
美容整形・美容外科TOP > 当院が選ばれる理由 > 当院の学術・海外技術交流
村松 英俊
Hidetoshi Muramatsu
湘南美容外科 大阪梅田院
短鼻や低鼻、アップノーズが多い東洋人に対する整鼻術として、鼻中隔延長術は非常に有用である。しかし鼻のみを抽出すれば鼻中隔延長術の良い適応であったとしても顔全体とのバランスを考慮すると付加手術が必要になることもある。今回は側貌に着目し、普段演者が行っている鼻中隔延長術時の付加手術に関して症例を供覧しつつその適応や注意点について私見を述べる。
吉原 伯
Nori Yoshihara/Kazuaki Yamaguchi
湘南美容クリニック
【背景】
新しい脱毛方式である蓄熱式脱毛(蓄熱式)が普及してきている。我々は、従来式のレーザー脱毛(従来式)と蓄熱式の両方を使用している。両者の使用経験を元に、治療効果および合併症について、比較検討を行った。
【方法】
(1)2017/5/15~2017/9/28 において、脱毛治療を行い、合併症が起きたものを集計した。80,318 件に対して、不均一な効果、および熱傷、凍傷発症について x² 検定に よって検討を行った。
(2)2016/1/1~2017/9/8 において脱毛を行い、硬毛化が起きたものを集計した。硬毛化については 379,877件について x² 検定によって検討を行った。
(3)2017/9/1~ 2017/9/30 において、脱毛治療後 1 ヶ月以上経過している方を対象に行い、治療効果については従来式 300 名、蓄熱式 406 名に対して主観的に評価してもらうアンケートを実施した。それらについて x² 検定によって検討を行った。
【結果】
(1)不均一な効果において、蓄熱式 (0.078%) の方が従来式 (0.31%) よりも有意に優れていた。(p<0.01)。熱傷、凍傷においては有意差を認めなかった。
(2)硬毛化の発生頻度は、蓄熱式 (0.0034%) の方が従来式 (0.13%) よりも優位に低率であった。(p<0.01)。
(3)効果の実感においては、有意差を認めなかった。【結論】蓄熱型の方が従来式に比較して , 効果は同等で合併症発生頻度が低いことが示された。
【結論】
蓄熱型の方が従来式に比較して , 効果は同等で合併症発生頻度が低いことが示された。
名倉 俊輔
Shunsuke Nagura
湘南美容外科 秋葉原院
【目的】
美容外科領域において、頬脂肪体 (buccal fat pad 以下 BFP) は減量手術の対象となる。口腔内アプローチで剥離範囲も狭いため、術後の社会復帰が早期に見込める。一方、Face-Q® は、新しい Patient-oriented outcome のツールとして独立した項目評価ができる標準化された質問票である。今回我々は、BFP 減量術の患者満足度調査として、Face-Q® を実施した。
【方法】
対象は、2014 年 2 月から 2017 年 6 月において、当施設で行なった女性 BFP 減量術患者とした。除外項目として、術後 3 ヶ月未満、不完全データ、研究参加拒否とした。手術時年齢、性別、および術後 3 ヶ月から26 ヶ月における Face-Q® におけるスコアを検討した。
【結果】
40 例のアンケートの回答を得た。平均年齢 29.5 歳 ( ± 5.2 歳 ) であった。Face-Q® の平均スコアは、小顔効果 3.4( ± 0.6)、若返り効果 3.0( ± 0.9)、笑顔効果 3.2( ± 0.8)、頬の輪郭の美しさ 3.2( ± 0.6)、写真効果3.2( ± 0.8) であった。
【結論】
BFP 減量術は、Face-Q® における高い満足度を示した。手術動画、術前後の MRI 所見などを含めて考察する。
古澤 雅史
Masafumi Furusawa
湘南美容クリニック
【背景】
スレッドリフトはダウンタイムも少なく、切らずに行えるという事で人気の高い治療となっている。中顔面のたるみ治療に対して、著者独自のデザインによるスレッドリフトを用い術前後の効果を検討した。
【対象と方法】
2013 年 8 月より 215 例(平均年齢 46.6 歳[23-89 歳]、男女 :8 人、207 人 ) に対して、当施術を行なった。3D リフト(シルエットリフト ®8コーン)はいずれも片側 3 本ずつ計 6 本を用いた。代表症例を供覧し、術式について報告する。
【結果・考察】
Mid-face の垂直方向へのリフトアップはデザインが重要で、3D リフト ( シルエットリフト ®) が有用であった。
福澤 見菜子
Minako Fukuzawa
湘南美容クリニック 松戸院
【目的】
