黒クマの原因は「疲れ」だけじゃない|見分け方と目元の改善方法
目の下にできる黒クマ。ふくらみとくぼみの段差が作る影は、コンシーラーを重ねても消えず、疲れた印象を与えてしまうことも。
ただし、クマの原因を見分けることで、目元の状態に合ったケアや治療を選びやすくなります。
本記事では、加齢による変化に加えて、若い頃から目立っていた方に多い要因も含めて黒クマができる原因を解説。自宅でできる目元ケアと、セルフケアで変えにくい場合の治療の選択肢もご紹介します。
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黒クマの正体とは?色素ではなく「影」が作る疲れ顔
黒クマは、目の下のふくらみ・くぼみの段差によって生じる影です。青クマや茶クマが皮膚の色に関係するのに対し、黒クマは目元の凹凸によって目立ちます。
まずは見え方が変わる条件を確認し、自身がどのタイプかを絞り込んでいきましょう。
鏡でセルフチェック|簡単な見分け方
明るい場所で顔を上に向け、影の見え方が変わるかどうかで、黒クマかどうかをある程度絞り込めます。
- 顔を上に向けると影が薄くなる → 黒クマ(段差による影)
- 皮膚を横に軽く引っ張ると色が薄くなる → 青クマ(血行不良)
- 引っ張っても色が一緒についてくる → 茶クマ(色素沈着)
顔を上げて影が薄くなる場合は、黒クマの可能性が高いでしょう。
さらに皮膚を軽く引っ張ったときの変化もあわせて確認すると、青クマや茶クマとの違いを見分けやすくなります。
青クマ・茶クマとの決定的な違い
青クマと茶クマは皮膚の色の問題であり、凹凸で影ができる黒クマとは原因が異なります。
青クマは、冷えや睡眠不足などで血流が滞り、皮膚の下の血管が透けて青黒く見える状態です。
茶クマは、紫外線や摩擦による色素沈着が主な原因で、皮膚そのものに色がついています。そのため、顔の角度や光の当たり方を変えても、色が薄くなりにくい点が特徴です。
一方、黒クマは顔を上に向けたり光の当たり方を変えたりすると、目立ちにくくなることがあります。
関連記事:【青クマ茶クマの見分け方】10秒チェックと老け見えを防ぐ色別ケアガイド
黒クマができる主な原因|加齢だけじゃない?

黒クマの影は、眼窩脂肪(がんかしぼう)が前に出ることと、その下にくぼみができることで濃くなります。濃さを決めるのは段差です。
眼窩脂肪は下まぶたの内側・中央・外側の3か所にあり、量や骨格には個人差があるため、若い頃からクマが目立つ方もいます。
若い頃から目立つのは骨格や眼窩脂肪の量が関係
10代や20代のうちから黒クマが目立つ場合は、加齢だけでなく、もともとの眼窩脂肪の量や、目の下から頬にかけての骨格が関係していることがあります。
眼窩脂肪が多いと目の下にふくらみが生じやすく、その下のくぼみとの段差によって影が目立ちます。また、骨格によって目の下と頬の高低差ができやすい方は、若い頃から黒クマが現れやすい傾向があります。
関連記事:生まれつきのクマは治る?種類と原因・大人のためのおすすめ施術
加齢による目元の支持組織のゆるみと眼窩脂肪の突出
加齢に伴って眼輪筋(がんりんきん)や靭帯などの組織がゆるむと、眼窩脂肪を支える力が弱まり、脂肪が前方へ押し出されやすくなります。これによって生じるのが、目の下のふくらみです。
さらに、その下にくぼみが重なると高低差が大きくなり、影も濃く見えるようになります。真顔の状態でもふくらみと溝が目立つ場合は、こうした加齢による構造の変化が黒クマに関係していると考えられます。
目の疲れや睡眠不足で一時的に濃く見えることも
目の下の影が日によって濃くなったり薄くなったりする場合は、目の疲れや血行不良、睡眠不足、むくみなどが重なっている可能性があります。
これらは影を一時的に濃く見せる要因ですが、眼窩脂肪の突出やくぼみによる段差そのものを作るわけではありません。休息をとったあともふくらみや溝が目立つ場合は、眼窩脂肪のふくらみ・くぼみによる黒クマの可能性があります。
自宅でできる目元ケアと黒クマへの効果
自宅でのケアでは、眼窩脂肪の突出やくぼみによる段差そのものを変えることはできません。ただし、青クマやむくみ、色素沈着などが重なっている場合は、目元への負担を減らすことで目の下の暗さが和らぐことがあります。
目元を温めるケアが向くのはどんな場合か
温めるケアが向くのは、青クマやむくみが重なり、目の下が濃く見えている場合です。蒸しタオルをまぶたの上に3〜5分のせ、皮膚をこすらずに温めましょう。
血行不良やむくみによる見え方が和らぐことはありますが、眼窩脂肪の突出やくぼみによる段差そのものは変えられません。一時的な要因が重なっている場合に適したケアです。
目元をこすらず皮膚への負担を減らす
アイメイクを落とすときや、花粉症などで目をこする癖がある方は、摩擦によって目元の皮膚に負担がかかります。色素沈着による茶クマが重なると、黒クマの影がさらに濃く見えることもあります。
アイメイクはポイントメイクリムーバーをなじませてから、コットンで軽く押さえるように落としましょう。洗顔後もタオルを滑らせず、目元をやさしく押さえて水分を取ることが大切です。花粉症などでかゆみが続く場合は、こするのを我慢するだけでなく、医療機関で原因に合った治療を受けましょう。
セルフケアで変えにくい黒クマには美容医療という選択肢も
セルフケアを続けても黒クマが目立つ場合は、眼窩脂肪によるふくらみや、目の下のくぼみ、皮膚の余りなどが関係している可能性があります。
美容医療では、目元の状態に応じて、次のような方法が選択肢になります。
- 眼窩脂肪を取り除く「切らないクマ取り」
- 眼窩脂肪をくぼみへ移動させる「裏ハムラ法」
- 不足しているボリュームを補う「脂肪注入」
- 余った皮膚と眼窩脂肪を取り除く「アイバックリムーブ法」
ここからは、それぞれの施術の特徴を詳しく紹介します。
原因の脂肪を除去する「切らないクマ・たるみ取り」
眼窩脂肪が前に押し出され、目の下にふくらみが生じている場合は、「目の下の切らないクマ取り・たるみ(ふくらみ)取り」が選択肢になります。
まぶたの裏側から余分な眼窩脂肪を取り除くことで、ふくらみとその下のくぼみによる高低差を整える施術です。目元の凹凸がなだらかになるため、段差によって生じていた影の改善が期待できます。

