まぶたへの埋没法と目の乾燥は関係ありません


埋没法が原因で目が乾燥することはありません。

涙を作り分泌している涙腺は上まぶたにありますが、その位置は眼球の上側の頂点付近、眼窩と呼ばれる骨と眼球との間にあります。

まぶたへの二重整形を埋没法で行う場合、糸が通るのはまぶたのまつ毛付近です。

そのため、この糸が涙腺を傷つけることはありませんから、埋没法で目が乾燥することは無いのです。

もし、目が乾燥するのであれば、別の原因が考えられます。

目の乾燥と埋没法の二重整形とは直接関係しません

二重整形の一つの方法である埋没法は、まぶたのまつ毛付近の皮膚と、それより上のまぶた内部とを糸で結ぶ施術法です。

多くは、表面近くの皮膚とまぶたの奥にある上眼瞼挙筋や、この筋肉が付着している瞼板とを結んでいます。

ところで、目の乾燥を防ぐのは涙であり、上まぶたにある涙腺で作り分泌され、瞬きによって目の表面全体へと送られます。

では、埋没法でこの涙腺を傷つけてしまわないかと心配される方もいらっしゃるのではないでしょうか。

涙腺があるのは、上まぶた内部の目尻寄りの位置にあります。

また、上まぶた内部ではなく、さらに奥の部分にあります。

眼球は眼窩と呼ばれる骨におさまっていますが、この眼窩と眼球との間に涙腺は存在します。

この涙腺で作られた涙は、上まぶたにある通路を通って目の表面へと分泌されます。

埋没法によって、この涙が通る通路が傷ついたりふさがったりする心配はほぼありません。

そのため、埋没法による二重整形と目の乾燥とは、直接関係しているとは言えないのです。

もし、目の乾燥が気になるとしたら、埋没法の二重整形を受けたタイミングで、目が乾燥する原因が始まったと考えるのが自然と言えます。

目の乾燥は涙に原因があります


目の表面には、涙が分泌されています。

涙腺で作られた涙は瞬きによって目の表面へと供給されます。

この涙は油分と水分、ムチンが主成分で、水分を供給しつつ開眼時に水分が乾燥しないよう、油分も含まれているのです。

また、眼球には血管が通っていないため、涙が栄養を送っています。

涙の分泌量の減少、もしくは涙の質の低下で目の表面を潤す力が弱まった状態をドライアイと言います。

加齢とともに涙の分泌量は減少していきますが、瞬きの回数が減少することによっても起こり得ます。

その原因となるのが、スマートフォンやPCの画面を長時間眺めることです。

これはVDTとも呼ばれ、これらの画面を見続けると瞬きの回数が、画面を見ていないときの1/3程度にまで減ると言われています。

そのため、涙が目の表面全体に送られる機会の減少と、目の表面からの水分が蒸発することによって、目が乾燥していくのです。

目の表面が乾燥する原因でほかに考えられるのは、空気が乾燥している場合やコンタクトレンズを装用している人、喫煙習慣が挙げられます。

また、瞼板内部には油分を分泌するマイボーム腺がありますが、これが加齢とともに詰まりやすくなることで油分の分泌が減り、水分が蒸発しやすくなることも原因として考えられます。

このように、目の乾燥は涙の成分の変化、もしくは涙の分泌量の減少が原因で起こるのです。

埋没法施術後に目の乾燥を感じたら専門医に相談しましょう

埋没法による二重整形が目の乾燥を引き起こす危険性は低いと言われています。

だからといって、ドラッグストアや薬局で販売されている点眼薬などを自己判断で使用するのも考えものでしょう。

埋没法の二重整形後に目の乾燥を自覚したら、まずは眼科などの専門医に相談してみることをおすすめします。

目の表面の乾燥が、何が原因で引き起こされているかは、専門家である眼科の医師が最もよく判断してくれます。

市販の点眼薬が狙う効果が、目表面の乾燥を引き起こす原因に合致していなければ、根本的な解決には至りません。

また、ドライアイ専用の点眼薬も販売されていますが、これに含まれる防腐剤が目の乾燥を引き起こすこともあります。

ただ、医師の指示のもとに薬局で処方される点眼薬にも、防腐剤が含まれています。

そのため、一般的には点眼薬の使用期限は1か月以内とされています。

一度開封すると、防腐剤の変質や点眼薬内に雑菌などが入り込んで繁殖し、その点眼薬を使用すると目に障害が起こる危険性があります。

目の乾燥を自覚したら、まずは眼科の医師に相談しましょう。

なお、その際には二重整形を受けたことを医師に告げることも大切です。

(まとめ)埋没法でまぶたを二重にすると目が乾燥する?

1.まぶたへの埋没法と目の乾燥は関係ありません

目の乾燥は涙の分泌で予防されますが、涙を分泌している涙腺を二重整形で傷つけることはありません。

そのため、埋没法の施術後に目が乾燥したとしても、目の乾燥は別の原因によるものと考えられます。

2.目の乾燥と埋没法の二重整形とは直接関係しません

目の乾燥は涙の分泌の異常によって起こりますが、この涙は涙腺で作られまぶたの内側に流れます。

涙腺の位置から、埋没法による二重整形が涙の分泌を減らすことは考えにくいため、埋没法が目の乾燥を引き起こしていると考えにくいのです。

3.目の乾燥は涙に原因があります

涙の分泌量の減少、もしくは涙の性質の変化によって目の乾燥は引き起こされます。

そしてそれらは、PCやスマホ画面の見過ぎ、空気の乾燥やコンタクトレンズの使用、喫煙習慣によってもたらされます。

4.埋没法施術後に目の乾燥を感じたら専門医に相談しましょう

埋没法二重整形後に目の乾燥を自覚したら、市販の点眼薬には頼らず眼科の医師に相談しましょう。

また、一度開封した点眼薬で1か月以上を経過したものは、使用しないことと、二重整形を受けたことを眼科の医師に告げるようにしましょう。

切らない二重術(埋没法)

極細の糸をまぶたに埋め込む方法です。腫れが少なく、ふたえのり感覚でできます。

切る二重術(切開法)

まぶたを切開したラインで二重を作ります。同時に余分な皮膚や脂肪を取り除くことができます。

目元形成

目のまわりや眉の下を切開し、目の形を整えます。視野が広くなる効果もあります。

眼瞼下垂

まぶたを引き上げる力を強くして、眼瞼下垂やそれにともなう頭痛・肩こりを解消します。

目元のたるみ取り

目の下のふくらみ(脂肪)やくぼみを取り除くことで、目元を若々しくします。

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