夏のワキガ対策はワキの下を清潔に保つことが大切です


日本の夏は蒸し暑く、高温になる日も多いため、ワキガの悩みを持つ方にとってはつらい季節だといえるでしょう。夏は発汗量が増えるのでワキの下の清潔を保ち、こまめに汗を拭いて皮膚に汗を残さないことが肝心です。

ワキガの臭いは普通の汗の臭いとは明らかに違うため、とくに夏はワキガの臭いに敏感になる人が多くなります。

自己対策も大切ですが、ワキガの症状にストレスを感じている方は、専門のクリニックでのワキガ治療も検討しましょう。

ワキガの臭いが発生する原因があります

夏のワキガ対策で大切なのは、ワキの下の清潔を保つことです。汗をかいたままにしておくと常在菌が汗の成分を分解して、ワキガ独特の臭いを発生させてしまいます。

基本的に汗そのものは無臭なのですが、ワキガの汗は、脂質・タンパク質・糖質・アンモニアなどを含んでいるため、常在菌が繁殖しやすい環境を生みます。

とくに夏は皮脂の分泌が増えるため、汗と常在菌と皮脂が混じり合うことによって、さらにワキガの臭いが強くなりやすいです。

ワキガの原因になる汗はアポクリン汗腺から分泌されていて、ワキガ体質の傾向がある人ほど、アポクリン汗腺の数が多いといわれています。夏はアポクリン汗腺が活発になるので、自己対策として市販の制汗剤を使うのもよいでしょう。

制汗剤でワキガが治るわけではありませんが、一時的に臭いを軽減したい時には使ってみてください。

ウォータータイプ

スプレー式なのでワキの下だけでなく、全身の汗に対処したい時に便利です。

ひんやりとした爽快感があるので、夏向きの制汗剤といえます。

パウダータイプ

スプレーでパウダーを噴射するタイプの制汗剤で、広範囲に使用できます。

肌に白い粉が付着しやすいのが難点です。

シートタイプ

こまめに汗を拭きたい時に使いやすいのがシートタイプになります。

持ち運びやすいので、外出用にひとつあると便利です。

ロールオンタイプ

肌に直接塗る、液体タイプの制汗剤になります。

ワキの下だけでなく、胸元などにも塗りやすいです。

スティックタイプ

肌への密着度が高く、塗りやすいのが特徴です。

固形なので、夏に使うと爽快感に欠けるかもしれません。

ワキガは夏だけでなく、冬も対策が必要です


夏はとにかく発汗量が増えるため、ワキガ対策は夏に集中的に取り組むという方が多いです。ところがワキガは季節に関係なく臭いを発生させるため、冬の時期もワキガ対策をする必要があります。

夏のケアだけを考えていると、ワキガ対策の落とし穴にはまってしまうので注意しましょう。ワキガの臭いは制汗剤などで一時的な対策はできても、セルフケアだけで治すことは難しいです。

夏だけでなく冬もワキガの臭いが出てしまうのは、気温が急激に下がる環境が影響しています。冬は夏に比べると発汗量が減少しますが、その代わりに汗の成分が濃くなりやすいです。

汗をかきにくいと脂質やタンパク質の他に、インドールやスカトール、硫化水素といった強い臭いを放つ成分が体内に蓄積されます。こうした臭いの原因が汗と一緒に流れ出てしまい、臭いの強い汗になるのです。

ワキガは治療しなければ治ることはありません

夏も冬も臭いが発生するワキガは、汗腺に対する治療を行わなければ、治すことができません。汗をこまめに拭く、制汗剤を使うといった方法はワキガの臭い対策として必要ですが、効果が続く時間は限定的です。

汗を分泌するアポクリン汗腺やエクリン汗腺は、皮膚の下に埋もれているため、皮膚の表面をケアしただけでは、ワキガは治りません。

専門のクリニックで行われるワキガ治療のように、汗腺に直接アプローチする方法でなければ、改善は難しいでしょう。

ワキガ治療には汗腺を直接取り除く施術や、汗腺の働きを抑える施術があります。ワキの下を切らない治療を選ぶこともできるので、なるべく負担なく治療をしたい方でも自分に合った施術を見つけられます。

専門的なワキガ治療を受けることを検討しながら、日頃の生活習慣を見直すことも大切です。バランスのよい食生活を送り、適度な運動を取り入れて体質改善を目指しましょう。

(まとめ)夏のワキガ対策はどうすればいい?

1.夏のワキガ対策は脇の下を清潔に保つことが大切です

日本の夏は湿度と気温が高くなるので、ワキガの臭いが気になりやすい季節です。夏のワキガ対策としては、脇の下の汗をこまめに拭いて、清潔を保つことを心がけましょう。

ワキガの症状があまりにも気になる時は、専門のクリニックでの治療をおすすめします。

2.ワキガの臭いが発生する原因があります

常在菌が脂質などの汗の成分を分解する際に、ワキガの臭いが発生します。

ワキガを治す効果はありませんが、市販の制汗剤を使って一時的に臭いを防ぐのも、夏のワキガ対策になります。

3.ワキガは夏だけでなく、冬も対策が必要です

ワキガは油断していると夏だけでなく、冬でも強い臭いが発生しやすくなります。

制汗剤などでは一時的に臭いを抑えることはできても、治療しない限り季節を問わず臭いが発生します。

4.ワキガは治療しなければ治ることはありません

ワキガは夏でも冬でも臭いを発生させるため、専門的なワキガ治療を受けなければ治りません。

専門のクリニックで治療を受け、体質改善のための生活習慣の見直しをしていきましょう。

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