ふくらみとくぼみを整える「裏ハムラ法」
目の下のふくらみと、その下にあるくぼみが同時に目立つ場合は、「裏ハムラ法」が選択肢になります。
裏ハムラ法は、下まぶたの裏側からアプローチし、ふくらみの原因となっている眼窩脂肪を、くぼんでいる部分へ移動させる施術です。
眼窩脂肪を取り除かずに位置を整えることで、目の下の凹凸をフラットにし、段差によって生じていた影を目立ちにくくする効果が期待できます。

脂肪注入でくぼみをなめらかに整える
目の下やゴルゴ線のくぼみによって影が目立つ場合は、不足しているボリュームを脂肪注入で補う方法があります。
「ナチュラル脂肪注射コンデンスリッチ」は、太ももなどから採取した脂肪を目元のくぼみに注入する施術です。ふくらみとくぼみの段差をなめらかに整え、影による黒クマや疲れて見える印象にアプローチします。

皮膚の余りを伴う黒クマにはアイバックリムーブ
目の下のふくらみに加えて、皮膚の余りやしわ、たるみが目立つ場合は、「アイバックリムーブ法」が選択肢になります。
下まつ毛の際を切開し、余分な皮膚と眼窩脂肪を取り除くことで、ふくらみと皮膚のたるみを同時に整える施術です。皮膚の余りによる凹凸を滑らかにし、目の下に生じる影を目立ちにくくする効果が期待できます。

黒クマの原因に関するよくある質問
Q. 目の下をこする癖だけで黒クマになりますか?
目の下をこする癖だけで、眼窩脂肪の突出による黒クマが生じるわけではありません。ただし、摩擦による色素沈着で茶クマが重なると、目の下がさらに暗く見えることがあります。かゆみがある場合も強くこすらず、症状が続くときは医療機関へ相談しましょう。
Q. 目元マッサージは毎日やっても大丈夫ですか?
マッサージはクマをかえって悪化させる場合があるのでおすすめしません。どうしてもむくみケアの一環として行いたい場合はクリームやオイルで滑りをよくし、指の腹で軽く触れる程度にとどめましょう。赤みやヒリつきが出た場合は中止してください。
Q. 黒クマの施術は保険適用になりますか?
美容を目的とした黒クマの施術は原則として自由診療となり、健康保険は適用されません。費用は施術内容によって異なるため、目元の状態や希望する仕上がりとあわせて、カウンセリングで確認しましょう。
まとめ
黒クマは、目の下のふくらみとくぼみが作る影です。顔を上に向けたときに影が薄くなる場合は、黒クマの可能性が高いでしょう。
主な原因には、加齢による支持組織のゆるみや眼窩脂肪の突出、もともとの脂肪量や骨格が挙げられます。目の疲れやむくみなどが重なると、一時的に影が濃く見える場合もあります。
湘南美容クリニックでは、黒クマの原因や目元の状態に合わせた治療を提案しています。自分では原因を見分けにくい場合や、セルフケアで変化を感じにくい場合は、無料カウンセリングで目元の状態を確認してもらうのも一つの方法です。
カウンセリングでは、黒クマの原因や治療の選択肢について説明を受けたうえで、施術を受けるかどうかを検討できます。まずは目元の状態を知る機会として、ぜひ気軽にご相談ください。
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