クマ取りマッサージで改善できる?メリットとリスク、クマが治らない時の対処法
老け見えや疲れ顔の原因になる目の下のクマ。自己流のクマ取りマッサージやアイクリームでケアをしている方も少なくないのではないでしょうか。一時的な改善が期待できる場合もありますが、クマの種類によってかえって状態が悪化することも。
本記事では、クマの種類ごとのマッサージの効果とリスク、セルフケアで治らないクマへの対処法をわかりやすく解説します。

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マッサージでクマ取りできるかはクマの種類による

マッサージでクマが改善できるかどうかは、クマの種類によって変わります。目の下のクマには、主に「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」「赤クマ」の4種類があり、それぞれ原因が異なります。マッサージがかえって逆効果となる場合もあるため、ご自身のクマがどのタイプか知ることが重要です。
マッサージが有効なのは「青クマ」
青クマは、目の下の血管が透けて青っぽく見えるタイプのクマです。血行不良が主な原因で、目の下を優しく横に引っ張って色が薄くなる場合、青クマである可能性が高いといえます。
4種類のうち、マッサージでクマの改善が期待できるのは青クマのみです。血行を促すことで色味がやわらぐ可能性があります。ただし、目元の皮膚は非常にデリケートなため、摩擦や刺激を与える過度なマッサージは基本的におすすめしません。
青クマは睡眠不足や肩・首まわりのこわばりも要因として考えられるため、蒸しタオルで温める、湯船に浸かる、ストレッチをするなど、生活習慣の改善からのアプローチも有効です。
関連記事:【青クマ茶クマの見分け方】10秒チェックと老け見えを防ぐ色別ケアガイド>
マッサージでの根本改善が難しい「茶クマ」「黒クマ」「赤クマ」
茶クマは、色素沈着が主な原因のクマです。黒クマは、たるみや眼窩脂肪の突出によってできる「影」が原因です。赤クマは、眼輪筋のゆるみにより筋肉の色味が透けて見える他、眼精疲労や炎症なども原因として考えられます。
いずれも目元のマッサージでは治すことが難しく、かえって摩擦による色素沈着やたるみの進行を招くおそれもあります。特に黒クマはたるみや脂肪の突出といった構造的な問題が原因のため、セルフケアでの改善が難しいといえます。専門のクリニックでクマのタイプや状態を医師から診断してもらったうえで、美容医療のアプローチも検討することがおすすめです。
関連記事:目の下のたるみを取る方法とは?原因と自宅でできる対策・美容医療の選び方>
目の下をマッサージするメリットとリスクも知っておこう
目の下のマッサージには、血行促進やむくみの解消といったメリットがある一方で、デリケートな目元ならではのリスクもあります。
以下のメリットとリスクの両方を正しく理解しておきましょう。
メリット①:血行不良が改善される
目の下をマッサージすることで血行が促進され、目の疲れが解消されることがあります。また、血行不良が原因の青クマが解消されたり、色味がやわらいだりする効果が期待できます。
ただし、青クマ改善の効果は一時的である場合があります。
メリット②:むくみが解消される
目元のむくみの解消も、マッサージに期待できるメリットの1つです。長時間のデスクワークや睡眠不足などで目元の血行が滞ると、目の下がむくんで重たい印象になることがあります。
マッサージで目元のリンパの流れを改善することで、溜まっていた水分や老廃物が流れやすくなり、一時的に目元がスッキリと見えることがあります。特に朝起きた時のむくみ対策として有効です。
メリット③:リラックス効果が得られる
マッサージには、リラックス効果も期待できます。目のまわりには「眼輪筋」という筋肉があり、長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用で目を酷使すると、緊張してこわばってしまいます。
目元を優しくほぐすことで緊張がやわらぎ、仕事の合間や就寝前のリフレッシュとして役立ちます。
