「内ももの隙間」「外ももの張り出し」「膝上のお肉」など太もものセルフケアは難しいですよね。本気で部分痩せしたいなら、ただ食事制限や運動でカロリー管理をするだけではなく、別の方法を検討する必要があります。

科学的に認められた脂肪冷却マシンを使う「クールスカルプティング」なら、1回の施術で個人差はあるものの冷却部分の約20%の脂肪量を減らすことができます。ここでは、その仕組みと効果、実際に施術した場合の変化についてご紹介します。

クールスカルプティング(クルスカダブル)とは

クールスカルプティングとは、脂肪冷却マシンを使った医療ダイエット法です。「切らない脂肪吸引」とも呼ばれ、脂肪組織を冷却することで、脂肪細胞そのものを破壊し、数を減らすことができます。
厚生労働省から2017年に医療機器として承認されており、アメリカでも同様に承認されています。皮下脂肪を減少させる効果があるという、医学的な根拠があるのです。

その仕組みの秘密は、脂肪細胞の性質にあります。脂肪細胞は皮膚や血管などの他の組織に比べて低温に弱いため、上手く温度調節しながら冷却すれば、他の組織は守りつつ脂肪細胞だけを狙って冷却させることができるのです。冷却し、結晶化した細胞は、物理的に無理やり壊されるのではなく、人体の自然なメカニズムの中で機能を停止して細胞死に至り、体内の老廃物を排泄するシステムによって、2~3カ月かけて体外に排出されます。

一般的なよくあるダイエット法では、いくら頑張っても肥大した脂肪細胞は小さくなるだけであり、細胞数が減ることはありません。そのため、ダイエットを辞めると余ったカロリーは残った脂肪細胞に流れ込み、再び肥大してしまいます。しかし、クールスカルプティングで脂肪細胞そのものを減らせば、余ったカロリーを貯めるところがなくなっているため、早々リバウンドの心配はありません。
湘南美容クリニックではクールスカルプティングの施術1回で、個人差はあるものの冷却部分の約20%の脂肪量が減少します。

また、当院で使用しているクールスカルプティングエリートは、従来のクールスカルプティングから進化し、2エリア同時施術可能でフィット感がアップしました。
そのため、短い施術時間で通常のクールスカルプティングより吸引の不快感を感じずに施術を受けられます。

クールスカルプティング(クルスカダブル)は太ももの部分痩せが可能

「太ももの部分痩せ」は、食事制限や運動といった従来のダイエット法では難しいと分かっています。太ももが細くなったとしても、それはボディ全体の脂肪が均一に減っていった結果にすぎません。

しかし、クールスカルプティングなら、冷却マシンを当てた部位の脂肪細胞のみを排出できるため、その部位の部分痩せが可能だと科学的に認められています。
昔であれば、特定部位のみの脂肪を減らすには、脂肪吸引などの手術しか手がありませんでしたが、今は注射針やメスを使わなくても、冷却マシンを肌に当てるだけでそれが可能になったのです。体を傷つけずに痩せられるなら、ずっと安心ですよね。

クールスカルプティング(クルスカダブル)で太ももを施術する効果

太ももは特にボリュームのあるパーツなので、お肉がつくと目につきがちです。下半身太りに悩む人は多く、女性の4人に1人は太もも痩せに悩んでいるという調査結果もあり、太もも部分を細くできれば、ボディーライン全体も細く見えやすくなります。

特にクールスカルプティングでは、太ももの内側、外側、後ろ側など、希望する部位をピンポイントで施術できるため、それぞれに異なる印象の変化が得られます。

太ももの内側の場合

太ももの内側に隙間があると、両脚のラインがキレイに見え、美脚に見えます。しかし、この隙間は、ちょっとでもお肉がつくとすぐに消えてしまうもの。内ももに効くとうたう筋トレはたくさんありますが、体全体の脂肪が均一に燃焼されてしまうので、内もものみを引き締められるわけではありません。

クールスカルプティングなら、太もも内側のつまめる脂肪に対してピンポイントに施術し、脂肪を除去できます。たとえば、湘南美容クリニックの「メディカルサイズダウン」では、細身の方には「太ももスタンダードプラン」で両脚の内もも1回ずつ(計2エリア)、基本デザインとしては「太ももしっかりプラン」で両脚の内もも2回ずつ(計4エリア)から、クールスカルプティングを施術することをおすすめしています。1回の施術で脂肪細胞の約20%を破壊できるので、しっかりと気になる脂肪にアプローチできます。

太ももの外側の場合

太ももの外側は、張り出しが気になりやすいパーツです。しかし、もともとの骨格などに左右される面もあり、自力で引き締めることは難しいといえるでしょう。この部分が細くなれば、太もものボリュームが減るので、脚全体の印象が変わり、ボディーラインも全体としてすらっと見えるようになります。

クールスカルプティングなら、太もも全体のバランスをとりつつ、狙った部位の脂肪を除去できます。湘南美容クリニックの「メディカルサイズダウン」なら、医師との無料カウンセリングで目指したい脚のラインを確認できるので、たとえば太もも内側やお尻との境目などとのバランスをとりつつ、施術回数を調整できます。