小陰唇縮小術は 1984 年に Hodgkinson らにより報告され、2016 年の ISAPS Global Statistics によると症例数は年間 45% 増加し世界的に最も成長率の高い美容外科手術である。我が国でも同様の傾向がみられ、演者も年間 400 症例以上を執刀している。小陰唇縮小術は陰部の圧迫感等日常生活における不便さが受診動機となる事も多く、手術で高率に改善されるため術後満足度が高いのが特徴である。一方で他部位よりも術後疼痛を強く訴える患者が多いと感じている。今回われわれは小陰唇縮小術において局所麻酔薬持続徐放性リポソーム製剤(Exparel$(D”n、米国 Pacira 社)を使用し術後疼痛管理に有効な結果を得たので報告する。
【方法】
2017 年 5 月から 10 月までの期間に当施設で両側小陰唇縮小術を行った患者のうち希望した 30 名に対し手術終了時に Exparel$(D”n と 1%XylE を片側ずつ局所注入した。手術手技によるバイアスを避けるため手術は全例演者(医師歴 12 年、形成外科専門医)が執刀し Numerical Rating Scale(NRS)を用いた術後 1週間までの痛みの強さと鎮痛剤内服回数を調査した。
【結果】
術直後から術後半年までに合併症や手術結果に対する不満は一例もなかった。Exparel$(D”n 使用側のNRS は術当日 82%、 1POD 69%、2POD 66%、3POD 56%、7POD 57% 軽減した。鎮痛剤内服回数の合計は平均 4.0 ± 4.1 回で、平均以上内服した痛みを 感じやすい群では Exparel$(D”n を使用するとより鎮痛効果を得やすいことがわかった。またこの効果は術後早期ほど顕著であった。
【考察】
Exparel$(D”n は小陰唇縮小術の術後疼痛対策として有効であると考えられた。しかし鎮痛効果により血腫等の周術期合併症を見逃す可能性があるため、執刀医には着実な手術操作が求められると思われた。
竹内 直生/相川 佳之
Naoki Takeuchi/Kazuaki Yamaguchi/Yoshiyuki Aikawa
湘南美容クリニック
【背景・目的】
日本国内における Social Networking Service(SNS)の利用者は年々増加しており 2018 年末には 7486 万に達すると報告されている。その中でも Instagram 利用者の増加は著明で 20 歳代女性の利用率は 57% に上る。当院でも Instagram を含む SNS を積極 的に導入しており、より高度な治療法を配信している。今回、SNS の受診動機、埋没重瞼術の術式選択等に与える影響を検討した。
【対象と方法】
2017 年 7 月から 2 カ月間で埋没重瞼術施行目的に当院を受診、アンケートを実施し有効回答を得られた300 例に関して後方視的検討を行った。なお重瞼術施行歴のある症例は除外した。 年齢、性別、希望の手術方法、受診動機、Instagram 参照アカウント、Instagram を利用する理由を統計学的に検討した。アンケートは配表調査法にて実施した。
【結果】
受診年齢は 20 歳代が 62%(186 例)であった。受診動機としてホームページが 40%(120 例)に上り SNSは 21%(63 例)で関連していた。SNS を見て受診した群(63 例)は対照群(237 例)と比較し単変量解析にて高度な手術法選択と有意に関連していた (P=0.01)。
【結論】
SNS が受診動機であることは高度な手術方法を選択することと有意に関連しており SNS が手術法選択の一助となる可能性が示唆された。
長谷川 裕之
Hiroyuki Hasegawa/Kazuaki Yamaguchi
湘南美容クリニック
【背景】
よりダウンタイムの少ない埋没重瞼法として経結膜的埋没法がある。今回、同一術者によって行なった経結膜埋没法について後方視的に検討を行なった。
【方法】
2015 年 12 月から 2017 年 6 月までの 879 例の患者背景および術後の重瞼消失率およびその他訴え等を検討した。
【結果】
平均年齢 27.5 歳(標準偏差 22.3)、女性 825 人、男性 54 人であった。平均フォロー期間は 287.6 日(標準偏差 173.0)であった。重瞼線の消失および幅の短縮に伴う再手術は 22 例(2.5%)認めた。また重瞼幅または重瞼線の左右差の訴えは 10 例(1.1%)認めた。結膜側からの糸の露出による異物感は 0 件(0%)であった。
【結論】
経結膜法による重瞼術は、合併の少ない、安定した術式と考えられる。今後前向き比較試験等によりさらなる検討を行う予定である。
竹田 啓介
Keisuke Takeda
湘南美容クリニック 横浜院
【目的】
脂肪吸引における合併症として貧血は重要である。今回、我々は脂肪吸引における周術期パラメータと貧血の相関性について後方視的に調査した。