リスク①:摩擦による色素沈着が起きる
メリットもいくつかありますが、目の下の皮膚は非常に薄く、顔の中でも特にデリケートな部位です。マッサージでこすったり、強い摩擦を繰り返し与えたりすると、刺激から肌を守ろうとしてメラニン色素を生成します。
茶クマの原因になったり、クマが悪化してしまうリスクがあります。
リスク②:皮膚の伸び・たるみに繋がる
肌のハリや弾力は、肌の奥にあるコラーゲンやエラスチンといった成分によって保たれています。しかし、目元の皮膚を強い力で引っ張ったり、グリグリと圧をかけたりするマッサージは、皮膚の伸びやたるみを招くリスクがあります。
過度なマッサージによって弾力成分が破壊され、皮膚が伸びて元に戻りにくくなってしまうこともあります。黒クマの悪化やしわの原因にも直結するため注意が必要です。
リスク③:毛細血管へのダメージに繋がる
目元には細く脆い毛細血管があり、強い圧をかけるマッサージは毛細血管を傷つけてしまうおそれがあります。毛細血管がダメージを受けると、内出血のような赤みが出たり、血管の透けによる青みが目立つようになったりする危険性もあります。血行を促すつもりのマッサージが、赤クマや青クマを悪化させる結果になりかねません。
クマ取りマッサージの注意点
目元のマッサージをする場合は、力を入れすぎないこと、皮膚をこすらないことに注意が必要です。アイクリームを塗って指の滑りを良くしておくと、摩擦によるダメージを防ぎやすくなります。また、ホットタオルなどで血行を促しておくと、血液が流れやすくなります。
スキンケアの際や入浴後などのタイミングがおすすめですが、クマの改善を期待して過度にマッサージを続けることは避けたほうが良いでしょう。
関連記事:赤クマの原因とは?マッサージは逆効果・正しい対策で「隠すメイク」から卒業する方法>
マッサージで治らない「茶クマ」「黒クマ」「赤クマ」はどうすれば良い?
マッサージでの改善が難しい茶クマ・黒クマ・赤クマは、放置しても自然に消えることはほとんどありません。また、加齢とともに悪化する傾向にあります。
このようなクマを改善するには、根本原因に合った正しい対処や治療を行うことが大切です。クマの種類ごとの対処法と効果的なクマ取り治療を紹介します。
茶クマは摩擦レスと美白ケア
色素沈着が主な原因の茶クマには、目元のマッサージは推奨されません。目元に摩擦を与えないことが最優先となります。クレンジングや洗顔でゴシゴシこすらない、紫外線対策を徹底するなど、摩擦レスな習慣を取り入れましょう。
そのうえで、日々の目元ケアには、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸などの美白有効成分が配合された美容液やアイクリームがおすすめです。
すでに蓄積してしまった色素を根本から改善したい場合は、美容医療も選択肢です。なかでも肌そのものの再生を促す「女優注射®(リジュラン+ボトックス)」は、目元の際近くまで細かく薬剤を注入でき、小じわや肌のハリを改善して若々しい目元に近づけます。
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黒クマ・赤クマはクリニックでの根本治療
黒クマの正体は、たるみや眼窩脂肪の突出によってできる「影」であり、赤クマは眼窩脂肪に圧迫された眼輪筋の色味が透けて見えている状態です。いずれも皮膚の下の構造的な問題が原因のため、マッサージやスキンケアで治すことはできません。
クリニックで受けられるクマの根本治療を、実際の症例とともに紹介します。
目の下の切らないクマ取り・たるみ(ふくらみ)取り
黒クマの原因となる「眼窩脂肪」を直接取り除くクマ取り治療です。皮膚表面を切らないため傷跡が残らず、施術時間は30分程度となります。余分な脂肪のみを取り除く脱脂は、腫れや内出血が比較的少なく、ダウンタイムが短いのがメリットです。
一方で、皮膚たるみやくぼみが強い場合は脱脂だけでは改善が難しく、しわが目立つ可能性もあります。クマの状態によっては脂肪注入など、他の施術との併用が推奨されることもあります。

