デリケートゾーンにヨーグルトをつけるとにおい改善につながるとされますが医学的根拠はありません


ヨーグルトをデリケートゾーンへ塗るとにおいの改善につながると言われますが、これは膣内に乳酸菌がおり雑菌の増殖を防いでにおいを抑えているためでしょう。しかしヨーグルトは塗るよりも食べた方が腸内環境を整え、におい防止に役立ちます。

そしてナプキンやシートを使う時こまめに交換することも雑菌を増えにくくし、においの元を減らします。またそのようなケアを続けてもデリケートゾーンのにおいが気になれば、専門医を訪ねて適切な施術を紹介してもらいましょう。

膣は乳酸菌が存在し雑菌の繁殖を抑えにおいを予防しています

まず膣には乳酸菌の1種である常在菌が存在し、膣内へ雑菌が侵入し繁殖することを防いでいます。ヨーグルトをデリケートゾーンにつけるとにおいの改善や予防につながると言われる理由は、乳酸菌と関係があるためでしょう。

その乳酸菌が減ると雑菌が増えてにおいを引き起こしやすく、乳酸菌を増やす目的でヨーグルトをつけるとよいと言われています。ただしヨーグルトを使ったデリケートゾーンのにおいケアには根拠がないため、安全性は確かとは言い切れません。

肌荒れに注意

ヨーグルトに含まれる乳酸菌はプロテアーゼというタンパク質を分解する酵素を含んでいます。そのためデリケートゾーンの肌に塗った時肌のタンパク質に働きかけて傷つける可能性があるでしょう。

したがってヨーグルトをデリケートゾーンにつけてにおいケアをするよりも、専用アイテムでお手入れをした方が安全性が高く安心です。どうしても使ってみたい時は、先に腕の内側の柔らかい肌でパッチテストをし、異常がなければ少しずつデリケートゾーンへつけましょう。

常在菌を減らさないための生活習慣へ切り替えましょう

ヨーグルトが自分の肌に安全かわからないままデリケートゾーンへつけるより、常在菌を減らさないための生活習慣を心がけましょう。健康的な過ごし方になるよう見直す方が、においの予防や改善に役立ちます。

ヨーグルトは塗るより食べる

腸内の乳酸菌を増やすと環境が整い、老廃物などの排泄がスムーズになります。すると便秘を予防・改善するため毒素を体内にため込むことによるにおいの発生を避けられるでしょう。

洗いすぎに注意

デリケートゾーンのにおい予防には汚れを丁寧に落とすことが必要ですが、洗いすぎは逆に常在菌を減らし臭いの悪化をまねきやすくなります。そのためデリケートゾーンを洗う時は膣口付近までにして内部に石鹸が入らないようにし、刺激を抑えるためには専用のケアソープを用意しましょう。

ナプキン・シートはこまめに交換

常在菌が十分存在していても雑菌の繁殖しやすい環境にあるとにおいが心配になるため、通気性の下がりやすいナプキンやおりものシートの使用時はこまめに交換しましょう。目安として2~3時間で新しいものに換えることです。

セルフケアや生活習慣を見直しても改善しなければ専門医を訪ねましょう


ヨーグルトを使ったケアや日常生活の改善を続けていても、デリケートゾーンのにおいが気になる時は、専門医に聞いてもらいましょう。そのためにはまず予約することが多くの病院では必要です。

しかしクリニックまで出かけて相談することが恥ずかしければ、電話で専門スタッフが受け答えをしているクリニックで話を聞く方法やメール相談を選ぶ方法もあります。ですが施術を検討したい時には実際クリニックへ出かけて、施術を行っている医師と話をし具体的な内容の提案を受けた方が安心です。

美容クリニックで行う施術とは、たとえば形に問題がある場合は一部切除して整えたり、独自で開発したケアアイテムを使ったりする方法です。そしてデリケートゾーンへの施術を受けることになっても、乳酸菌を増やしやすい生活習慣は心がけた方が良く、においの再発防止のためにも施術後のケアは欠かせません。

その時には施術を受けた医師の指示にしたがって適切なケアを継続しましょう。

(まとめ)ヨーグルトでデリケートゾーンのにおいを消せる?

1.デリケートゾーンにヨーグルトをつけるとにおい改善につながるとされますが医学的根拠はありません

乳酸菌を含むヨーグルトをデリケートゾーンへつけると乳酸菌が増えて臭いを改善すると言われます。それよりも食べた方が腸内環境が整い、におい予防につながるでしょう。

もしケアをしてもにおいが薄くならない時は専門医の施術で改善する方法もあります。

2.膣は乳酸菌が存在し雑菌の繁殖を抑えにおいを予防しています

ヨーグルトには乳酸菌が含まれることから、膣の乳酸菌を増やして雑菌の繁殖を防ぎにおいを改善すると期待されますが安全性はたしかではありません。ヨーグルトをつけると肌荒れを招く恐れもあり、専用のケアアイテムを使った方がよいです。

3.常在菌を減らさないための生活習慣へ切り替えましょう

デリケートゾーンで常在菌を維持するには、健康的な生活習慣を心がけましょう。ヨーグルトは塗るより食べた方が腸内環境を整えて臭い予防につながります。

ほかには膣内まで洗うことは控えて、ナプキンやおりものシートを使う時はこまめに換えましょう。

4.セルフケアや生活習慣を見直しても改善しなければ専門医を訪ねましょう

ヨーグルトを使うケアや生活の改善をしても、デリケートゾーンのにおいが気になれば専門医と相談しましょう。実際クリニックへ出かけて医師と相談すると安心できるはずです。

そして施術後も支持された必要なケアとともに生活習慣を整えましょう。

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