太ももの後ろ側の場合

太ももの後ろ側は、重力によるむくみ・たるみが気になりやすく、いわゆるセルライトが目立ちやすい部分です。むくみからリンパの流れが滞り、肥大した脂肪細胞が血管やリンパ管を圧迫し、さらに代謝が悪くなりという悪循環から、やがて脂肪は線維化してセルライトになってしまいます。太ももやお尻の皮膚のデコボコはセルライトのしるしですが、自分で解消するのは難しいといわれています。

クールスカルプティングは、お尻から太ももの後ろ側にかけての頑固なセルライトにも、ピンポイントに施術できます。たとえば、湘南美容クリニックの「メディカルサイズダウン」では、「太ももスタンダードプラン」ならお尻の下(バナナロール)から太ももにかけて両脚1回ずつ(計2エリア)から施術できますし、「太ももしっかりプラン」ならさらにお尻のボリュームゾーンも両側1回ずつ(計4エリア)追加でケアするというデザインも可能です。

クールスカルプティング(クルスカダブル)装着の様子

湘南美容クリニックの太もものクールスカルプティングは事前にしっかりと立てた治療プランに沿って行います。その施術の実際を説明します。

準備

準備
まず、狙う箇所をマーキングしたら、凍傷を防ぐゲルを塗布。専門の看護師がマーキングに沿って機器(アプリケーター)を装着します。太もも内側では中~大サイズのアプリケーターを、太もも外側では大サイズのアプリケーターをつけることが多いです。

装着

装着するときは、グッと脂肪を吸引します。特に太ももは範囲が広く、他の部位に比べると大きいアプリケーターを使うため、引っ張られる感覚が大きくなる場合もありますが、数分で慣れてきます。冷たさも最初は強く感じますが、10分ほどで感覚が麻痺してきて冷感は弱くなります。
アプリケーターを専用のバンドとクッションで固定してもらったら、後はベッドでリラックスしながら施術終了を待つだけです。

施術

施術中は、のんびりとスマホを見たり、音楽を聴いたりできます。寝てしまう人も多いくらいゆったりと過ごせるのが特徴です。所要時間は、太ももの場合1カ所につき35分~75分です。

マッサージ

冷却が終わったら、アプリケーターを外します。施術後は吸引・冷却した箇所が出っ張ったまま凍り付いているので、看護師が2分間かけて脂肪を揉みこんでくれます。このマッサージは、つねられるような痛みを感じる人も多いのですが、治療効果をアップするためには欠かせない仕上げの工程です。

太もものクールスカルプティング(クルスカダブル)の経過症例写真

太もものクールスカルプティングをした人の経過を写真で紹介します。その効果を目で見て実感してください。

太ももの内側の症例

内ももにクールスカルプティングの施術をした2症例です。

症例1

太もも内側 症例1
この女性は、両脚の太もも内側の各1エリア(計2エリア)にクールスカルプティングを施術しています。

施術を担当した医局長の宮里翔子医師
施術前と比べて施術後2ヶ月はスッキリして見えます!

施術名:クールスカルプティング(R)
施術の説明:脂肪組織が他の組織よりも低温に弱いという性質を利用し、皮膚などを守りながら 脂肪だけを破壊し、排出する痩身治療です。
施術の副作用(リスク):発赤・内出血・硬結・知覚鈍麻・凍傷・色素沈着・逆説的過形成・輪郭異常を生じる可能性があります。
施術の価格:29,800円~39,800円

症例2

太もも内側 症例2
この女性も、1例目と同様、両脚の太もも内側の各2エリア(計4エリア)に施術し、5カ月後にまた両脚各2エリアを施術しています。この方は、それ以外にもお尻の下側(バナナロール)や太もも外側、膝まわりにも計12エリアを同時に施術しています。
多くのエリアをガッツリ施術していて、全体がしっかりと細くなっているのが分かりますが、特に太ももの内側付け根に向けてのラインがまっすぐになっているのが感じられますね。

施術名:クールスカルプティング(R)
施術の説明:脂肪組織が他の組織よりも低温に弱いという性質を利用し、皮膚などを守りながら 脂肪だけを破壊し、排出して除去する痩身治療です。
施術の副作用(リスク):発赤・内出血・硬結・知覚鈍麻・凍傷・色素沈着・逆説的過形成・輪郭異常を生じる可能性があります。
施術の価格:29,800円~39,800円

太ももの外側の症例

外ももにクールスカルプティングの施術をした2症例です。

症例1

太もも外側 症例1
この女性は、クールスカルプティングを2回に分けて受けていて、1回目は太もも内側と膝まわりのみでしたが、2回目はその2カ所に加え、両脚の太もも外側の各1エリア(計2エリア)にも施術を受けました。
1回目と2回目を比較してみると、太もも外側を追加した2回目の方が、外側への気になる張り出しがスッキリして感じられるのが分かりますね。

