埋没法が結膜炎の原因になる可能性は低いです


結膜炎には外部からの異物が原因となる「アレルギー性結膜炎」と、ウイルスや細菌が原因となる「ウイルス性結膜炎」とがあります。埋没法の施術では結膜炎の原因となる物質が結膜に入り込む可能性は低いです。

したがって二重整形が結膜炎の直接的な原因になるとは考えにくいでしょう。可能性があるとすれば、結膜側に出た糸による怪我によるものです。

しかし施術がきちんと行われていれば、このような状況はほとんどあり得ないといえます。

結膜炎はアレルギーやウイルスが主な原因で発症します

埋没法は結膜炎と関係性があるのでしょうか。結膜炎のメカニズムを通し、検証してみましょう。

結膜というのは、まぶたの裏側および強膜(白目)の表面を覆っている粘膜のことです。結膜が赤く充血して炎症を起こしてしまう目の病気を「結膜炎」といいます。

結膜炎は、まばたきするたびに痛みを感じ、かゆみや涙、目ヤニなどの症状を伴うこともあります。

大きく分けて二種類があるとされており、それぞれ「アレルギー性結膜炎」「ウイルス性結膜炎」と呼ばれています。

アレルギー性結膜炎は、外部から入ってくる異物に対し、からだが過剰に反応することで起こる結膜炎です。

花粉が主なアレルゲンとなる「季節性アレルギー性結膜炎」と、埃やハウスダスト、動物の毛などがアレルゲンとなる「通年性アレルギー性結膜炎」とに細分化することもできます。

ウイルス性結膜炎は、文字どおりウイルスや細菌への感染が原因の結膜炎です。アデノウイルス・エンテロウイルス・コクサッキーウイルス・ヘルペスウイルスなどが主な原因となります。

他人が持つウイルスが体内に入り込むことで感染するのが特徴的です。このことから、埋没法の施術で結膜炎の原因物質が体内に入り込む可能性は低いです。

埋没法の瞼板法は糸が角膜を傷つける可能性があります


二重整形の埋没法には、施術の方法によって二種類が存在します。それぞれ「挙筋法」「瞼板法」と呼ばれており、二重まぶたを形成する際の糸の掛け方に違いがあります。

挙筋法はまぶたの裏側とまぶたを持ち上げる挙筋という筋肉を結んで二重まぶたにする施術です。糸がまぶたの裏側にある軟骨(瞼板)を通過せず、眼球に接触する可能性は極めて低いといえるでしょう。

一方、瞼板法ではまぶたの裏側と瞼板を結んで二重まぶたにします。瞼板は挙筋よりも眼球に近い位置に存在するため、ここを糸が通過することで角膜を傷つけてしまうリスクが高まるのです。

露出した糸で角膜が傷つくと、目の痛みや違和感が現れます。それにより目を擦ったりすることは、結膜炎の原因になるでしょう。

また糸が粘膜に傷を付けてしまった場合も同様です。角膜の炎症が進むと、「角膜炎」と呼ばれる病気になる可能性もあります。

万が一、埋没法の施術を受けたあとに目に気になる症状が出た場合は、すぐにクリニックで診てもらいましょう。症状が治まったら、二重まぶたの施術を再度受けることができます。

とはいえ通常、きちんと施術が行われていれば、このような病気に発展する心配はありません。

二重整形には糸を通さない切開法もあります

埋没法で結膜炎になる可能性は低いです。しかしもし、どうしても埋没法の施術を受けるのに二の足を踏んでしまうのであれば、別の施術方法を選択してみてください。

二重整形には糸を用いない施術方法もあります。それがまぶたを切開することで二重にする「切開法」です。

切開法では、皮膚を切開して余分な脂肪を取り除いた上で二重まぶたを形成します。まぶたの脂肪には眼窩脂肪とROOFと呼ばれるものがあります。

これらを切除することで、まぶたをスッキリさせることが可能です。そのためもともとのまぶたが厚い方でも美しい二重まぶたに仕上げることができます。

施術の前には局所麻酔を打つため、術中に痛みを感じる可能性は低いです。また埋没法に比べて持続性が高いため、後戻りが心配な方にも推奨されている施術法です。

ただし埋没法同様、二重の仕上がりには医師の技術力が大きく関係しています。目の病気にかかるリスクを低減させるためにも、信頼できるクリニックで施術を受けるようにしましょう。

(まとめ)埋没法は結膜炎の原因になる?

1.埋没法が結膜炎の原因になる可能性は低いです

結膜炎にはアレルギー性のものとウイルス性のものとの二種類があります。埋没法では、通常、原因物質が入り込む可能性が低いため、直接的な原因になるとは考えられません。

ただし施術後、結膜側に糸が露出してしまうと、結膜炎に繋がることがあります。

2.結膜炎はアレルギーやウイルスが主な原因で発症します

結膜は、まぶたの裏側および強膜(白目)の表面を覆っている粘膜のことです。結膜炎にはアレルギー性結膜炎とウイルス性結膜炎の二種類があります。

それぞれの原因から考えると。埋没法の施術が結膜炎の直接的な原因になる可能性は低いでしょう。

3.埋没法の瞼板法は糸が角膜を傷つける可能性があります

二重整形の埋没法のうち、挙筋法は糸が眼球に接触する可能性が低い施術と考えられています。一方、瞼板法は糸が眼球に近い位置で結ばれるため、角膜を傷つけるリスクが高いです。

ただしきちんと施術が行われていれば、そのような心配はありません。

4.二重整形には糸を通さない切開法もあります

埋没法で結膜炎になる可能性は低いですが、まぶたに糸を通さない施術を望まれる方もいるでしょう。二重整形にはまぶたを切開する「切開法」というものもあります。

まぶたの脂肪を除去できること、局所麻酔により痛みを感じにくいことなどがメリットです。

切らない二重術(埋没法)

極細の糸をまぶたに埋め込む方法です。腫れが少なく、ふたえのり感覚でできます。

切る二重術(切開法)

まぶたを切開したラインで二重を作ります。同時に余分な皮膚や脂肪を取り除くことができます。

目元形成

目のまわりや眉の下を切開し、目の形を整えます。視野が広くなる効果もあります。

眼瞼下垂

まぶたを引き上げる力を強くして、眼瞼下垂やそれにともなう頭痛・肩こりを解消します。

目元のたるみ取り

目の下のふくらみ(脂肪)やくぼみを取り除くことで、目元を若々しくします。

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運営クリニック湘南美容クリニック 新宿本院
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院長中村 大輔

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