施術の説明:お顔表面を切らずに目の下の余分な脂肪を取り除き、ハリのある生き生きとした目元にする施術です。
施術の副作用(リスク):だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・膨らみが残る・まぶたが凹みすぎたと感じる・膨らみや凹み具合など、仕上がりに左右差があると感じる・目がゴロゴロする・若返り効果が物足りない・小ジワ・シワ・たるみが残る、または増加する・目尻がつっぱるなどを生じることがあります。
施術の価格:113,000円
裏ハムラ法
下まぶたの裏側(結膜側)を切開し、ふくらみの原因である眼窩脂肪をくぼみに移動・固定する施術です。
まぶたの内側(結膜側)から切開する術式のため、皮膚にメスを入れる表ハムラ法(切開ハムラ法)と違って、表面に傷が残りません。下眼瞼外反などの合併症リスクを抑えやすく、涙袋が失われにくい傾向があるのもメリットです。
一方、皮膚の切除は行わないため、皮膚たるみやしわが強い方は、切開ハムラ法が推奨される場合があります。

施術の説明:目の下の脂肪を取るのではなく、膨らんでいるところから窪んでいるところに移動させ、美しく整える方法です。
施術の副作用(リスク):だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・膨らみが残る・まぶたが凹みすぎたと感じる・膨らみや凹み具合など、仕上がりに左右差があると感じる・目がゴロゴロする・若返り効果が物足りない・小ジワ・シワ・たるみが残る、または増加する・目尻がつっぱるなどを生じることがあります。
施術の価格:380,000円
アイバックリムーブ法
目の下の余剰皮膚と眼窩脂肪を除去し、凹凸とたるみを同時に解消する治療です。まぶたの裏側(結膜)からアプローチする切らないクマ取りと異なり、下まぶたのまつ毛の際に沿って切開します。術後は時間の経過とともに、切開線はほとんどわからなくなります。皮膚が余るほどたるみが強いクマの治療に適しています。
下まぶたを支える力が弱い場合は、眼輪筋の引き上げ固定をしたり、緩んだ下まぶたの短縮手術を併用することがあります。

施術の説明:皮膚・筋肉・脂肪を調整して、目の下の凹凸、皮膚のたるみを目立ちにくくします。
施術の副作用(リスク):だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・膨らみが残る・まぶたが凹みすぎたと感じる・膨らみや凹み具合など、仕上がりに左右差があると感じる・目がゴロゴロする・若返り効果が物足りない・小ジワ・シワ・たるみが残る、または増加する・目尻がつっぱるなどを生じることがあります。
施術の価格:117,970円~180,250円
切開ハムラ法
下まぶたのまつ毛の際を切開し、眼窩脂肪を切除せずにくぼみへ移動・固定するクマ取り治療です。脂肪を取り除くクマ取り(脱脂)と異なり、1つの施術でたるみとくぼみを同時に改善できるメリットがあります。
さらに余分な皮膚も同時に切除できるため、皮膚たるみやしわが強い方にも適しています。黒クマのなかでも、ふくらみだけでなく、くぼみや皮膚たるみがある方に有効で、併用治療をすることなく目元を若々しく改善できる治療です。

施術の説明:目の下の脂肪を取るのではなく、膨らんでいるところから窪んでいるところに移動させ、美しく整える方法です。
施術の副作用(リスク):だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・膨らみが残る・まぶたが凹みすぎたと感じる・膨らみや凹み具合など、仕上がりに左右差があると感じる・目がゴロゴロする・若返り効果が物足りない・小ジワ・シワ・たるみが残る、または増加する・目尻がつっぱるなどを生じることがあります。
施術の価格:380,000円
ナチュラル脂肪注射コンデンスリッチ
採取したご自身の脂肪から不純物を取り除き、濃縮した良質な脂肪細胞を注入する若返り治療です。ナノリッチと同様に、黒クマ・赤クマの改善が期待できます。
脂肪の定着率が良く、ヒアルロン酸注入に比べて、長期間の効果が期待できます。目の下だけでなく、目の上やおでこ、こめかみなど顔全体に注入することで全体的な見た目の若返りが目指せます。

施術の説明:濃縮したご自身の脂肪を注入して肌にハリを持たせ、しわを改善する治療です。
施術の副作用(リスク):だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・吸引部の皮膚が硬くなる、凹凸になる・施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ・皮膚の色素沈着などを生じることがあります。
施術の価格:144,370円~230,500円
ナチュラル脂肪注射ナノリッチ
太ももなどから採取した自身の脂肪の繊維質を徹底的に除去し、しわやたるみが気になる部位に注入する若返り治療です。目の下のクマにも有効で、特に黒クマ・赤クマの改善が期待できます。
きめ細かくなめらかで凹凸ができにくいため、まぶたのような薄い皮膚に適しており、目の下のくぼみや色味、肌質の改善が期待できます。赤クマの場合は、注入した脂肪が皮膚の下でクッションの役割を果たし、赤い色味や透けを物理的に抑えられます。
黒クマの場合は、眼窩脂肪を取り除くクマ取り治療(脱脂)と併用し、脱脂後の凹みに注入することで、明るい目元に近づけます。

