まぶたを揉むだけでは二重にはなりにくいのが現実です


まぶたが一重になるか二重になるのかは、まぶたの構造上の問題がかかわっています。

ですから、まぶたを揉んだからといって、一重だったまぶたが二重になることはないのです。

厚く腫れぼったいまぶたでは、眠たそうな顔に見られることもあり、印象としては良くないのが一般的です。

まぶたを揉むことで浮腫がとれ、二重になるのではないかと期待してしまうのではないかと思います。

しかし、二重まぶたには二重になるための構造が必要なので、まぶたを揉んで厚みや浮腫が取れたとしても、二重にはならないのです。

二重整形後に、施術後の腫れを抑えるのにまぶたを揉む人もいるようですが、術直後にまぶたを揉むのはお勧めできません。

また、二重整形を受け年月を経た後でも、まぶたを揉むのは避けましょう。

一重まぶたと二重まぶたには根本的な構造上の違いがあります

一重まぶたと比べ二重まぶたの場合は、目がぱっちりとしていてかわいらしい印象を持ってもらいやすいです。

そのため、一重まぶたで悩む人は、二重まぶたに憧れるものです。

一重まぶたに悩む人は、自分のまぶたの厚みやむくみによる腫れぼったさが、一重まぶたになる原因ではないかと考えていらっしゃるでしょう。

しかし、一重まぶたと二重まぶたでは、まぶた内部の構造に違いがあります。

目を開けるとき、まぶたを上に持ち上げる際には、まぶた内部にある眼瞼挙筋が収縮します。

二重まぶたになる人は、眼瞼挙筋の先端から細い枝が伸びていて、まつげ付近の皮膚に付着しています。

眼瞼挙筋が収縮するときに、まつげ付近に伸びた枝がまつげ付近の皮膚を強く引き上げるので、二重になります。

一方、一重まぶたの人では、眼瞼挙筋から伸びる枝がないので、まつげ付近の皮膚を持ち上げられないために、一重になるのです。

ですから、まぶたの厚みや腫れぼったさがまぶたを揉むことですっきりしたとしても、一重まぶただった人が二重になることは無いのです。

まぶたを揉むと浮腫はすっきりして腫れぼったさがすっきりする場合があります


まぶたを揉むことで一重まぶたが二重にはならないということが分かりました。

しかし、まぶたを揉むことで腫れぼったいまぶたの浮腫を改善することは可能です。

まぶたが浮腫むのは、まぶたに水分、リンパ液が溜まっていることが、一つの理由です。

リンパ液の流れが悪くなったり、まぶた付近にあるリンパ節の機能が低下したりすると、リンパ液が、まぶた付近に溜まることがあります。

そのような場合には、まぶたを揉むことで溜まっていたリンパ液の流れが良くなり、まぶたがすっきりして腫れぼったさや眠たそうな目の印象が改善することがあります。

まぶたの浮腫を取る方法
  1. 肩を上に上げながら後ろに回す動作を10回程度行います
  2. 次に、耳の前側にあるリンパ節を手のひらで軽く押します この時の力の強さは、肌に手のひらが触れる程度にとどめます
  3. その後、目尻の辺りを2本の指で軽く押さえた後、まぶたを3本指で揉んでいきます この際、指をまぶたに軽く触れる程度にとどめておきましょう
  4. そして、最後に目尻、耳の前側に触れた後、最初に行った肩を回す運動を10回行います

まぶたの皮膚はとても薄いので、揉む際に擦ったりするのは適切ではありません。

また、強い力でまぶたやそれ以外の部分の皮膚を押すと、リンパ液を流すための弁をつぶしてしまうので、軽く触れる程度で十分なのです。

ただし、この方法を1回行ったからと言ってすぐに浮腫がとれるわけではありません。

毎日、少しずつ続けるようにしましょう。

二重整形後にまぶたを揉むときには、その方法に気を付けましょう

二重整形の施術を受けた後には、多かれ少なかれ腫れは起こります。

これを早く鎮めたいとまぶたを揉む方もいらっしゃいますが、これが逆効果になってしまう場合もあります。

施術後にまぶたが腫れるのは、施術によって傷ついた組織を修復しようと血液が集まることや、施術によってまぶたの組織に運ばれた血液が溜まってしまっていることが原因です。

また、浮腫んでいるが故に組織の中でリンパ液や血液の流れが悪くなります。

そうすると、周辺の血管やリンパ管を圧迫して、浮腫がある部分に溜まっている血液やリンパ液が血管やリンパ管に吸収されず、浮腫がなかなか改善しないのです。

しかし、そう聞くとまぶたを揉んだほうが腫れが治まりやすいのではないのか、と考えるかもしれません。

ですが、あまり強い力で揉むと、傷ついた組織で発生した痛み誘発物質が周辺の組織や全身へと流され、痛みを感じる範囲が広がったり、発熱を引き起こしたりすることがあります。

また、切開法を行った場合では、傷口を縫合してあるとはいえ、揉んだ刺激で傷が開いてしまう可能性があります。

傷が開くと、空気中の細菌などが傷口から入り込み、傷口の内部に膿が溜まる危険性もあります。

まぶたを揉む際は、まぶたを軽く圧迫しては離すことを繰り返す方法で行いましょう。

周辺組織や圧迫された血管が、圧迫されては広がることを繰り返して周辺組織に溜まった体液を流してくれることで血液の循環が改善し、徐々にですが浮腫や腫れが治まっていきます。

(まとめ)まぶたを揉むと二重になれる?

1.まぶたを揉むだけでは二重にはなりにくいのが現実です

まぶたの一重、二重は、まぶたの構造によって決まるもので、まぶたの厚みだけが関係しているわけではありません。

まぶたを二重にしたいのであれば、二重整形の施術を受けるのが、最も良い方法です。

2.一重まぶたと二重まぶたには根本的な構造上の違いがあります

二重まぶたには、二重になるような構造が備わっています。

まぶたの厚みや腫れぼったさがある一重まぶたの人は、まぶたを揉むと二重になると思っているかもしれません。

しかし、二重になるための構造がなければ二重まぶたにはならないのです。

3.まぶたを揉むと浮腫はすっきりして腫れぼったさがすっきりする場合があります

まぶたにリンパ液が溜まると、まぶたが浮腫んで腫れぼったくなります。

まぶた付近のリンパ節やリンパ管に、リンパ液を流すようなマッサージをすることで、まぶたの浮腫がとれ、すっきりする場合があります。

4.二重整形後にまぶたを揉むときには、その方法に気を付けましょう

二重整形の施術後にまぶたを揉み過ぎると、炎症が周辺の広い範囲に広がったり、高い発熱を招いたりする可能性があります。

また、強く擦ることはまぶたの皮膚を傷つけることになるので、まぶたを揉む際は、指を軽く皮膚に押し当てる程度にとどめましょう。

切らない二重術(埋没法)

極細の糸をまぶたに埋め込む方法です。腫れが少なく、ふたえのり感覚でできます。

切る二重術(切開法)

まぶたを切開したラインで二重を作ります。同時に余分な皮膚や脂肪を取り除くことができます。

目元形成

目のまわりや眉の下を切開し、目の形を整えます。視野が広くなる効果もあります。

眼瞼下垂

まぶたを引き上げる力を強くして、眼瞼下垂やそれにともなう頭痛・肩こりを解消します。

目元のたるみ取り

目の下のふくらみ(脂肪)やくぼみを取り除くことで、目元を若々しくします。

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運営クリニック湘南美容クリニック 新宿本院
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院長中村 大輔

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