二重の整形後、最低限必要な冷やす期間は術後2、3日です
手術後にはまぶた周辺が腫れてしまうため、保冷剤などでこまめに冷やしてあげる必要があります。冷やす期間は腫れに合わせてだいたい術後2、3日を見ておくとよいでしょう。
ただし、冷やしすぎや、あるいは一見関係なさそうな行為が逆に状態を悪化させてしまうこともあるため、冷やし方に関しては適切な方法を採る必要があります。
目次
腫れている時期に合わせてまぶた周辺を冷やしましょう
二重の整形手術後、患部を冷やすのは主に腫れ対策としての意味があります。埋没法、切開法を問わず、手術したまぶたは傷がついている状態です。
傷を修復するために血が患部に集まってよく流れるため、患部が赤くなり、熱を持ってしまうのです。そのままだと腫れが目立ってしまったり、なかなか引かなかったりするため、積極的に冷やしましょう。
具体的な冷やす期間としては、術後当日から3日までは腫れのピークであるため、最低でも3日の間は冷やしておくのがおすすめです。できればその後も、腫れが引いてくるまで、1週間程度は冷やしておくとよいでしょう。
冷やすときは保冷剤や凍らせたタオルなどが便利です。患部が熱を持っていると感じたらそっと当てて冷やしましょう。
まぶたに直接当ててしまうと、まぶたを刺激する原因となってしまうことがあるため、まぶたの周辺から冷やすのがおすすめです。また、周辺を冷やすことで、まぶたの方まで血が集まるのを防ぐことができます。
こまめに冷やし、なおかつ冷やしすぎないことが大切です
冷やす際は数十分押し当てたらいったん離し、インターバルをはさんでからまた冷やすというように、こまめに冷やしたり、外したりを繰り返すことで、血行不良などのリスクを減らすことができます。冷やしすぎも逆によくないというのは、注意点として覚えておくとよいでしょう。
とくに保冷剤など、冷凍庫で冷やして使うようなもの、そうでなくても必要以上に冷たいもので冷やし続けると、凍傷の危険性もあります。もし冷やしている最中で痛みなどを感じた場合はムリに冷やさないようにしましょう。
また、保冷剤にタオルを巻くなどワンクッション置いて冷やすのもよいでしょう。あるいは、ポリ袋に氷ではなく冷たい水を詰めて当てると、顔の凹凸にもぴたりとフィットして冷やしやすいのでおすすめです。
市販されている熱さましのシートなどは、シートに含まれている薬剤が刺激となってしまうことがあるので使わない方が無難です。手術後の肌は普段よりもデリケートなので気をつけましょう。
冷やすだけでなく、温める行為にも注意が必要です
こまめに冷やしていても、あまり腫れが引かないという場合は、冷やす行為だけでなく、日常生活の中で体を必要以上に温める行為もしてしまっているかもしれません。腫れは血流が良くなるとひどくなります。
血行が良くなるようなことをすると、たとえ冷やしていても腫れが収まりにくくなることがあるため、注意が必要です。たとえば、以下の行為があります。
・お風呂の湯船に長く浸かる
・激しい運動
・過度なアルコールの摂取
・マッサージやストレッチ
・冬の暖房をつけた室内など、逆上せるような暑い部屋に長くいる
・冷え性改善のためなどで、血行改善するような薬を飲む
・ビタミンEなど、血行を促進すると言われている栄養素の過度な摂取
これらの中には一見体には良さそうな行為もありますが、腫れを引かせるという点ではよくありません。手術後は冷やすと同時に、このような血行を促進するような行為は控えるようにしましょう。
また、寝る時に枕を高くして、頭を心臓より高い位置に置くことで、頭の方に血が上りすぎることを防ぐことができます。1つひとつは小さなことですが、積み重なると腫れに響いてきます。
適度に冷やし、冷やしすぎず、頭に血を送りすぎないように気をつけていきましょう。
(まとめ)二重の整形後、冷やす期間はどれくらい?
手術後はまぶた周辺を、手術してから2、3日は冷やしてあげる必要があります。ただし、冷やしすぎなど、逆に状態を悪化させてしまう行為もあるため、冷やす方法や冷やす期間中の過ごし方にはよく注意しましょう。
二重整形後に冷やすのは腫れを少しでも早く引かせたり、悪化させたりしないためです。腫れのピークである術後3日を過ぎても、できれば1週間程度は冷やしておくことをおすすめします。
保冷剤などを利用し、まぶた周辺から冷やしていきましょう。
ずっと押し当てるのではなく、たまに離してから再び当てるようにすることで、血行不良や凍傷のリスクを減らすことができます。もし痛みを感じた場合は冷やすのを中断しましょう。
また、冷却シートなどは患部に刺激を与えてしまうので使ってはいけません。
冷やすだけでなく、温めすぎないことも大切です。入浴やアルコールの摂取、激しい運動など体を温めたり、血行をよくしたりする行為は控えた方が腫れが長引かずに済むでしょう。
また、枕を高めにするのも有効です。頭に血が上りすぎないよう気をつけましょう。