施術名:クールスカルプティング(R)
施術の説明:脂肪組織が他の組織よりも低温に弱いという性質を利用し、皮膚などを守りながら 脂肪だけを破壊し、排出する痩身治療です。
施術の副作用(リスク):発赤・内出血・硬結・知覚鈍麻・凍傷・色素沈着・逆説的過形成・輪郭異常を生じる可能性があります。
施術の価格:29,800円~39,800円

症例2

太もも外側 症例2
この女性も、クールスカルプティングを2回受け、2回目に太もも外側への施術追加を希望しました。1回目は太もも内側とお尻の下側(バナナロール)のみでしたが、2回目はその2カ所に加えて、膝まわりと、両脚の太もも外側の各1エリア(計2エリア)にも施術を受けています。
全体としてまっすぐなラインの美脚になっているのが分かりますが、特に外側への張り出しが目立たなくなっているのが分かりますね。

施術名:クールスカルプティング(R)
施術の説明:脂肪組織が他の組織よりも低温に弱いという性質を利用し、皮膚などを守りながら 脂肪だけを破壊し、排出する痩身治療です。
施術の副作用(リスク):発赤・内出血・硬結・知覚鈍麻・凍傷・色素沈着・逆説的過形成・輪郭異常を生じる可能性があります。
施術の価格:29,800円~39,800円

太もも全体の症例

太もも全体にクールスカルプティングの施術をした症例を紹介します。

症例1

太もも全体 症例1
施術を担当した湘南内科クリニック六本木院院長の御園生佳奈子医師
太ももを全体的にスッキリさせたいというご希望に対してクールアドバンテージとスムースプロというアプリケーターを使用し治療を行いました。

クールスカルプティングでは1回の施術で装着した部分の2割程度の脂肪を減少させることができるので、ちょっとしたサイズダウンなら1回、大きな変化をお求めの場合は複数回受けていただくことをおすすめします。

クールスカルプティングのアプリケーターのサイズは大きいものから小さいものまで6種類ほどあり、患者さまのご要望に合わせて適切なものを選択しますので、是非お気軽にご相談ください。

施術名:クールスカルプティング(R)
施術の説明:脂肪組織が他の組織よりも低温に弱いという性質を利用し、皮膚などを守りながら 脂肪だけを破壊し、排出する痩身治療です。
施術の副作用(リスク):発赤・内出血・硬結・知覚鈍麻・凍傷・色素沈着・逆説的過形成・輪郭異常を生じる可能性があります。
施術の価格:29,800円~39,800円
施術名:ダイエット外来
施術の説明:注射、レーザー、内服薬、脂肪吸引、調節性胃内バルーン留置など幅広い治療で本気痩せ。
施術の副作用(リスク):内出血、注入部分に発赤、腫れ、痛み、つっぱり感、熱感、硬結、ひりひり感を生じることがあります。
施術の価格:210円~217,080円

太もものクールスカルプティング(クルスカダブル)での注意点は?

クールスカルプティングは、注射針やメスは使わないので、皮膚に傷跡が残りません。ただ、脂肪組織を破壊するため、「痛み」や「ダウンタイム」はほとんどないものの、ゼロではないことに注意しましょう。
「施術時の痛み」は、特に(1)装着直後の吸引・冷却に伴う痛みと、(2)冷却後のマッサージの痛みを感じる人がいます。

(1)装着直後の吸引・冷却に伴う痛み

アプリケーターの装着時、脂肪を吸引しながら冷却を始めるので、引っ張り感と冷感があり痛いと感じる人もいます。特に太ももは、皮膚の感覚は鈍めですが、大きいアプリケーターを使うため痛みの範囲も広くなってしまいます。ただ、施術開始10分ほどで冷却により感覚が麻痺してくることから、こうした引っ張り感や冷感はいずれも消えます。

(2)冷却後のマッサージの痛み

冷却後に凍り付いた皮膚をもみほぐすため、マッサージ中はどうしても痛みやすく、強くつねられたような痛みを感じる人が多いです。2分間という短時間なので、頑張って耐えましょう。

「ダウンタイム」、つまり術後の赤みや痛み、むくみなどの回復にかかる時間は、クールスカルプティングではほとんどありません。施術直後の1~2時間は赤みやチクチクする軽い痛みが出ることがありますが、いずれも数時間~1週間以内に引くことが多いです。念のため、施術当日や術後数日は、太ももが露出せず締め付けの緩いスカートなどを履くと安心ですね。

湘南美容クリニックのメディカルサイズダウンで太ももを部分・集中痩せ

クールスカルプティングで太ももの部分痩せをする方法について紹介しました。
通常のダイエット法では不可能な「部分痩せ」も、クールスカルプティングなら、皮膚に傷をつけることなく達成することができます。太ももは体の中でも大きな体積を占め、部分痩せをしたときのラインの変化が分かりやすいパーツですから、希望のデザインをしっかりチェックしてから臨むようにしましょう。

湘南美容クリニックの「メディカルサイズダウン」シリーズでは、医師の無料カウンセリングで、可能な施術部位・回数について相談できます。太ももを集中的にケアするには、まずは無料相談でチェックしてもらうのがおすすめです。