まぶたをこすると一時的に腫れることが二重になる原因です


泣いた後やまぶたの痒みでまぶたを擦ったあとに、一重まぶただった人が一時的に二重になることがあります。

しかしこれは、擦ったことでまぶたが腫れて盛り上がったことで、まつ毛付近で皮膚の重なり合いが一時的に起こることによるものです。

だからと言って、まぶたをこすり続けると、たるみの原因になってしまったり、酷い場合には眼瞼下垂を引き起こすことにつながったりもします。

そうなると、目を十分に開けられなくなってしまうこともあるため、注意しましょう。

まぶたを擦った後の二重は、腫れによる副産物です

一重まぶたの方が、何らかのきっかけでまぶたを掻いたり、擦ったりした後に二重になることがあります。

二重まぶたに憧れる方にとっては、嬉しくなってしまう出来事かもしれませんが、しかしこの状態は、まぶたの腫れによって引き起こされているものなのです。

まぶたの皮膚はとてもデリケートです。

特にまつ毛付近は皮膚がとても薄く、擦るなどのちょっとした刺激でまぶた内部に損傷が起こることがあります。

人の体はこの損傷された状態から回復させようと、まぶたに炎症を起こします。

これがまぶたの腫れになります。

まぶたが腫れると血液がたくさん集まったり、細胞内や細胞と細胞の間に液が集まって浮腫んだように腫れたりします。

この腫れによって一時的にまつ毛付近でまぶたの重なり合いが発生し、二重まぶたが出来上がるのです。

「二重になるなら、これで良いな」と思うかもしれませんが、元をたどると原因はまぶたにできた傷です。

そして、何度もまぶたを擦って傷をつけ続けると、まぶた内部で細胞が盛り上がったり、シミができてしまったりなど、思わぬデメリットを引き起こすことも多くなります。

まぶたは決して強く擦ってはいけない部分なのです。

まぶたを擦り続けることで眼瞼下垂を招く危険性もあります


眼瞼下垂という病気があり、その原因は2つほどあります。

一つは、まぶたを引き上げる眼瞼挙筋を支配している動眼神経の麻痺によるもの、もう一つは眼瞼挙筋が剥がれてしまうことです。

まぶたを擦り続けることは、特に後者のような現象を引き起こすと言われています。

まぶたを引き上げる眼瞼挙筋は、まつ毛付近にある瞼板という軟骨に付着しています。

この付着は腕や脚の筋肉の場合とは違って、少々緩めです。

そのため、強い力が加わると、剥がれてしまうことが少なくありません。

泣いた時やまぶたが痒いときにまぶたを強く擦り過ぎると、眼瞼挙筋が瞼板から剥がれてしまうことがあります。

一部分だけが剥がれることもありますし、酷い場合には全て剥がれてしまうこともあります。

一部分が剥がれる場合であっても、重力で下の方向に引っ張られているまぶたの重さを十分に引き上げることができなくなってしまいます。

すると、まぶたが眼球の黒目の部分にかかり、目が据わったような状態になります。

まぶたを十分に引き上げられないと、たとえ元は二重まぶただった方でも一重になってしまうことがあるのです。

二重まぶたにするなら、二重整形が確実かつ安全です

まぶたを擦って腫れを生じたり、眼瞼下垂を引き起こしてしまったりしては意味がありません。

もし美しい二重まぶたに憧れるのであれば、二重整形の施術を受けることをおすすめします。

二重整形の中には腫れが少なく施術期間も短いものもあるため、まぶたに大きな傷をつけることなく、二重まぶたを手に入れることが可能と言えるでしょう。

二重整形の方法にはまぶたにメスを入れる切開法と、切開はせず糸を通すだけの埋没法とがあります。

埋没法であれば、施術後の腫れは翌日までには治まり、48時間後にはメイクも可能です。

つまり、週末に施術を受ければ、翌週月曜日から普通にメイクをして出勤、登校できるようになります。

また、予期せず眼瞼下垂になってしまった方でも、二重整形の施術を行うことで再び目をしっかりと開けることができるようになります。

まぶたは特に皮膚が薄くデリケートな部分ですし、顔の中で周囲の人から最も見られる場所です。

それだけに、傷が残らず綺麗なまぶたを保てるのか心配される方もいらっしゃることでしょう。

美容外科は特に美観を意識しますから、縫合の方法など施術後の傷に細心の配慮をしてくれます。

まぶたにお悩みの際は、ぜひ一度美容外科の医師に相談してみましょう。

(まとめ)まぶたをこすると二重になるのはなぜ?

1.まぶたをこすると一時的に腫れることが二重になる原因です

まぶたをこすると、まぶたが腫れて盛り上がり、一時的に二重まぶたになることがありますが、まぶたを擦り続けると眼瞼下垂になってしまう危険性があります。

また、デリケートなまぶたの皮膚が傷つき、まぶたのたるみにつながることもあります。

2.まぶたを擦った後の二重は、腫れによる副産物です

まぶたを擦ると二重になることがありますが、その理由はまぶた内部での組織の損傷による腫れや浮腫みです。

まぶたを二重にしたいからと擦り続けると、シミができることや細胞が増えてまぶたが盛り上がってしまうこともあります。

3.まぶたを擦り続けることで眼瞼下垂を招く危険性もあります

まぶたを強く擦り過ぎると、まぶたを引き上げる眼瞼挙筋が付着している瞼板から部分的、あるいは完全にはがれてしまうことがあります。

すると、まぶたを十分に引きあがられず、眼瞼下垂が引き起こされてしまいます。

4.二重まぶたにするなら、二重整形が確実かつ安全です

二重まぶたに憧れるなら、まぶたを擦らず美容外科の医師に相談してみましょう。

まぶたを傷つけることなく、安全確実に二重まぶたにすることができます。

また、眼瞼下垂の治療にも二重整形が有効です。

切らない二重術(埋没法)

極細の糸をまぶたに埋め込む方法です。腫れが少なく、ふたえのり感覚でできます。

切る二重術(切開法)

まぶたを切開したラインで二重を作ります。同時に余分な皮膚や脂肪を取り除くことができます。

目元形成

目のまわりや眉の下を切開し、目の形を整えます。視野が広くなる効果もあります。

眼瞼下垂

まぶたを引き上げる力を強くして、眼瞼下垂やそれにともなう頭痛・肩こりを解消します。

目元のたるみ取り

目の下のふくらみ(脂肪)やくぼみを取り除くことで、目元を若々しくします。

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運営クリニック湘南美容クリニック 新宿本院
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院長中村 大輔

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