自然癒着セットは、まぶたをわずか数ミリ切開し、余分な眼窩脂肪を除去することにより、まぶたの分厚さや腫れぼったさを解消することができます。
MD切開法では RF(電波)メスを使用し、徹底的に止血します。
出血が少ないと内出血や腫れを抑えられるので仕上がりもキレイになります。

一般的な電気メスは400kHz前後の周波数帯を用いるElectrosurgeryです。一方、4.0MHzの高周波を採用しているRFメスであるサージトロンはRadiosurgeryの領域となり、電波的な性質を強く持つことから電波メスとも呼ばれます。
この高い周波数により組織細胞中の水分子へ高密度に作用することで、侵襲を抑えた切開・凝固を可能にします。

4.0MHzの高周波ラジオ波により、組織細胞中の水分子への密度、集中性が高まります。そのため過剰な熱変性が抑えられ、組織損傷の少ない微細な切開・凝固を可能にします。

一般に、細胞のタンパク質は60~100℃で組織凝固が発生し、90~110度で蒸散(切開)が起こると言われています。サージトロンは4.0MHzの高周波により、より少ない出力で狭い範囲で熱を集中させることができ、短時間の温度上昇を生み出す事により、炭化組織を少なく抑えることができます。
まぶたの厚さが気になるケースでは皮膚自体の厚み、眼輪筋下脂肪(ROOF)の厚みが主な原因となります。一方で眼球を包んで保護している眼窩脂肪はまぶたの外側の厚みに影響があるため、自然癒着セット(上眼瞼脱脂)をおこなうことでまぶたを薄く見せることができます。まぶたの場合、脂肪吸引ではなく「脂肪除去」が適用されます。
また、眼窩脂肪が多い場合は二重を形成しても目尻側のラインがはっきり出ない場合があります。こういったケースでは自然癒着セット(上眼瞼脱脂)をおこなうことで二重のラインが安定し、目尻側までクッキリさせることが可能です。
まぶたの厚みにお悩みの方はカウンセリングによってどのような方法が適切かをご提案させていただきます。ぜひ一度無料カウンセリングにお越しください。
新宿本院主任医長 兼 技術指導医
村松 英俊 医師