からを見て眼輪筋弁リフトを行った側の右側の方が手術の結果が優れていました。
次の方は30代のモニター様です。

大整形後に大幅の左右差が気になりご来院されました。
目と前の距離が狭く眉骨が高いタイプの骨格です。
このよなタイプは通常眉下リフトのリップアップが難しい方です。
そこで両側とも4mm皮膚後により二幅の狭い右目のみ眼輪筋リフトを行って手術を行いました。
手術後狙い通り狭かった右側の目の二幅が広がり大幅の左右差が解消しました。
合併症について
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通常の眉下リフトより、広範囲に手術操作を行いますので、晴れや内出血のダウンタイムが強く出るかと予想しましたが、そういったダウンタイムの差っていうのはほとんどありませんでした。
眼輪筋弁リフトを行うメリットデメリット
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さらに縫合部にかかる緊張が少なくなりますので、傷もより綺麗に早く治ります。
また、従来法より眉毛が下がりすぎてしまうというような心配はございません。
ただし、調査の結果は分かりましたが、旧来法でもまた眼輪筋弁リフトを併用しても、術後に目と眉の距離は約1mmから1.5mm縮まるということが明らかになりました。
つまり術前から比べて目と前の距離を遠ざけるということはできません。
もし手術前より目と眉の距離を広げたいというようなご希望の方がいらっしゃいましたら、その場合は全額リフトなどをご希望されるとよろしいかと思います。
デメリットとしては一時的なおでこのしびれが出る。
こういった可能性はございますが、ダウンタイムは旧来法と比べて大きく変わらず、総合的に見てデメリットよりメリットの方が大きく上回る手術方法だと思います。
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