【方法・対象】
2017 年 5 月から 2017 年 9 月において当院にて脂肪吸引を行なった男女 50 名(男性 1 名、女性 49 名)に対して、脂肪吸引の部位、術前 BMI、手術時間、脂肪採取量および術前後の血中ヘモグロビン値(Hb)およびその変化量を調査した。手術部位別において Hb 減少を手術時間で除し 1000 倍した係数 R(Hb)を算出し比較した。手術前後における脂肪採取量、術前 BMI、手術時間と Hb 減少量においてそれぞれ相関性を検討した。
【結果】
男性1名、女性49名、平均年齢37.4歳(20-60歳)であった。腹部18例、腹部+上腕3例、大腿12例、下半身 7 例、上腕 7 例、下腿 1 例、上背部 2 例であった。術前平均 Hb は 13.3(標準偏差 1.0)に対して術後 Hb11.4(標準偏差 1.4)と優位に Hb の減少を認めた(p<0.001, t 検定)。R(Hb)は、腹部および大腿を含む下半身の脂肪吸引において、それぞれ 20 以上と高値を示した。脂肪採取量と Hb 減少量は優位に相関性を認めた(R2=0.88)。一方、術前 BMI および手術時間と Hb 減少量に対して優位な相関を認めなかった。
【考察】
腹部および大腿部を含む脂肪吸引では手術時間に関わらず、脂肪採取量が多くなるため Hb の減少量が優位に高値となった。脂肪吸引における Hb への影響は脂肪吸引量に純粋に影響することが示唆された。
新明 康宏
Yasuhiro Shinmyo
湘南美容クリニック 上野院
【背景】
女性の乳頭縮小症術に比較して男性の乳頭縮小症術は比較的少ない。一方で、デザインに関して男性特有の特殊な希望が見られることがある。今回、自験例において男性の乳頭縮小術におけるデザインの希望を含めて調査し検討した。
【対象、方法】
2014 年 2 月から 2017 年 9 月において、当院で乳頭縮小を希望で受診された男性 13 人に対して後方視的に調査を行なった。乳頭の高さに関して、3 段階に分類した。また手術成約率に関し女性例と比較した。
【結果】
男性の乳頭縮小希望者は高さのないフラットな乳頭を希望する率が最も高かった(54.8%)。女性手術成約率 37.5% に対して男性 61.5% と手術成約率は高率であった。
【結語】
男性乳頭縮小患者は高さのないフラットなデザインを高率に希望することがわかった。一方で、受診者の中には正常な形態を損なうような形態を希望することもあり、特殊な同意書の整備、慎重な対応が必要となる場合があると考えられた。
岩間 晋 医師
内田 悠記 医師
王 正 医師
金子 俊彦 医師
桐渕 英人 医師
越宗 靖二郎 医師
佐藤 祥恵 医師
鈴木 桂介 医師
住田 公亮 医師
多田 彩子 医師
遠山 章子 医師
鍋 壮一郎 医師
深田 賢吾 医師
舟本 貴志 医師
毛利 理人 医師
森脇 大貴 医師
吉本 如良 医師
豊田 ゆきほ 医師
永田 望 医師
洪 在潤 医師
荒井 香織 医師
井上 紘基 医師
大野 津介 医師
奥村 智子 医師
木下 竜臣 医師
酒井 知子 医師
芝 容平 医師
立川 亜理沙 医師
田中 優太 医師
則本 翔 医師
深江 邦彦 医師
前田 翔 医師
増田 えりか 医師
松本 祐人 医師
向井 英子 医師
柳川 央徒 医師
山田 佑樹 医師
岩間 晋 医師
植田 一樹 医師
王 正 医師
木田 光則 医師
坂西 寛信 医師
島田 幸一 医師
新明 康宏 医師
鈴木 桂介 医師
田村 暢章 医師
野口 祥世 医師
長谷川 祥子 医師
早田 台史 医師
平松 敦 医師
前波 希映 医師
毛利 理人 医師
山本 高士 医師
飯田 秀夫 医師
蒲池 弘樹 医師
立川 惇里 医師
淺井 潤彦 医師
岩脇 槙佑 医師
江連 良季 医師
円戸 望 医師
鴨田 隆弘 医師
小池 泰弘 医師
斉藤 浩一 医師
須田 陽一 医師
孫 駿一郎 医師
高橋 淳 医師
竹内 直生 医師
福田 康裕 医師
古澤 雅史 医師
本田 賢治 医師
本間 重行 医師
前田 進太郎 医師
吉本 如良 医師
飯田 秀夫 医師
相澤 勝喜 医師
赤尾 健 医師
岩砂 里美 医師
植田 一樹 医師
梶山 典彦 医師
芝 容平 医師
島田 幸一 医師
田中 永紅 医師
田中 龍二 医師
名倉 俊輔 医師
西村 枝里子 医師
則本 翔 医師
早田 台史 医師
藤巻 直人 医師
吉原 伯 医師
居川 和広 医師
相澤 勝喜 医師
岩砂 里美 医師
植田 一樹 医師
上原 憂大 医師
梶山 典彦 医師
島田 幸一 医師
高川 裕也 医師
田中 永紅 医師
名倉 俊輔 医師
則本 翔 医師
前田 進太郎 医師
山田 佑樹 医師
吉原 伯 医師
和田 亜美 医師
居川 和広 医師
後藤 龍学 医師