まつ毛エクステでまぶたへのたるみが起こることがあります


まぶたを引き上げる眼瞼挙筋は、とても薄くて弱い筋肉です。

目を開けるとき、眼瞼挙筋はまぶたとともにまつ毛の重さも引き上げています。

そのため、まつ毛エクステを付けると急にまぶたが重たくなり、眼瞼挙筋がまぶたを十分に引き上げられず、まぶたがたるんだように見えてしまう場合があるのです。

このたるみを改善する方法に、二重整形の手法を用いてまぶたを引き上げる方法があります。

多くは、まぶたのまつ毛付近に対して行われます。

まつ毛エクステを付けたままで二重整形をすることは不可能ではありませんが、デメリットも多いとされています。

まぶたを引き上げる筋肉はとても弱いのです

上まぶたの中には、2つの筋肉があります。

一つは目を閉じるために働く眼輪筋、もう一つはまぶたを引き上げるために働く眼瞼挙筋です。

目を閉じるとき、つまりまぶたを下す際は、まぶたに重力がかかります。

そのため、眼輪筋が強く収縮しなくてもまぶたは自然に降りていきます。

眼輪筋は目をギュッとつぶる時などに、主に働きます。

一方、目を開ける際は重力と反対の方向に、まぶたを引き上げなければなりません。

まぶたを触っていただくとわかるかと思いますが、眼瞼挙筋は腕や脚の筋肉程の厚みや大きさはありません。

とても薄く弱い筋肉なので、目を閉じてまぶたに軽く触れただけでもまぶたが重たくなり、目を開けづらくなります。

また、まぶたにはまつ毛が付着しています。

眼瞼挙筋は、まぶたと同時にまつ毛の重さも引き上げています。

例えば、まつ毛の上にマッチ棒などを載せてみるとどうなるでしょうか?

指で持てば持っていることを感じない程軽いマッチ棒ですが、まつ毛に載せるとまぶたがとても重たくなったように感じます。

眼瞼挙筋はそれほど、弱い筋肉なのです。

まつ毛エクステをつけるとその分だけまぶたが重たくなります


濃く長いまつ毛は、女性の目元を魅力的にみせてくれます。

そのため、ビューラーとマスカラできれいにカールした長いまつ毛に憧れる女性は、非常に多いことと思います。

そのためか、まつ毛エクステでまつ毛を濃く長く見せようとする女性たちが非常に増えています。

目を開ける際は、眼瞼挙筋がまぶたと共にまつ毛の重さも持ち上げているという話をしましたが、まつ毛エクステで急にまつ毛が重たくなると、眼瞼挙筋にとってはとても大きな負荷となります。

まつ毛エクステ程度でと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、指で持てばさほど重さは感じないまつ毛エクステですが、筋力的に非常に弱い眼瞼挙筋にとってはとても大きな負荷となります。

その重さは、一般の女性たちが相撲の力士を持ち上げるほどに匹敵すると言われているのです。

腕や脚の筋肉がそれ程大きなものを持ち上げると、いずれ疲れて力を発揮できなくなってしまいます。

それと同じように、眼瞼挙筋も徐々にまつ毛エクステの重さに疲れまぶたを引き上げられなくなっていくのです。

その結果、目が据わったようになりまぶたがたるんだように見えることがあります。

二重整形時のまつ毛エクステ装着には注意が必要です

まつ毛エクステをしていてもたるみが見えないようにするためには、二重整形が効果的な場合があります。

この二重整形とは、まつ毛付近の皮膚を眼瞼挙筋や、眼瞼挙筋が付着している瞼板と糸で結ぶなどして、直接引き上げる方法です。

この施術を行う事で、まぶた付近が眼瞼挙筋に近づくため、直接引き上げることができます。

ただ、まつ毛エクステをしたままで二重整形の施術をする際には注意が必要です。

埋没法の場合、まぶたの裏側から施術を行うため、まぶたを裏返す必要があります。

そのとき、まつ毛エクステが一時的に外れてしまうことがあります。

あるいは、切開法の場合には、術野にまつ毛がかかってしまう場合があり、こうなると施術に時間がかかってしまうことがあります。

すると、施術後の腫れが長く続いてしまったり、細菌の感染によって術後のまぶたの腫れが強くなったりしてしまうことがあるのです。

まつ毛エクステを付けていても二重整形は可能です。

しかし、まつ毛エクステの接着剤などが悪影響を及ぼす可能性もあるため、二重整形の施術を受ける際には、まつ毛エクステは付けていかない方が良いと言えるでしょう。

(まとめ)まつ毛エクステによってまぶたのたるみが起こる?

1.まつ毛エクステでまぶたへのたるみが起こることがあります

まつ毛エクステを付けるとまぶたが重たくなり、弱い眼瞼挙筋への負荷が大きくなるためにまぶたがたるんだようになってしまうことがあります。

まつ毛エクステをつけたままでの二重整形は、デメリットも多いのであまりおすすめはできません。

2.まぶたを引き上げる筋肉はとても弱いのです

まぶたの内部にある眼瞼挙筋は、とても薄くて弱い筋肉です。

目を閉じる際は重力が助けとなってさほど強い筋力を必要とはしません。

しかし眼瞼挙筋は重力とは反対方向にまぶたを引き上げなければいけないため、まぶたやまつ毛の重さが負荷となります。

3.まつ毛エクステをつけるとその分だけまぶたが重たくなります

指で持つとさほど重さを感じないまつ毛エクステですが、まぶたに付けると眼瞼挙筋にとっては非常に重たいものなのです。

そのため、眼瞼挙筋が疲れて力を発揮できなくなり、目を十分に開けられずまぶたがたるんだように見えることがあります。

4.二重整形時のまつ毛エクステ装着には注意が必要です

二重整形でまぶたを引き上げやすくすることで、たるみを改善させることができます。

ただし、二重整形を受ける際にはまつ毛エクステを装着しない方が、施術後の腫れが長引いたり腫れが強くなったりすることを予防できます。

切らない二重術(埋没法)

極細の糸をまぶたに埋め込む方法です。腫れが少なく、ふたえのり感覚でできます。

切る二重術(切開法)

まぶたを切開したラインで二重を作ります。同時に余分な皮膚や脂肪を取り除くことができます。

目元形成

目のまわりや眉の下を切開し、目の形を整えます。視野が広くなる効果もあります。

眼瞼下垂

まぶたを引き上げる力を強くして、眼瞼下垂やそれにともなう頭痛・肩こりを解消します。

目元のたるみ取り

目の下のふくらみ(脂肪)やくぼみを取り除くことで、目元を若々しくします。

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運営クリニック湘南美容クリニック 新宿本院
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院長中村 大輔

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