デリケートゾーンの塗り薬はステロイド入りをできるだけ控えましょう


デリケートゾーンへステロイド入りの塗り薬を使うことはなるべく控えましょう。しかし市販品をどうしても購入する場合は、薬剤師と相談して指導を受けてからがおすすめです。

ステロイドは長期間続けて使用すると、肌の委縮など副作用が起きることもあります。短期間にとどめて、以前処方された薬をまた使うことも避けましょう。

またデリケートゾーンにステロイドの塗り薬を使いたいような時は、肌に優しい下着と刺激の少ない洗い方を心がけることが大切です。

ステロイド入り塗り薬を購入する時は薬剤師の指導を受けましょう

ステロイドは吸収率の高い成分であり、とくに皮膚の薄いデリケートゾーンでは吸収率がより高くなってしまいます。そのためデリケートゾーンへのステロイドの使用はできるだけ控えましょう。

市販薬でステロイド入りのものも販売されていますが、かゆみの強さや症状によって使うかどうか考え、購入する時は必ず薬剤師に相談し、指導を受けることです。

ステロイドが症状を悪化させることも

デリケートゾーンのトラブルの原因を素人が判断することは難しく、かゆみが強いからとステロイド入りの軟膏で鎮めようとしても改善されない場合があります。

逆に症状を悪化させる場合もあるため、普段とは状態が違う時にはむやみにステロイド薬を使うことは避けましょう。

ノンステロイド薬から使う

かゆみなどのケアにステロイドを含む薬が処方されることはありますが、市販薬を利用する場合ノンステロイド薬から選ぶと安心です。

しかしデリケートゾーンで粘膜に使いたい時など、部位によっては使用できない場合もあるため、購入の際に薬剤師と相談することをおすすめします。

ステロイドを必要以上に使い続けると、副作用の可能性もあります


短い期間でステロイドを使う場合、それほど大きな副作用はないと言われますが、必要以上に使うと副作用の症状の可能性があります。

ステロイドの副作用

体のあらゆる部位で症状の出る可能性はありますが、たとえば肌についての副作用には、萎縮する・薄くなる・赤みを帯びる・多毛になることがあげられます。

市販薬は病院で処方されるよりも低い含有量のものが多いですが、これらの副作用が見られた時は使用を控えましょう。

とくに外陰部は、重度の湿疹に対してステロイドの量の多い塗り薬を使うことは避けられるため、医師から処方を受けた薬でもデリケートゾーンに異常が感じられればすぐに相談することです。

過去に処方されたストロイド薬を使わない

ステロイド薬に含まれるステロイドの濃度は幅広く、その人とその症状によって最低量を医師が見極めて処方しています。そのため以前もらったものを時間が経ってからまた使うことは適切な量でない可能性があるでしょう。

するとステロイドによる副作用が出るかもしれないため、むやみに使用し続けることは避けましょう。

デリケートゾーンのケアと合わせて下着も見直しましょう

デリケートゾーンにステロイド入りの薬を使いたくなるような症状がある時は、普段身に着けている下着やデリケートゾーンの洗い方も見直すことをおすすめします。

肌に優しい下着の選び方

デリケートゾーンにトラブルがある時、身に着ける下着によって状態を悪化させる可能性があります。

そのため下着を肌に優しいものに変えて刺激を少なくしましょう。そのポイントは、生地が綿でできていることや縫い目と製品表示が気にならないことです。

他にもレースなどの装飾部分が肌に触れると刺激になりやすく、体に合わず締め付ける下着も刺激になるためサイズの見直しもおすすめします。

刺激の少ない洗い方をする

下着選びに加えて洗い方も刺激の少ない方法にしておくと良く、ボディソープは避けて専用ソープを使い、手指で優しく洗ってからぬるま湯で流します。

体を洗う時スポンジやブラシなどを使う場合もありますが、デリケートゾーンは刺激が強すぎるため、控えた方が安心です。また汚れが残らないようすみずみまで洗うことも、雑菌の繁殖を防ぎ、デリケートゾーンのトラブル予防につながります。

(まとめ)デリケートゾーンにステロイドを使わない方がいい?

1.デリケートゾーンの塗り薬はステロイド入りをできるだけ控えましょう

ステロイド入り軟膏をデリケートゾーンへ塗ることは吸収率が高いためできるだけ避けます。

ステロイドを使いすぎると副作用の可能性があり、そのような症状が出ている時は下着や洗い方も刺激の少ないものにしましょう。

2.ステロイド入り塗り薬を購入する時は薬剤師の指導を受けましょう

デリケートゾーンにステロイドを使うとより吸収しやすくなるため、できるだけ控えます。

もしステロイド使用の薬を購入する時は薬剤師と相談し、症状によってはノンステロイド薬から使いましょう。

3.ステロイドを必要以上に使い続けると、副作用の可能性もあります

ステロイド入りの薬を必要以上に使い続けると、萎縮などの副作用が出る可能性もあり、とくに吸収しやすいデリケートゾーンは注意しましょう。

そして以前処方されたステロイド薬をまた使うことも避け、その時の症状に合った最低量のものにします。

4.デリケートゾーンのケアと合わせて下着も見直しましょう

デリケートゾーンにステロイド入り薬の使用を考える時は、下着や洗い方もチェックしましょう。

そのポイントは肌に優しい綿製で縫い目やタグが肌に触れず、手指で専用ソープを使って丁寧に洗うことです。

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