施術の説明:濃縮したご自身の脂肪を注入して肌にハリを持たせ、しわを改善する治療です。
施術の副作用(リスク):だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・吸引部の皮膚が硬くなる、凹凸になる・施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ・皮膚の色素沈着などを生じることがあります。
施術の価格:225,850円~311,980円
くまぴたスレッド
メッシュ状に編まれた細い吸収糸を目元へ挿入し、目の下のクマやたるみの改善が期待できる施術です。
脂肪のふくらみを抑える糸と、くぼみにボリュームを出す糸の2種類を使い分け、メスを使わずに若々しい目元に近づけます。糸が周囲を刺激してコラーゲンの生成を促すため、ハリ感アップにも繋がります。糸は約2年かけて体内に吸収されます。
効果を保つには定期的なメンテナンスが必要です。2〜3ヵ月ごとに3回程度、その後は1〜2年に1回の頻度が推奨されます。

施術の説明:メッシュ状に編まれた細い吸収糸を目元へ挿入することで、目の下のクマやたるみの改善が期待できる治療です。
施術の副作用(リスク):傷・疼痛・腫れ・内出血・ひきつれ・神経障害を生じる可能性があります。
施術の価格:118,000円
モフィウス8
マイクロニードル(微細針)とRF(高周波)を組み合わせ、強力な皮膚と脂肪のタイトニングができる施術です。目の下のたるみにも有効で、皮下組織へ熱が伝わることで肌内部のリモデリングが促され、目元のハリや小じわの改善も期待できます。
メスを使う切開手術には抵抗がある、目の下のクマが軽度である場合などは、モフィウス8が選択肢になります。施術の頻度は、1ヵ月に1回の間隔で3回程度が目安です。

施術の説明:RFを皮膚内に照射することで、目元のたるみ・しわ改善・肌のハリ・眼窩脂肪のタイトニングに効果を発揮します。
施術の副作用(リスク):疼痛・発赤・火傷・色素沈着・白斑・肝斑増悪・ざ瘡悪化・内出血・熱感・硬結の可能性があります。治療効果を実感いただくのに複数回生じる可能性もございます。
施術の価格:78,000円~135,000円
クマ取りマッサージに関するQ&A
クマ取りマッサージに関する、よくあるご質問にお答えします。セルフマッサージの効果や美顔ローラーの使用など、気になる疑問をまとめましたので、参考としてご覧ください。
目の下のクマへの使用は控えるのが無難です。美顔ローラーはフェイスラインのむくみ取りなどには便利なアイテムですが、器具を使うと無意識のうちに強い摩擦や圧力がかかってしまう傾向があります。
アイクリームを塗ってマッサージすればクマは消えますか?
クマの種類によっては効果が期待できません。
アイクリームで改善が期待できるのは、乾燥による目元の小じわや、美白成分配合のものによる茶クマ(色素沈着)の予防程度です。また、血行が促されることで青クマが一時的に改善される場合もありますが、基本的には過度な目元のマッサージは推奨されません。
さらに脂肪やたるみが原因である黒クマ・赤クマは、どんなに高価なクリームを塗ってマッサージしても消すことは難しいといえます。根本原因にアプローチするには、クリニックでのクマ取り治療も有効な選択肢の1つです。
美顔ローラーなどで目元をマッサージしても良いですか?
目の下のクマへの使用は控えるのが無難です。美顔ローラーはフェイスラインのむくみ取りなどには便利なアイテムですが、器具を使うと無意識のうちに強い摩擦や圧力がかかってしまう傾向があります。
皮膚が薄い目元に使用すると、茶クマ(色素沈着)が濃くなったり、皮膚が伸びて黒クマ(たるみ)が悪化したりする原因になりかねません。目元のケアは、指で優しく行うのが基本です。
まとめ
「毎日マッサージしてもクマが取れない」という場合は、セルフケアの限界のサインかもしれません。誤ったケアを続けると、デリケートな目元はダメージを受けて状態が進行する可能性があります。特に黒クマや茶クマを根本から綺麗に取り除きたいなら、美容医療の専門的なアプローチが有効です。
骨格やたるみによって、クマの状態には個人差があります。湘南美容クリニックでは、クマの種類に応じた、脱脂やハムラ法、美容針など、幅広い治療の選択肢をご用意しています。まずは無料カウンセリングで、医師にクマの種類や最適な治療について相談してみましょう。
